意味が分かると怖い話46 概要欄に説明あり
占い師が言っていたことが本当だとしたら、笑えない状況になってしまいますよね。
父親が翌朝亡くなるなんて言われているのですから。
しかし、主人公の身の回りの人物が亡くなることを見事に言い当ててしまいました。
ということは、占い師の言っていたことは本当のことになります。
本当の父親というのは、ご飯を食べていた目の前の男性ではなく、翌朝新聞を届けに来た配達員だということです。
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問題文
(さいきん、わたしはどうぶつうらないというものをやってみた。)
最近、私は動物占いというものをやってみた。
(けっかはどうあれ、それをきっかけにうらないにはまるようになった。)
結果はどうあれ、それをきっかけに占いにはまるようになった。
(それからさいとなどでうらないをやっていたのだが、)
それからサイトなどで占いをやっていたのだが、
(そのうち、ほんもののうらないしさんにうらなってもらいたい。)
そのうち、本物の占い師さんに占ってもらいたい。
(そうおもうようになった。)
そう思うようになった。
(そしてきょう。)
そして今日。
(ほんもののうらないしさんにうらなってもらえるようになった。)
本物の占い師さんに占ってもらえるようになった。
(きょうはとてもわくわくしている。)
今日はとてもわくわくしている。
(そして、うらなってもらったら、)
そして、占ってもらったら、
(「あなたはふこうたいしつです」)
「あなたは不幸体質です」
(といわれ、あまりいいけっかではなかった。)
といわれ、あまりいい結果ではなかった。
(たしかに、わたしのははおやはわたしをうんでからすぐになくなった。)
確かに、私の母親は私を生んでからすぐに亡くなった。
(というはなしをきかされていた。)
という話を聞かされていた。
(そしてさいごに、)
そして最後に、
(「あなたのちちおやはよくあさなくなってしまいます」)
「あなたの父親は翌朝亡くなってしまいます」
(そういわれてしまった。)
そういわれてしまった。
(それがきになってしかたがない。)
それが気になって仕方がない。
(そして、よるになった。)
そして、夜になった。
(ちちおやはきょうもおいしそうにごはんをたべている。)
父親は今日もおいしそうにご飯を食べている。
(いつもにやにやわらっていて、)
いつもにやにや笑っていて、
(なにをかんがえているかわからない。)
何を考えているかわからない。
(そんなちちおやでも、やっぱりそだててくれたことにはかんしゃしているし、)
そんな父親でも、やっぱり育ててくれたことには感謝しているし、
(ちちおやのことはほんとうにこころからそんけいしている。)
父親のことは本当に心から尊敬している。
(そんなことをおもいかえしていると)
そんなことを思い返していると
(けっきょくいっすいもできずにあさになってしまった。)
結局一睡もできずに朝になってしまった。
(わたしはあせってちちのところへいそいだ。)
私は焦って父のところへ急いだ。
(よかった。ごはんをたべている。)
よかった。ご飯を食べている。
(そのすがたをみたしゅんかん)
その姿を見た瞬間
(いままでなやんでいたのがばかみたいだ！)
今まで悩んでいたのがバカみたいだ！
(これをきにもううらないはこりたな。)
これを機にもう占いは懲りたな。
(そうおもった。)
そう思った。
(さて、きょうもしんぶんとどいているかな？)
さて、今日も新聞届いているかな？
(と、げんかんのとびらをあけると)
と、玄関の扉を開けると
(めのまえにひとりのだんせいがたおれていた。)
目の前に一人の男性が倒れていた。