ガリバー旅行記 40 馬の国の旅
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問題文
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(「おまえは、さけというものはのみすぎるとびょうきになるといった。)
「お前は、酒というものは飲みすぎると病気になると言った。
(また、おまえのふねのせんいんたちは、びょうきにかかってしんだといった。)
また、お前の船の船員たちは、病気にかかって死んだと言った。
(これがどうもよくわからん」)
これがどうもよくわからん」
(と、しゅじんはしきりにくびをかしげていいました。)
と、主人はしきりに首をかしげて言いました。
(「ふういぬむにしても、じゅみょうがきてしぬすうじつまえは、)
「フウイヌムにしても、寿命がきて死ぬ数日前は、
(きぶんがすぐれないことがある。)
気分がすぐれないことがある。
(なにかでてあしにけがをして、つらいおもいをすることもある。)
何かで手足に怪我をして、つらい思いをすることもある。
(だが、しぜんというものはつねに、このよのどんなものでも)
だが、自然というものは常に、この世のどんなものでも
(かんぜんなものにしようとしているのだから、)
完全なものにしようとしているのだから、
(いきもののからだに、わざわざくるしみをあたえるはずがない。)
生き物の体に、わざわざ苦しみを与えるはずがない。
(じっさい、われわれふういぬむは、そんなわけのわからないびょうきとやらで)
実際、我々フウイヌムは、そんなわけのわからない病気とやらで
(しぬことはないのに、やふーはどうしてびょうきなどにかかるのじゃ」)
死ぬことはないのに、ヤフーはどうして病気などにかかるのじゃ」
(「このくにのふういぬむにびょうきがないのは、)
「この国のフウイヌムに病気がないのは、
(きっとしぜんにさからわないでくらしているからでしょう」とわたしはこたえました。)
きっと自然に逆らわないで暮らしているからでしょう」と私は答えました。
(「ところが、わたしたちはさっきもいったように、)
「ところが、私たちはさっきも言ったように、
(しゅるいのちがったものをたくさんたべあわせます。)
種類の違ったものをたくさん食べ合わせます。
(はらがへっていなくても、めずらしいものをみればたべたくなり)
腹が減っていなくても、珍しいものを見れば食べたくなり
(さけものみだすとやめられなくなって、よどおしのんだりする。)
酒も飲みだすとやめられなくなって、夜通し飲んだりする。
(そのけっか、からだにむりがしょうじて、びょうきになってしまうのです。)
その結果、体に無理が生じて、病気になってしまうのです。
(そのびょうきは、かぞえあげたらきりがないほどで、)
その病気は、数え上げたらきりがないほどで、
など
(くにじゅうにびょうきがたえたためしがありません」)
国中に病気が絶えたためしがありません」
(「びょうにんはくるしんで、しをまつばかりなのか」)
「病人は苦しんで、死を待つばかりなのか」
(「いいえ、そのために、びょうきをなおすのをしごとにしている)
「いいえ、そのために、病気を治すのを仕事にしている
(いしゃというものがきょういくされています。)
医者というものが教育されています。
(じつは、わたしもそのいしゃのひとりなのです」)
実は、私もその医者のひとりなのです」
(「ほう、しかしおまえがびょうきをなおすいしゃだというのなら)
「ほう、しかしお前が病気を治す医者だというのなら
(おまえのふねのせんいんたちは、なぜたすからなかったか。)
お前の船の船員たちは、なぜ助からなかったか。
(そのてん、いしゃというしごとはいいかげんなものではないか」)
その点、医者という仕事はいい加減なものではないか」
(「いいえ、いしゃというしごとは、べんりなものなのです」)
「いいえ、医者という仕事は、便利な物なのです」
(「どのようにべんりなのか」)
「どのように便利なのか」
(「はい。いしゃはびょうきをなおすものと、わたしはもうしあげましたが)
「はい。医者は病気を治すものと、私は申し上げましたが
(びょうきはておくれになると、どんないしゃがてあてをしてもなおらないばあいがあります。)
病気は手遅れになると、どんな医者が手当てをしても治らない場合があります。
(そこで、いしゃはびょうにんをあいてにしたとき、)
そこで、医者は病人を相手にしたとき、
(まず、これはたすかるかどうかというよそうをたてます。)
まず、これは助かるかどうかという予想を立てます。
(もしだめだとおもえば、かぞくのものにあらかじめ)
もしだめだと思えば、家族の者にあらかじめ
(「もう、たすからないでしょう」とか「あといっかげつはもたないでしょう」と)
「もう、助からないでしょう」とか「あと一か月はもたないでしょう」と
(いいます。そして、そのよそうどおりびょうにんがしんだときは)
言います。そして、その予想通り病人が死んだときは
(「やっぱり、いしゃのいうとおりだった」となっとくして)
「やっぱり、医者の言う通りだった」と納得して
(かぞくはいしゃののうりょくをみとめます」)
家族は医者の能力を認めます」
(「ふむ、ふむ」)
「ふむ、ふむ」
(「ところが、しぬとよそうしたびょうにんも、なにかのぐあいで)
「ところが、死ぬと予想した病人も、何かの具合で
(ひょっこりげんきをとりもどすことがあります」)
ひょっこり元気を取り戻すことがあります」
(「ということは、やっぱりいしゃはいいかげんということに)
「ということは、やっぱり医者はいいかげんということに
(なるではないか」)
なるではないか」
(「いえいえ、かぞくはけっしてそんなふうにはもうしません。)
「いえいえ、家族は決してそんな風には申しません。
(それどころか、「しぬはずのびょうにんをたすけてくれた、すばらしいいしゃだ」)
それどころか、「死ぬはずの病人を助けてくれた、すばらしい医者だ」
(といって、いしゃのうでまえをたたえるのです」)
と言って、医者の腕前を称えるのです」
(「なるほど、どっちにころんでもそんはない。)
「なるほど、どっちに転んでも損はない。
(まったく、いしゃというしごとはべんりにできておるのう」)
全く、医者という仕事は便利にできておるのう」
(しゅじんはなかばおどろき、なかばあきれたというかおでそういいました。)
主人はなかば驚き、なかばあきれたという顔でそう言いました。
(そのいしゃについてのはなしから、さらにわたしはせいじかのしごとやせいじのしくみや)
その医者についての話から、さらに私は政治家の仕事や政治の仕組みや
(ほうりつのことなどもはなしました。)
法律のことなども話しました。
(そのたびに、しゅじんはいろいろしつもんをし)
そのたびに、主人はいろいろ質問をし
(それについてはなっとくがいくまでせつめいをくりかえしました。)
それについては納得がいくまで説明を繰り返しました。
(「おかげで、よいべんきょうができた。やふーのおまえがこれだけのはなしができるほどに)
「おかげで、良い勉強ができた。ヤフーのお前がこれだけの話ができるほどに
(ふういぬむごをのみこんだのには、いまさらながらかんしんする。)
フウイヌム語をのみこんだのには、今さらながら感心する。
(おまえはふういぬむにまさるともおとらぬちのうのもちぬしじゃ」)
お前はフウイヌムに勝るとも劣らぬ知能の持ち主じゃ」
(としゅじんはいいました。)
と主人は言いました。
(「もっとも、ふういぬむといってもすべてがゆうしゅうとはかぎらない。)
「最も、フウイヌムといってもすべてが優秀とは限らない。
(しろげ、くりげ、てつげなどは、あしげ、くろげなどにくらべると)
白毛、栗毛、てつ毛などは、あし毛、黒毛などに比べると
(かたちもわるく、ちのうもおとり、こうじょうしんもない。)
形も悪く、知能も劣り、向上心もない。
(そのため、いつでもしたのくらいにあまんじておる。そういうふういぬむにくらべたら)
そのため、いつでも下の位に甘んじておる。そういうフウイヌムに比べたら
(やふーのおまえのほうが、よっぽどゆうしゅうじゃ」)
ヤフーのお前のほうが、よっぽど優秀じゃ」
(わたしは、だめなうまよりもましだとほめられたわけですが)
私は、ダメな馬よりもましだと褒められたわけですが
(しかしこのとき、なぜかうれしくはありませんでした。)
しかしこの時、なぜかうれしくはありませんでした。
(それよりも、まいにちまいにち、にんげんのいろいろなせいかつをはなすうち)
それよりも、毎日毎日、人間のいろいろな生活を話すうち
(わたしのこころのなかにはいつしか(もしかしたら、うまのほうがずっとかしこくて)
私の心の中にはいつしか(もしかしたら、馬のほうがずっと賢くて
(にんげんはうまよりおとった、みにくいいきものではないだろうか?))
人間は馬より劣った、醜い生き物ではないだろうか?)
(そんなかんがえが、あたまをもたげはじめていたのです。)
そんな考えが、頭をもたげ始めていたのです。