オリジナルストーリー１

(わたしはいま、いえをでようとしている。なぜなら、ははおやとけんかしたからだ。)

私は今、家を出ようとしている。なぜなら、母親と喧嘩したからだ。

(わたしはずっとかぞくのどれいとして、まいにちかじをしていた。)

私はずっと家族の奴隷として、毎日家事をしていた。

(さいしょのうちは、よろこんでもらえることがうれしくてやっていたが、)

最初のうちは、喜んでもらえることが嬉しくてやっていたが、

(しだいにかぞくはかんしゃすることをわすれ、かじをしていることがあたりまえだと)

次第に家族は感謝することを忘れ、家事をしていることが当たり前だと

(おもうようになった。)

思うようになった。

(それをかんじとったわたしはいかりをおぼえ、ははおやとこうろんになり、いまにいたる。)

それを感じ取った私は怒りを覚え、母親と口論になり、今に至る。

(あたりはしずまりかえったくらやみにつつまれているが、)

辺りは静まり返った暗闇に包まれているが、

(しかいはふしぎなことにさえている。)

視界は不思議なことに冴えている。

(わたしはいかりをむねにしまい、えれべーたーへとあしをはこんだ。)

私は怒りを胸にしまい、エレベーターへと足を運んだ。