恋学者

(わたしのさいしんのけんきゅうではこいとはそんざいしないのです)

私の最新の研究では恋とは存在しないのです

(なぜならたしてもひいてもかけても)

何故なら足しても引いても掛けても

(わりきれないからです)

割り切れないからです

(わたしのさいしんのろんぶんではあいとはそんざいしないのです)

私の最新の論文では愛とは存在しないのです

(でもわりきれないこのかんじょうは)

でも割り切れないこの感情は

(なんだなんだなんだ)

なんだ？　なんだ？　なんだ？

(とけないおもいがまだきえない)

解けない想いがまだ消えない

(かいなしのこたえがふえていく)

解なしの答えが増えていく

(むげんだいにひろがっている)

無限大に広がっている

(あなたへのおもいはたしかにある)

あなたへの想いは確かにある

(これはなにこれはなに)

これは何これは何

(わたしのさいしんのはっけんではすきとはそんざいしないのです)

私の最新の発見では好きとは存在しないのです

(なぜならどんなにこころをのぞいても)

何故ならどんなに心を覗いても

(かくにんできないからです)

確認できないからです

(わたしのさいしんのじっけんではこいにおちるなんてありえません)

私の最新の実験では恋に落ちるなんてありえません

(でもむねいっぱいのこのおもみは)

でも胸いっぱいのこの重みは

(なんだなんだなんだ)

なんだ？　なんだ？　なんだ？

(とけないとけないなにもわからない)

解けない解けない何もわからない

(かいなしはどんどんふえていく)

解なしはどんどん増えていく

(むげんだいにひろがっている)

無限大に広がっている

(あなたへのおもいをつたえられる)

あなたへの想いを伝えられる

(ことばはきっとある)

言葉はきっとある

(こいとはかたちもなくめにみえない)

恋とは形もなく目に見えない

(むげんだいにひろがる)

無限大に広がる

(しょうめいふかのものとかていする)

証明不可のものと仮定する

(ぼくのかんじょうのなかにあるこのきもちは)

僕の感情の中にあるこの気持ちは

(０でもありむげんでもある)

0でもあり無限でもある

(ときにつめたくときにあたたかい)

時に冷たく時にあたたかい

(ときにするどくときにやさしい)

時に鋭く時にやさしい

(どんなものでもわりきれないしょうたいふめいのこのきもちに)

どんな物でも割り切れない正体不明のこの気持ちに

(こたえはない)

答えはない

(よってこのきもちはこい)

よってこの気持ちは恋

(とけないおもいはつづいてく)

解けない想いは続いてく

(えいえんにあなたをかんがえる)

永遠にあなたを考える

(むげんだいにひろがっている)

無限大に広がっている

(あなたへのおもいをつたえられることばは)

あなたへの想いを伝えられる言葉は

(きみがすき)

キミガスキ

(きみがすき)

キミガスキ

(きみがすき)

キミガスキ

(きみがすき)

君が好き