４月の雨

(とおくまでとどいているだろうかときどきふあんになるけれど)

遠くまで届いているだろうか　時々不安になるけれど

(あのひめくったぺーじのさきにはあふれるほどかきなぐったおもい)

あの日めくったページの先には　あふれる程書き殴った想い

(こぼれそうななみだのおくのひそむいみにきがつけなかった)

こぼれそうな涙の奥の潜む意味に気が付けなかった

(なんねんもなんねんもまえのとおいむかしがいまでもきのうのことのよう)

何年も何年も前の遠い昔が　今でも昨日の事のよう

(４がつのあめゆっくりはだをぬらすしらせ)

4月の雨　ゆっくり肌を濡らす知らせ

(あなたもどこかでおなじときをいきている)

あなたもどこかで同じ時を生きている

(ふたりだけできめたやくそくにえいえんのひみつをかわした)

二人だけで決めた約束に永遠の秘密を交わした

(あのひからくりかえしかならずまどのそとはもうあさがきている)

あの日から繰り返し必ず　窓の外はもう朝が来ている

(そらのいろにまけぬようにとあなたがえがくゆめがすきだった)

空の色に負けぬようにとあなたが描く夢が好きだった

(ためいきはおとになりみみにこころにささるいまでもきのうのことのよう)

ため息は音になり耳に心に刺さる　今でも昨日の事のよう

(ひとみはあめあがればえがおにあえるしらせ)

瞳は雨　上がれば笑顔に会える知らせ

(かぜがそでをぬけあたしをあすへみちびく)

風が袖を抜けあたしを明日へ導く

(きっとあなたはきっとあなたはあなたをこえるひがくる)

きっとあなたはきっとあなたは　あなたを超える日が来る

(そんなあなたをそんなあなたをいまでもおもっています)

そんなあなたをそんなあなたを　今でも想っています

(４がつのあめゆっくりはだをぬらすしらせ)

4月の雨　ゆっくり肌を濡らす知らせ

(あなたもどこかでおなじときをいきている)

あなたもどこかで同じ時を生きている

(きせつはめぐるひとつぶあかいみをおとして)

季節は巡るひと粒　赤い実を落として

(あなたをまってるかわらずにこれからも)

あなたを待ってる　変わらずにこれからも

(きせつはまたくるあなたにもあたしにも)

季節はまた来る　あなたにもあたしにも