爆弾魔

(しんだめでばくだんかたてにくちをひらく)

死んだ眼で爆弾片手に口を開く

(さよならだじんるい、みんなふきとんじまえ)

さよならだ人類、みんな吹き飛んじまえ

(ないたかおでばくだんかたて　よるがくるしい)

泣いた顔で爆弾片手 夜が苦しい

(やすっぽいないとしょーのわんしーんみたいなゆめがみたい)

安っぽいナイトショーのワンシーンみたいな夢が見たい

(きょうもできませんでした)

今日も出来ませんでした

(きょうもやれませんでした)

今日もやれませんでした

(せいしゅんのぜんぶをばくはしたい)

青春の全部を爆破したい

(きみのことをうたにしたい)

君のことを歌にしたい

(このひびをばくはして)

この日々を爆破して

(こころごとばくはして)

心ごと爆破して

(ずるいよ、やさしさってやつちらつかせてさ　ずるいよぜんぶ)

ずるいよ、優しさってやつちらつかせてさ ずるいよ全部

(このへやをばくはしたい)

この部屋を爆破したい

(ゆめがなきゃいきられない)

夢がなきゃ生きられない

(だからいま、さよならだ)

だから今、さよならだ

(ふきとんじまえ)

吹き飛んじまえ

(しんだめでばくだんかたてにまちをあるく)

死んだ眼で爆弾片手に街を歩く

(だれもみむきもしないんだ　ばくだんをかざしたとて)

誰も見向きもしないんだ 爆弾を翳したとて

(ずっとなけませんでした)

ずっと泣けませんでした

(ずっとわらえませんでした)

ずっと笑えませんでした

(せいしゅんのぜんぶにきみがいる)

青春の全部に君が居る

(かぜがふけばはながさく)

風が吹けば花が咲く

(あのなつをばくはして)

あの夏を爆破して

(おもいでをばくはして)

思い出を爆破して

(ひどいよ、きみじしんはだまってきえたくせに)

酷いよ、君自身は黙って消えたくせに

(ひどいよぜんぶ)

酷いよ全部

(このまちをばくはしたい)

この街を爆破したい

(このままじゃいきられない)

このままじゃ生きられない

(だからいま、さよならだ)

だから今、さよならだ

(ふきとんじまえ)

吹き飛んじまえ

(もっとわらえばよかった)

もっと笑えばよかった

(ずっともどりたかった)

ずっと戻りたかった

(せいしゅんのぜんぶにちればさけ)

青春の全部に散れば咲け

(ちればさけよさるすべり)

散れば咲けよ百日紅

(このひびをばくはして)

この日々を爆破して

(こころごとばくはして)

心ごと爆破して

(つらくてもいい　くるしさもぜんぶぼくのものだ　わかってるんだ)

辛くてもいい 苦しさも全部僕のものだ わかってるんだ

(このほしをばくはしたい)

この星を爆破したい

(きみをけせるだけでいい)

君を消せるだけでいい

(いましかない、いなくなれ)

今しかない、いなくなれ

(このひびをばくはして)

この日々を爆破して

(こころごとばくはして)

心ごと爆破して

(ずるいよ、やさしさってやつちらつかせてさ　ずるいよぜんぶ)

ずるいよ、優しさってやつちらつかせてさ ずるいよ全部

(このよるをばくはしたい)

この夜を爆破したい

(きみだけをおぼえていたい)

君だけを覚えていたい

(だからいま、さよならだ)

だから今、さよならだ

(ふきとんじまえ)

吹き飛んじまえ