汽水ガール　Appare！

(きょうもおなじまんいんでんしゃねぼけたままでゆらりゆられて)

今日も同じ満員電車 寝ぼけたままでゆらり揺られて

(にてるようなせいふくきてるだけであんしんしてた)

似てるような制服着てるだけで安心してた

(ひびはすぎてくひかりのようにやりたいこともわかんないまま)

日々は過ぎてく光のように やりたいことも分かんないまま

(そろそろつぎのきせつがはじまる)

そろそろ次の季節が始まる

(きづかないままはなればなれになるよね)

気付かないまま 離ればなれになるよね

(だれだってみんなすこしだけちがうへいちずをもってへい)

誰だってみんな 少しだけ違う (ヘイ!) 地図をもって (ヘイ!)

(よりみちしてるだけみたい)

寄り道してるだけ みたい

(つよくつよくつよくつよくいきてゆけないぼくだって)

強く強く強く強く 生きてゆけない僕だって

(ひとつくらいはいはいまもりたいよいしょものがあるんです)

ひとつくらい (ハイハイ!) 守りたい (ヨイショ!) ものがあるんです

(ないてないてないてないたおなかがへるもんだな)

泣いて泣いて泣いて泣いた お腹がへるもんだな

(きみのもとはいはいそのおもいつたえたいな)

キミのもと (ハイハイ!) その想い 伝えたいな

(せかいはとてもひろいようだてれびのなかにあふれたみらい)

世界はとても広いようだ テレビの中に溢れた未来

(だけどぼくのしりたいことがなんにもわかんないな)

だけど僕の知りたいことが何にも分かんないな

(おとなじゃないしこどもじゃないしきょうかいせんはひがわりじょうたい)

大人じゃないし子供じゃないし 境界線は日替わり状態

(このままずっとつづくきがしてた)

このままずっと続く気がしてた

(たそがれのうどがすこしいきぐるしいけど)

黄昏濃度が 少し息苦しいけど

(だれだってみんなきづかないままへいとけこんでくへい)

誰だってみんな 気付かないまま (ヘイ!) 溶け込んでく (ヘイ!)

(それをみらいとよぶようだ)

それを未来と呼ぶようだ

(もっともっともっともっとがんばんなくてもいいかな)

もっともっともっともっと 頑張んなくてもいいかな

(あとすこしはいはいこのばしょでよいしょだらだらしたいな)

あと少し (ハイハイ!) この場所で (ヨイショ!) ダラダラしたいな

(ひとつひとつひとつひとつこのてでふれたいんだ)

ひとつひとつひとつひとつ この手で触れたいんだ

(みらいならはいはいこれいじょうおしえないで)

未来なら (ハイハイ!) これ以上 教えないで

(ことばにすればつたわらないことばかり)

言葉にすれば 伝わらないことばかり

(あふれてくものなんだきえないでいついつまでも)

溢れてく ものなんだ 消えないで いついつまでも

(つよくつよくつよくつよくいきてゆけないぼくだって)

強く強く強く強く 生きてゆけない僕だって

(ひとつくらいはいはいまもりたいよいしょものがあるんです)

ひとつくらい (ハイハイ!) 守りたい (ヨイショ!) ものがあるんです

(ないてないてないてないたおなかがへるもんだな)

泣いて泣いて泣いて泣いた お腹がへるもんだな

(きみのもとはいはいそのおもいつたえたいな)

キミのもと (ハイハイ!) その想い 伝えたいな

(たそがれをかきわけとどけとどけとどけ)

黄昏をかきわけ 届け届け届け