長文練習19!
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問題文
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(よるおそく、わたしはひとりででんしゃにのっていた。)
夜遅く、私は一人で電車に乗っていた。
(しゃないにはすうにんしかおらず、どこかしずまりかえっている。)
車内には数人しかおらず、どこか静まり返っている。
(まどにうつるじぶんのかおをぼんやりながめながら、ただじかんがすぎるのをまっていた。)
窓に映る自分の顔をぼんやり眺めながら、ただ時間が過ぎるのを待っていた。
(つぎのえきにとまると、だれものってこないままどあがしまる。)
次の駅に止まると、誰も乗ってこないままドアが閉まる。
(そのとき、しゃないのでんきがいっしゅんだけちらついた。)
そのとき、車内の電気が一瞬だけちらついた。
(きのせいかとおもったが、なんとなくむなさわぎがした。)
気のせいかと思ったが、なんとなく胸騒ぎがした。
(ふとむかいのせきをみると、さっきまでだれもいなかったはずなのに、)
ふと向かいの席を見ると、さっきまで誰もいなかったはずなのに、
(ひとりのおんなのこがすわっていた。)
一人の女の子が座っていた。
(しろいふくをきていて、しずかにうつむいている。)
白い服を着ていて、静かにうつむいている。
(いつからいたのかおもいだせない。)
いつからいたのか思い出せない。
(でも、ふしぎとめをはなせなかった。)
でも、不思議と目を離せなかった。
(でんしゃがうごきだすと、かのじょはゆっくりかおをあげた。)
電車が動き出すと、彼女はゆっくり顔を上げた。
(そして、ちいさなこえでいった。)
そして、小さな声で言った。
(「このでんしゃ、おりるえきをまちがえないでくださいね」)
「この電車、降りる駅を間違えないでくださいね」
(とつぜんのことばに、わたしはとまどった。)
突然の言葉に、私は戸惑った。
(「え?」)
「え...?」
(ききかえそうとしたしゅんかん、でんしゃはつぎのえきにとうちゃくした。)
聞き返そうとした瞬間、電車は次の駅に到着した。
(どあがひらく。)
ドアが開く。
(そとをみると、みたことのないけしきがひろがっていた。)
外を見ると、見たことのない景色が広がっていた。
(えきめいのひょうじも、しらないもじでかかれている。)
駅名の表示も、知らない文字で書かれている。
など
(いっしゅんおりるかまよったが、わたしはそのまませきにすわりつづけた。)
一瞬降りるか迷ったが、私はそのまま席に座り続けた。
(どあがしまり、でんしゃはまたうごきだす。)
ドアが閉まり、電車はまた動き出す。
(はっとしてむかいをみると、もうかのじょのすがたはなかった。)
はっとして向かいを見ると、もう彼女の姿はなかった。
(ただ、ざせきのうえにちいさなかみがのこされている。)
ただ、座席の上に小さな紙が残されている。
(てにとってみると、そこにはこうかかれていた。)
手に取ってみると、そこにはこう書かれていた。
(「つぎは、さいごのえきです」)
「次は、最後の駅です」
(しんぞうがどくんとおおきくなる。)
心臓がどくんと大きく鳴る。
(つぎのえきで、ほんとうにおりるべきなのか。)
次の駅で、本当に降りるべきなのか。
(それとも、このままのりつづけるべきなのか。)
それとも、このまま乗り続けるべきなのか。
(でんしゃのあなうんすがしずかにながれる。)
電車のアナウンスが静かに流れる。
(「まもなく、しゅうてんです」)
「まもなく、終点です」
(わたしはどあのまえにたちながら、ふかくいきをすった。)
私はドアの前に立ちながら、深く息を吸った。
(そのとき、まどにうつったじぶんのうしろに、)
そのとき、窓に映った自分の後ろに、
(あのおんなのこのすがたがいっしゅんだけみえたきがした。)
あの女の子の姿が一瞬だけ見えた気がした。
(ふりかえっても、だれもいない。)
振り返っても、誰もいない。
(でんしゃはゆっくりとげんそくしていく。)
電車はゆっくりと減速していく。
(どあがひらいたしゅんかん、わたしは。)
ドアが開いた瞬間、私は。