惡ふざけ

(わらえますねかつてあんなことをうたっていたしょうじょは)

笑えますね嘗てあんなことを謳っていた少女は

(あまいこいじゃなくてほんとうはきみのともだちでした)

甘い恋じゃなくて本当は君の友達でした

(きづかないでないてあたかもさひがいしゃのつらだね)

気付かないで泣いて恰もさ被害者の面だね

(じぶんかってだった)

自分勝手だった

(ああこれがじんせいなげきたいな)

「嗚呼これが人生、嘆きたいな」

(ぱらり)

ぱらり

(ゆるさないははなれないの)

「赦さない」は離れないの

(ずっとずっとわすれない)

ずっとずっと忘れない

(きみはおあそびはんぶんできすをした)

「君はお遊び半分で接吻をした？」

(きみのすきがわたしのすきにかなわないひげきだとおわかりで)

「君の好きが私の好きに敵わない悲劇」だとお分かりで？

(まだまだふこうになるよ)

まだまだ不幸になるよ

(ああああああああ)

ああああああああ

(きみのすきがわたしのすきにかなわないひげきだとおわかりで)

「君の好きが私の好きに敵わない悲劇」だとお分かりで？

(さってしばらくこいだとかもういいや)

去って暫く恋だとかもういいや

(わらえますねだってどんなときもひがんでいるしょうじょをたぶらかすなんて)

笑えますねだってどんな時も僻んでいる少女を誑かすなんて

(さいごにはどうなることでしょう)

「最期にはどうなることでしょう？」

(きづかないでないてまっさかさま)

気づかないで哭いて真っ逆様

(くらんではうなだれ)

眩んでは項垂れ

(これがげんどなんてどうしよう)

これが限度なんて如何しよう

(しょうがいうれいたいな)

生涯憂いたいな

(ぱらり)

ぱらり

(いわなければこわれないが)

言わなければ壊れないが

(ずっとずっとかくせはしない)

ずっとずっと隠せはしない

(きみのみみかざりになれたなら)

「君の耳飾りになれたなら」

(きみのすきがわたしのすきにかなわないひげきだとおわかりで)

「君の好きが私の好きに敵わない悲劇」だとお分かりで？

(あらあらきづかないふり)

あらあら気づかない振り

(ああああああああ)

ああああああああ

(きみのすきがわたしのすきにかなわないひげきだとおわかりで)

「君の好きが私の好きに敵わない悲劇」だとお分かりで？

(なんてずっとあぐんでるのもばか)

なんてずっと倦んでるのも馬鹿

(かなしいけつまつにいたるのもいつかのこいかとうとう)

哀しい結末に至るのもいつかの恋か到頭

(もうどうなっていい)

もうどうなっていい

(うまれおちたしゅんかん)

生まれ落ちた瞬間

(きめられたあいのかいをやどしていた)

決められた愛の解を宿していた

(きみのすきにわたしはなれない)

君の「好き」に私は成れない

(うまれかわるためくびをつる)

生まれ変わる為首を吊る

(きみのすきがわたしのすきにかなわないひげきだとおわかりで)

「君の好きが私の好きに敵わない悲劇」だとお分かりで？

(まだまだいきてたいよ)

まだまだ生きてたいよ

(ああああああああ)

ああああああああ

(きみのすきがわたしのすきにかなわないひげきだとおわかりで？)

「君の好きが私の好きに敵わない悲劇」だとお分かりで？

(いっしょうずっとくやんでしまえ)

一生ずっと悔やんで仕舞え

(さいごもくるしかったんだよばか)

「最期も苦しかったんだよ、馬鹿」