王子とこじき 16
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問題文
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(ちょうどしょくじをおわったえどわーどは、へんどんのはなしにすっかりどうじょうしていた。)
ちょうど食事を終わったエドワードは、ヘンドンの話にすっかり同情していた。
(ほんのわずかなあいだだが、うぇすとみんすたーきゅうでんをはなれてからのくるしいくらしが)
ほんのわずかな間だが、ウェストミンスター宮殿を離れてからの苦しい暮らしが
(えどわーどにあいてのくろうをわからせたのかもしれない。)
エドワードに相手の苦労をわからせたのかもしれない。
(「きのどくに。しかし、わたしがかならずそなたのいままでうけたくるしみを)
「気の毒に。しかし、私が必ずそなたの今まで受けた苦しみを
(とりかえしてやる。かみにちかってひゅーとやらにかたきうちしてやるぞ。)
取り返してやる。神に誓ってヒューとやらに敵討ちしてやるぞ。
(こくおうがやくそくする」なおも、えどわーどはつづけた。)
国王が約束する」なおも、エドワードは続けた。
(「・・・そなたは、わたしをきけんとはずかしめのなかからいのちがけでたすけてくれた。)
「・・・そなたは、私を危険と辱めの中から命がけで助けてくれた。
(つまり、いぎりすこくおうのいのちをすくってくれたのだ」)
つまり、イギリス国王の命を救ってくれたのだ」
(「いいえ、そうおっしゃられると、はずかしいばかりです。)
「いいえ、そうおっしゃられると、恥ずかしいばかりです。
(ただ、きぞくというものはいかなるばあいでもただしいもののみかたでなければならない。)
ただ、貴族というものはいかなる場合でも正しい者の味方でなければならない。
(こう、しんじていることをじっこうしたまででございます」)
こう、信じていることを実行したまででございます」
(「なんというりっぱなことばとこころがけだろう」)
「なんという立派な言葉と心掛けだろう」
(すっくとたちあがったえどわーどのめには、なみだがうかんでいた。)
すっくと立ちあがったエドワードの目には、涙が浮かんでいた。
(そして、このときこそおうじとしてのいげんが、いや、いまは、ほんとうなら)
そして、この時こそ王子としての威厳が、いや、今は、本当なら
(こくおうになっているにんげんのいかめしさが、あたりにただよったのだった。)
国王になっている人間のいかめしさが、辺りにただよったのだった。
(「まいるすへんどん。こくおうであるわたしに、これからさきも)
「マイルス・ヘンドン。国王である私に、これから先も
(とくにしてもらいたいことはないか。なんなりともうすがよいぞ」)
特にしてもらいたいことはないか。なんなりと申すがよいぞ」
(「は、では・・・」といいかけて、へんどんは)
「は、では・・・」と言いかけて、ヘンドンは
((おっと、このこはあたまのおかしいこだったわい)ときづいたのだ。)
(おっと、この子は頭のおかしい子だったわい)と気づいたのだ。
(しかし、へんどんはやさしいきもちでいっぱいのじんぶつだった。)
しかし、ヘンドンは優しい気持ちでいっぱいの人物だった。
など
((よしよし。さいごまであいてになってやろう)とおもいなおして)
(よしよし。最後まで相手になってやろう)と思い直して
(「はい、ではいぎりすにおういがつづきますかぎり、)
「はい、ではイギリスに王位が続きます限り、
(えいきゅうに、わたくし、およびわたくしのしそんは、こくおうへいかのまえでも)
永久に、私、および私の子孫は、国王陛下の前でも
(いすにかけてもよろしいというとくべつのおゆるしをえたいとぞんじます」)
椅子に掛けてもよろしいという特別のお許しを得たいと存じます」
(「よいとも、ひきうけたぞ」)
「よいとも、引き受けたぞ」
(きりりとしたかおつきで、えどわーどはいった。)
きりりとした顔つきで、エドワードは言った。
(しかも、そのうえに「まいるすへんどん。ここへひざまずくがよい」)
しかも、そのうえに「マイルス・ヘンドン。ここへひざまずくがよい」
(といって、へんどんをゆかにすわらせた。)
と言って、ヘンドンを床に座らせた。
(そして、おもそうにへんどんのもっていたけんをぬくと、)
そして、重そうにヘンドンの持っていた剣を抜くと、
(「いまこそ、そなたまいるすへんどんにないとのくらいをあたえる!」)
「今こそ、そなたマイルス・ヘンドンにナイトの位を与える!」
(そういって、へんどんのかたをかるくたたいたのである。)
そう言って、ヘンドンの肩を軽くたたいたのである。
(それはいうまでもなく、いぎりすおうしつでおこなう、せいしきのやりかただった。)
それは言うまでもなく、イギリス王室で行う、正式のやりかただった。
((いったい、どこでこのこはこんなことをおぼえたのだろう))
(いったい、どこでこの子はこんなことを覚えたのだろう)
(おどろきがはんぶんで、へんどんはうやうやしく「ありがとうございます、へいか」)
驚きが半分で、ヘンドンは恭しく「ありがとうございます、陛下」
(と、おれいをいったのだった。)
と、お礼を言ったのだった。
(だが、これがすむとえどわーどはまたねむくなった。)
だが、これが済むとエドワードはまた眠くなった。
(かんがえてみると、きゅうでんをでてからしょくじらしいものは)
考えてみると、宮殿を出てから食事らしいものは
(なにひとつたべていなかったのだから、むりもない。)
何一つ食べていなかったのだから、無理もない。
(しかし、へんどんにしてもつかれていて、ねむりたかったのだが)
しかし、ヘンドンにしても疲れていて、眠りたかったのだが
(えどわーどはあたりまえのことのように、ひとつしかないべっどを)
エドワードは当たり前のことのように、一つしかないベッドを
(せんりょうしてしまったのだ、しかも、ねむそうなこえでえどわーどはこうめいじた。)
占領してしまったのだ、しかも、眠そうな声でエドワードはこう命じた。
(「そのほうは、とぐちのところでよくばんをしておれよ」)
「そのほうは、戸口のところでよく番をしておれよ」