打首獄門同好会　シュフノミチ

(しゅふはせめるふじみのごとくせまりくるかじにそのみこがして)

主夫は攻める　不死身の如く　迫り来る家事に　その身焦がして

(しゅふはまもるあいするかぞくをそしてきわめるはしゅふのみち)

主夫は守る　愛する家族を　そして極めるは　主夫の道

(まわるまわるまわるきょうもせかいはまわりつづける)

まわる　まわる　まわる　今日も世界はまわり続ける

(そのときしゅふはせんたくきをまわしてる)

その時主夫は　洗濯機をまわしてる

(かけるかけるかけるきょうもだれかがいのちをかける)

かける　かける　かける　今日も誰かが命をかける

(そのときしゅふはたんねんにそうじきをかけている)

その時主夫は　丹念に掃除機をかけている

(ときがすぎゆくまえに)

時が過ぎゆく前に

(きめないときょうのばんごはんを)

決めないと　今日の晩ごはんを

(いかないとすーぱーにかいものを)

行かないと　スーパーに買い物を

(しゅふのたたかいはまだおわらない)

主夫の　家事(たたかい)はまだ終わらない

(しゅふはせめるするどきやいばはとまとをもつぶさずかれいにきりわける)

主夫は攻める　鋭き刃は　トマトをも潰さず　華麗に切り分ける

(しゅふはまもるするどきまなこはとくばいひんをみのがさずかけいをささえる)

主夫は守る　鋭き眼は　特売品を見逃さず　家計を支える

(しゅふはかけぬけるあのまちこのまちままちゃりはしらせて)

主夫は駆け抜ける　あの街この街　ママチャリ走らせて

(しゅふはとまらないそしてきわめつづけるしゅふのみち)

主夫は止まらない　そして極め続ける　主夫の道

(あれもこれもそれもどこもかしこもよごれきってる)

アレもコレもソレもどこもかしこも　汚れきってる

(それでもしゅふはまっしろにあらいあげてく)

それでも主夫は　真っ白に洗い上げてく

(きょうもあすもいつもせかいはなにかくさってやがる)

今日も明日もいつも世界は何か　腐ってやがる

(それでもしゅふはしょくざいをくさらせずつかいきる)

それでも主夫は　食材を腐らせず使い切る

(ときがすぎゆくまえに)

時が過ぎゆく前に

(とがないときょうたくはくまいを)

とがないと　今日炊く白米を

(おさないとすいはんきのぼたんを)

押さないと　炊飯器のボタンを

(しゅふのまもるいえがそこにあるなら)

主夫の守る家が　そこにあるなら

(たたかいのひびはおわらない)

家事(たたかい)の日々は終わらない

(しゅふはせめるふじみのごとくせまりくるかじにそのみこがして)

主夫は攻める　不死身の如く　迫り来る家事に　その身焦がして

(しゅふはまもるあいするかぞくがかえるべきばしょをとわにとこしえに)

主夫は守る　愛する家族が　帰るべき場所を　永遠に永久に

(しゅふはせめるするどきやいばはｄｉｙのあいであをいえじゅうにちりばめる)

主夫は攻める　鋭き刃は　DIYのアイデアを　家中に散りばめる

(しゅふはまもるするどきまなこはよりしんせんなしょくざいをかくじつにみきわめる)

主夫は守る　鋭き眼は　より新鮮な食材を　確実に見極める

(しゅふはかけぬけるいつでもどこでもままちゃりうならせて)

主夫は駆け抜ける　いつでもどこでも　ママチャリ唸らせて

(しゅふはとまらないそしてきわめつづけるしゅふのみち)

主夫は止まらない　そして極め続ける　主夫の道