言の葉 by加州清光

(ぼくはきみのかげをおいかけてた)

僕は君の影を追いかけてた

(あのひよりずっと)

あの日よりずっと

(ぼくはにじゅうよじのまくらもとでなみだおとす)

僕は二十四時の枕元で涙落とす

(もしもきみのこころのかけらをてにいれられたとすれば)

もしも君の心のかけらを手に入れられたとすれば

(それいじょうはのぞまないと)

それ以上は望まないと...

(ただいまでもむねにいるのはなぜでしょうか)

ただ　今でも胸に居るのはなぜでしょうか？

(きれいなきみにしたためたはなことば)

綺麗な君にしたためた花言葉

(ただむねにだきなくぼくはばかですか)

ただ胸に抱き泣く僕は馬鹿ですか？

(まだはなはゆめのなか)

まだ花は夢の中

(ひとみにうつるきみはかすんだそらのむこう)

瞳に映る君は霞んだ空の向こう

(こころのおくにみのったつぼみ)

心の奥に実った蕾

(きみにつたえられなくて)

君に伝えられなくて

(ひらひらかさねたこころひとつずつつつんださゆり)

ひらひら重ねた心ひとつずつ包んだ小百合(さゆり)

(ひとりみつめるよる)

ひとり見つめる夜

(きみよさだめであれ)

君よ運命(さだめ)であれ

(いいきかせたさりぎわにそっと)

言い聞かせた　去り際にそっと

(きみはにじゅうよじのはるかさきでひかりのこす)

君は二十四時の遙か先で光残す

(もしもきみにこころのすべてがみすかされてたとすれば)

もしも君に心のすべてが見透かされてたとすれば

(おもうこともむだじゃないね)

想うことも無駄じゃないね

(ただあいするひとをあいしちゃだめでしょうか)

ただ　愛する人を愛しちゃ駄目でしょうか？

(きれいなきみにしたためたはなことば)

綺麗な君にしたためた花言葉

(まだむねにだきなくぼくはばかですか)

まだ胸に抱き泣く僕は馬鹿ですか？

(かなしみはあいのから)

悲しみは愛の殻

(ひとえにみちるきもちむすんだくちのむこう)

ひとえに満ちる気持ち結んだ口の向こう

(こころのおくにみのったつぼみきみにつたえられなくて)

心の奥に実った蕾　君に伝えられなくて

(ひらひらかさねたこころひとつずつつつんださゆり)

ひらひら重ねた　心ひとつずつ包んだ小百合(さゆり)

(いつかさかせると)

いつか咲かせると

(うつくしいこいはあわくしろくてしろく)

美しい恋は淡く白くて白く

(ふれることさえできず)

触れることさえ出来ず

(こわくてみとれていたんだ)

怖くて見とれていたんだ

(きみに)

君に

(きれいなきみにしたためたはなことば)

綺麗な君にしたためた花言葉

(ただむねにだきなくぼくはばかですか)

ただ胸に抱き泣く僕は馬鹿ですか？

(まだはなはゆめのなか)

まだ花は夢の中

(ひとみにうつるきみはかすんだそらのむこう)

瞳に映る君は霞んだ空の向こう

(こころのおくにみのったつぼみ)

心の奥に実った蕾

(きみにつたえられなくて)

君に伝えられなくて

(ひらひらかさねたこころひとつずつつつんださゆり)

ひらひら重ねた心ひとつずつ包んだ小百合(さゆり)

(ひとりみつめるよる)

ひとり見つめる夜