渦と渦/NICO TOUCHES

(かぜがざわめきくだけたきもち)

風がざわめき　砕けた気持ち

(みすかしてるようでふるえたよ)

見透かしてるようで震えたよ

(みちたつきのひとおぼえのいのち)

満ちた月の日　遠吠えの命

(「まだおいていかないでよ！」)

「まだ置いていかないでよ！」

(ぼくらとりかえせるのかないろつきのそら)

僕ら取り返せるのかな　色付きの空

(ほこりまみれのゆめまいあげてこぶしをにぎったなら)

埃まみれの夢舞い上げて　拳を握ったなら

(いまはしれはしれつむじかぜになって)

いま走れ　走れ　旋風になって

(れっとうぜつぼういっさいふきとばしていく)

劣等　絶望　一切吹き飛ばしていく

(おいかけなきゃさいごのとびら)

追いかけなきゃ　最後の扉

(なんどちったってだいぎゃくてん)

何度散ったって　大逆転

(このこえがかれたっていのりのうたとどけたいよ)

この声が嗄れたって　祈りの歌届けたいよ

(たりないぼくらでしんじてたせかいをうばえたら)

足りない僕らで信じてた世界を奪えたら

(まだまだまだまだまけられない)

まだまだ　まだまだ　負けられない

(けわしいみちのりうらぎられっぱなし)

険しい道のり　裏切られっぱなし

(つくりえがおもさまになり)

作り笑顔もサマになり

(でもむねのどこかでなりやまないさけびごえ)

でも胸のどこかで　鳴り止まない叫び声

(「ただしくいきてみたいんだよ！］)

「正しく生きてみたいんだよ!]

(ぼくらとりつかれてるのかなにげみずのいめーじ)

僕ら取り憑かれてるのかな　逃げ水のイメージ

(いくらまばたきくりかえしてもきえちゃくれないのなら)

いくら瞬き繰り返しても　消えちゃくれないのなら

(いまはしれはしれつむじかぜになって)

いま走れ　走れ　旋風になって

(しんそうげんそういっさいのみこんでいく)

真相　幻想　一切飲み込んでいく

(けりつけなきゃさびたしなりお)

ケリつけなきゃ　錆びたシナリオ

(なんどころんだってだいぎゃくてん)

何度転んだって　大逆転

(どんなにはなれたってにげないうたとどけたいよ)

どんなに離れたって　逃げない歌届けたいよ

(さえないぼくらでかくしてたみらいをあばけたら)

冴えない僕らで隠してた未来を暴けたら

(まだまだまだまだくたばれない)

まだまだ　まだまだ　くたばれない

(むじゅんだらけのひびに)

矛盾だらけの日々に

(ひとりでないていないか？)

独りで泣いていないか？

(まざってくまざってくみたことないいろになってく)

混ざってく　混ざってく　見たことない色になってく

(それぜんぶおなじものひとつもないよ)

それ全部同じモノひとつもないよ

(さあいそげいそげつむじかぜになって)

さあ急げ　急げ　旋風になって

(せいめいせんじょうごくさいしきでえがいていく)

生命線上　極彩色で描いていく

(いまいわなきゃさいごのことば)

いま言わなきゃ　最後の言葉

(なんどちったってだいはっけん)

難度散ったって　大発見

(このこえがかれたってけせないうたとどけたいよ)

この声が嗄れたって　消せない歌届けたいよ

(たりないぼくらでしんじてたせかいをうばうまで)

足りない僕らで信じてた世界を奪うまで

(まだまだまだまだまけられない)

まだまだ　まだまだ　負けられない

(ぼくらはうずのなか)

僕らは渦の中

(まだまだまだくたばれない)

まだまだまだ　くたばれない