Lullaby

(さびたはぐるまをならして)

錆びた歯車を鳴らして

(あめあがりのさかをのぼった)

雨上がりの坂をのぼった

(おきざりにしてしまったおもいでが)

置き去りにしてしまった思い出が

(やさしくねむるばしょへと)

優しく眠る場所へと

(ここにあったはずなんだ)

ここにあったはずなんだ

(ひみつのぬけみちとあんごう)

秘密の抜け道と暗号

(ちゃんとおぼえていたあいことば)

ちゃんと覚えていた合言葉

(かさねるすべはなくて)

重ねる術は無くて

(どれほどおもったろうか)

どれほど想ったろうか

(いまでもほのかにうかんで)

今でも仄かに浮かんで

(いとしさをゆらすよこがお)

愛しさを揺らす横顔

(ふれていたいよもっとないていたいよもっと)

触れていたいよもっと　泣いていたいよもっと

(でもいつかおとずれるそのひはきたんだね)

でもいつか訪れるその日は　来たんだね

(ぼくももういかなくちゃゆうけいのめろでぃがうたう)

僕ももう行かなくちゃ　夕景のメロディが歌う

(きおくのこもりうたをうたう)

記憶の子守唄を歌う

(こいしをけってあそんだあすふぁると)

小石を蹴って遊んだアスファルト

(とおりあめはしゃいだのきした)

通り雨はしゃいだ軒下

(せかいでいちばんだったひみつきち)

世界で一番だった秘密基地

(いちばんだいじだったやくそく)

一番大事だった約束

(ほこりまみれためっせーじ)

埃まみれたメッセージ

(そっけないふりのまたいつか)

素っ気ないふりの　またいつか

(いいそびれてしまったほんとうは)

言いそびれてしまった本当は

(やりばもなくここに)

やり場も無くここに

(しらないきみのめっせーじ)

知らない君のメッセージ

(きせつはとうにさってしまって)

季節はとうに去ってしまって

(いとしさをゆらすあまおと)

愛しさを揺らす雨音

(ふれていたいよもっとないていたいよもっと)

触れていたいよもっと　泣いていたいよもっと

(しゃようにてをひかれまぼろしはきえてゆく)

斜陽に手を引かれ　まぼろしは消えてゆく

(ぼくももういかなくちゃゆうけいのめろでぃがうたう)

僕ももう行かなくちゃ　夕景のメロディが歌う

(きおくのこもりうたをうたういつまでもうたう)

記憶の子守唄を歌う　いつまでも歌う

(どれほどおもったろうか)

どれほど想ったろうか

(きせきはありえたんだろうか)

奇跡は有り得たんだろうか

(あのひぼくがそこにいたなら)

あの日僕がそこにいたなら

(ふれていたいよもっとないていたいよもっと)

触れていたいよもっと　泣いていたいよもっと

(でもいつかおとずれるそのひはきたんだね)

でもいつか訪れるその日は　来たんだね

(ぼくももういかなくちゃゆうけいのめろでぃがうたう)

僕ももう行かなくちゃ　夕景のメロディが歌う

(きおくのこもりうたをうたういつまでもうたう)

記憶の子守唄を歌う　いつまでも歌う