[暗唱シリーズ]土佐日記

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プレイ回数264 難易度(3.5) 402打長文かな

タグ古典

問題文

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(おとこもすなるにきといふものを、)

男もすなる日記といふものを、

(おんなもしてみむとてするなり。)

女もしてみむとてするなり。

(それのとしのしはすのはつかあまりひとひのひの、いぬのときにかどです。)

それの年の師走の二十日あまり一日の日の、戌の時に門出す。

(そのよし、いささかものにかきつく。)

そのよし、いささかものに書きつく。

(あるひと、あがたのよとせいつとせはてて、)

ある人、県の四年五年果てて、

(れいのことどもみなしおへて、げゆなどとりて、)

例のことども皆し終へて、解由など取りて、

(すむたちよりいでて、ふねにのるべきところへわたる。)

住む館より出でて、船に乗るべきところへわたる。

(かれこれ、しるしらぬ、おくりす。)

かれこれ、知る知らぬ、送りす。

(としごろよくくらべつるひとびとなむ、わかれがたくおもひて、)

年ごろよくくらべつる人々なむ、別れがたく思ひて、

(ひしきりにとかくしつつ、ののしるうちによふけぬ。)

日しきりにとかくしつつ、ののしるうちに夜更けぬ。