パレード/ハルカミライ

(つないだていつかもらったふうせん)

繋いだ手いつかもらった風船

(かえりみちとちゅうではなしてしまった)

帰り道途中で離してしまった

(つかまえることはできないけど)

捕まえることは出来ないけど

(いまならてばなしたりしないよ)

今なら手放したりしないよ

(あきれちゃうないまさらどうしたの)

呆れちゃうな今更どうしたの

(いきばをうしなったようなかおをして)

行き場を失ったような顔をして

(だれのせいじゃないけどきみのせいにして)

誰のせいじゃないけど君のせいにして

(せいとうかをはかってみるよ)

正当化を図ってみるよ

(いつからおとなになったのだろう)

いつから大人になったのだろう

(おさなかったあのころのぼくら)

幼かったあの頃の僕ら

(こわいものなんてなかったなおまえとなら)

怖いものなんてなかったなお前となら

(まっくらなみちをてさぐりでいくぼくらのゆくえをてらすように)

真っ暗な道を手探りで行く僕らの行方を照らすように

(よるにのびたあのおれんじのあかり)

夜に伸びたあのオレンジの灯り

(きこえるあいのぱれーど)

聴こえる愛のパレード

(むねのこどうとこだまする)

胸の鼓動とこだまする

(そそいだなみだのぱれーど)

注いだ涙のパレード

(ぼくらをさしたとうだいへいこうよ)

僕らを刺した灯台へいこうよ

(ひとなみにかさなってみえたくるまはとおざかる)

人並みに重なって見えた車は遠ざかる

(ごがつゆうがた)

５月夕方

(すこしはやかったきょねんよりも)

少し早かった去年よりも

(あめのにおいがとおりすぎた)

雨の匂いが通り過ぎた

(きらわれることのないようにしったふりのぼくだ)

嫌われることのないように知ったふりの僕だ

(ひとよりもおとらないようにうなずいたきみだ)

人よりも劣らないように頷いた君だ

(なんだかにてるのかなふたりおなじじかんのなか)

なんだか似てるのかな二人同じ時間の中

(とまることなんてきっとないから)

止まることなんてきっとないから

(いつだってやりなおせる)

いつだってやり直せる

(かんじょうせんはきょうもまだとぎれない)

環状線は今日もまだ途切れない

(かんしょうてきなぼくたちはきづかない)

感傷的な僕達は気付かない

(かんじょうせんはきょうもまだとぎれない)

環状線は今日もまだ途切れない

(かんしょうてきなぼくたちのよるにのびたあのおれんじのあかり)

感傷的な僕達の夜に伸びたあのオレンジの灯り

(きこえるあいのぱれーど)

聴こえる愛のパレード

(むねのこどうとこだまする)

胸の鼓動とこだまする

(そそいだなみだのぱれーど)

注いだ涙のパレード

(ぼくらをさしたとうだいでまってる)

僕らを刺した灯台で待ってる

(きこえるきこえる)

聴こえる聴こえる

(さよならあいのぱれーど)

さよなら愛のパレード

(ぼくらもいつかあかりになれるなら)

僕らもいつか灯になれるなら

(としをかさねてもずっとずっとあかりはきえないよ)

年を重ねてもずっとずっと灯は消えないよ