モダンタイムス

問題文
(だれかとおなじようなすがたまねて)
誰かと同じような姿真似て
(れーるのうえをころがるおりのなかへ)
レールの上を転がる檻の中へ
(「はぐるまになどなりそこねたほうがいい」とか)
「歯車になどなり損ねた方がいい」とか
(じまんげにいいふらすこうこく)
自慢げに言いふらす広告
(だれかのきめたるーるにしばられて)
誰かの決めたルールに縛られて
(こころにもないことをしゃべるれんしゅう)
心にもないことを喋る練習
(うたがうこともわずらわしくなったものだけ)
疑うことも煩わしくなった者だけ
(このさきへとおりなさいという)
この先へ通りなさいと言う
(どんなきれいにみがいたじゅんじょうなこころだって)
どんな綺麗に磨いた純情な心だって
(めをはなしたすきにだれかがすぐよごしてく)
目を離した隙に誰かがすぐ汚してく
(ぜったいなんていえるようなそんざいもしんじつも)
絶対なんて言えるような存在も真実も
(まきちらしてひをつけたもんがち)
撒き散らして火をつけたもん勝ち
(「みぎへならえ」のみぎはじはみえない)
「右へ倣え」の右端は見えない
(「しらないんですか?もうみんないんすとーるしてるのに!」)
「知らないんですか?もうみんなインストールしてるのに!」
(ぼくたちのかくれがをしってるかい?)
僕たちの隠れ家を知ってるかい?
(そんなのじゃまともにはなれないぞとか)
そんなのじゃマトモにはなれないぞとか
(だめなものはだめなのですとかいうやつらの)
駄目なものは駄目なのですとか言う奴らの
(さすほうとぎゃくにあるけばいい)
指す方と逆に歩けばいい
(「なにかほしくてここにきたんでしょう?」)
「何か欲しくてここにきたんでしょう?」
(しゅみのわるいひがさのおんながいった)
趣味の悪い日傘の女が言った
(いまどきどんなさがしものもわんくりっくで)
今時どんな探し物でもワンクリックで
(あすにはてにはいるというのに)
明日には手に入るというのに
(どこにでもいけるきっぷにぎりしめて)
どこにでも行ける切符握りしめて
(くだらないこのせかいにもうおさらばできるなら)
くだらないこの世界にもうおさらばできるなら
(ぜったいなんていえるようなそんざいもしんじつも)
絶対なんて言えるような存在も真実も
(どこにもないきづいたらenlightend)
どこにもない気づいたらENLIGHTEND
(だれにだってもうふれさせはしない)
誰にだってもう触れさせはしない
(わたしだけのdaydreamtripper)
私だけのDaydreaM Tripper
(andahomecomingsoul)
and a homecoming soul
(ああそうだ、おもいだしたまだあくむのとちゅう)
ああそうだ、思い出したまだ悪夢の途中
(「あとどんくらいしたらおわる」だなんてかんがえた)
「あとどんくらいしたら終わる」だなんて考えた
(そのしゅんかんぬけだせないすぱいらる)
その瞬間抜け出せないスパイラル
(もうやんないってちかったっていみはない)
もうやんないって誓ったって意味はない
(すくいなどはないないとめあ)
救いなどはないナイトメア
(ぜったいなんていえるようなそんざいとしんじつは)
絶対なんて言えるような存在と真実は
(すがりついていたごぎとえるごずむ)
縋りついていたゴギト・エル・ゴズム
(えいえんのようなぜつぼうにひびいた)
永遠のような絶望に響いた
(どこからきこえたこえ?「あぁかわいそうに」)
どこから聞こえた声?「あぁ可哀想に」