フランマ/浦島坂田船

※誤字・脱字等ありましたら申し訳ありません。
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歌詞(問題文)
(けっしてきえないわたしのふらんま)
決して消えない、私のフランマ。
(あなたのしあわせもやしてあげようか)
貴女のしあわせ、燃やしてあげようか?
(ただれたおんなにさせたのは)
爛れた炎にさせたのは、
(あのよるのあなたのことば)
あの夜の貴方の言葉。
(きみだけあいしてる)
「君だけ、愛してる」
(あなたにかえすあいだだけゆるされるこのびねつ)
貴女に帰すあいだだけ、許されるこの微熱。
(これいじょうともしてはならない)
これ以上、共してはならない、
(ひとなつのひあそびを)
ひと夏の火遊びを。
(くすぶってわずらわしくてやんでいてあおりやすい)
燻って、煩わしくて、熄んでいて、煽りやすい。
(わたしにしかみせないひかげのかお)
私にしか見せない、日陰の顔。
(ねぇあなたはしらないのでしょう)
ねぇ、貴女は知らないのでしょう?
(それだけがわたしのほのお)
それだけが、私の炎。
(とけおちるほどもとめてるあいを)
熔け落ちるほど求めてる愛を、
(あじわうあなたがじごくほどにくい)
味わう貴女が地獄ほど憎い。
(はぜてしまえというほんしんを)
爆ぜてしまえという本心を、
(はいにするあなたのことば)
灰にする貴方の言葉。
(だれよりあいしてる)
「誰より、愛してる」
(ひとりになるのがこわくてたきつけたできごころ)
ひとりになるのが怖くて、焚きつけた出来心。
(あなたがきがえるまえのじゃけっとにのこりびを)
貴方が着替える前の、ジャケットに残り火を。
(あざやかできらめいてあたたかくてはしゃいでる)
燦やかで、煌めいて、煖かくて、燥いでる。
(わたしにはとどかないひなたのかお)
私には届かない、日向の顔。
(ねぇあなたはどんなきぶん)
ねぇ、貴女はどんな気分?
(にえたぎるわたしのほのお)
燗えたぎる、私の炎。
(わたしのあいをともされたあとの)
私の愛を燈されたあとの、
(えがおであかるくかれだけみていれば)
笑顔で燿く彼だけ見ていれば?
(すすけたわたしのしょうたいを)
煤けた私の正体を、
(あぶりだすあなたのことば)
炙り出す貴方の言葉。
(ほんとうにあいしてる)
「本当に、愛してる」
(ねむるときはひとりひみつをまもるのもひとり)
眠る時はひとり。秘密を守るのもひとり。
(わたしだけどうしてどうして)
私だけ。どうして、どうして?
(あぁかてない)
あぁ・・・・・・勝てない。
(そのらくいんがみもこがすわたしのほのお)
その烙印が身も焦がす、私の炎。
(あなたのここにやけどあとつけて)
貴方のここに火傷跡つけて、
(どこにもかえれないからだにしてみたい)
どこにも帰れない躰にしてみたい。
(ごぜん0じにまたけむりにまかれ)
午前0時にまた煙に巻かれ、
(わたしがわたしじゃなくなるそのまえに)
私が私じゃなくなる、その前に。
(けっしてきえないわたしのふらんま)
決して熄えない、私のフランマ。
(おまえのしあわせいまもやしてやろうか)
お前のしあわせ、いま燃やしてやろうか?
(ただれたおんながやいたのは)
爛れた炎が妬いたのは、
(このよるもあなたのことば)
この夜も貴方の言葉。
(それでもあいしてる)
「それでも、愛してる」