針降る都市のモノクロ少女
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歌詞(問題文)
(あかいくもけむるじょうきとゆらぐてつのとう)
紅い雲 煙る蒸気と揺らぐ鉄の塔
(ひこうせんつみかさねたびるまをめぐる)
飛行船 積み重ねたビル間を巡る
(きりさめがふるひびさえかくす)
霧雨が降る、日々さえ隠す
(うるさくなりやまないかくめいのおと)
煩く鳴り止まない革命の音
(わたしはねふだもないみうりでした)
わたしは値札もない身売りでした
(このてをあなたはたぐりよせました)
この手を貴方は手繰り寄せました
(かちがうまれたそんなきがしました)
価値が生まれた、そんな気がしました
(そのてのあかいろがきれいでした)
その手の赤色が綺麗でした
(なんどもきせつがめぐって)
何度も季節が巡って、
(なんどもてをひかれて)
何度も手を引かれて、
(ゆびきりげんまんもしたのです)
ゆびきりげんまんもしたのです
(かいそうにからだとむねをはずませとおりみちをぬけだした)
回想に身体と胸を弾ませ、通り道を抜け出した
(せつなあなたのはなびらちらばった)
刹那、貴方の花弁、散らばった
(どうしてなんでどうして)
どうして?なんで、どうして!?
(さけべどあなたはくずれるばかり)
叫べどアナタは崩れるばかり
(だきよせてにおいにえずく)
抱き寄せて、臭いに嘔吐く
(こきゅうができないななきわめく)
呼吸ができないな 泣き喚く
(どうしていやだよどうして)
どうして、嫌だよ、どうして?
(しだいにぞうぞうぞうはかたちをなす)
次第に憎、増、像は形を成す
(うそつきどもにあいをささぐ)
嘘吐き共に愛を捧ぐ
(それこそわたしのいきていくあかし)
それこそわたしの生きていく証
(あのひのおとがやんでいくこのせかいで)
彼の日の音が止んでいくこの世界で
(わたしはしあわせのたねうえつづけていた)
私は幸せの種、植え続けていた
(みのったかじつのいろはわからないがこのまちのすべてをてにいれていた)
実った果実の色はわからないが、この都市の全てを手に入れていた
(ひとりきせつをこわした)
一人、季節を壊した
(ふたりみらいをうばった)
二人、未来を奪った
(だれにもきづかれないようにね)
誰にも気づかれないようにね
(しゅうかくはあせらずじかんをかけてつまみぐいはほどほどに)
収穫は焦らず、時間をかけて、つまみ食いはほどほどに
(すべてみきさーにかけるそのひまで)
全てミキサーにかけるその日まで
(はいていろがおちてこころはくさりくずれてしまった)
吐いて、色が落ちて、心は腐り、崩れてしまった
(それがなにつごうがいいわ)
それが何? 都合がいいわ
(ゆるさずにすむものつめをかむ)
許さずに済むもの 爪を噛む
(あいしてそしてこやして)
愛して、そして肥やして、
(みけんにたんたんたんっとつみをうつ)
眉間に淡々“タンッ”、と罪を打つ
(うらむのならばさいをうらんで)
恨むのならば賽を恨んで
(しのめがきみをみつめてたのよ)
四の目がキミを見つめてたのよ
(ときはみちてゆめおろしてなきがらたちにひをはなて)
時は満ちて、夢堕ろして、亡骸たちに火を放て
(ちゃちなれいはいもいのちごいも)
チャチな礼拝も、命乞いも、
(むかちでしかないのですばいばい)
無価値でしかないのです。バイバイ
(さぁていかされたあなたたちへ)
さぁて、生かされた「 」達へ
(めいんでぃっしゅをめしあがれ)
メインディッシュを召し上がれ
(あいのざんがいのちゅうしんであのひをむねにむねんをだいてちれ)
愛の残骸の中心で、彼の日を胸に無念を抱いて散れ
(しろとくろしかないせかいはなんでいろをとりもどせないままなのでしょう)
白と黒しか無い世界は なんで色を取り戻せないままなのでしょう
(どうしてああどうしてあなたはわたしをいかしてくれたのですか)
どうして、嗚呼、どうして 貴方は私を生かしてくれたのですか?
(ねぇあなたはいないのに)
ねぇ、貴方はいないのに
(あふれた)
溢れた
(どうしてなんでどうして)
どうして、なんで、どうして?
(こころはすこしもみたされないの)
心は少しも満たされないの?
(わらえるとおもってたのにふりしかできないな)
笑えると思ってたのに フリしかできないな
(ひざまずく)
跪く
(どうしてどうしてどうして)
どうして、どうして、どうして?
(あなたとふたりでしあわせになりたかった)
貴方と二人で幸せになりたかった
(それだけなのになにもかもきえてしまった)
それだけなのに 何もかも消えてしまった
(かのじょはおかまであるきました)
彼女は丘まで歩きました
(ひとつのぼひょうのまえにたどりつきました)
一つの墓標の前に辿り着きました
(いとまをすこしいただきますねと)
暇を少しいただきますね、と
(ほほえんでまぶたをとじました)
微笑んで瞼を閉じました