冷たい雨

(くらいあぱーとにたたずみけだるいぼくはそとをさがし、)

暗いアパートに佇み 気怠い僕は外を探し､

(やがてなまりいろのそらとそのけっかをみつめてたんだ。)

やがて鉛色の空とその結果を見つめてたんだ｡

(あぁ、なんのへんてつもないただのつめたいあめですか？)

｢あぁ､何の変哲もない ただの冷たい雨ですか?｣

(あまりただしいとはいえないこたえがぼくのくちをわり。)

あまり正しいとは言えない答えが僕の口を割り｡

(くらいあぱーとをせにしてけだるいぼくはそとをあるき、)

暗いアパートを背にして 気怠い僕は外を歩き､

(やがてなまりいろのそらとそのけっかをみとめてたんだ。)

やがて鉛色の空とその結果を認めてたんだ｡

(あぁ、こころがかじかむほどこれはつめたいあめですね。)

｢あぁ､心がかじかむほど これは冷たい雨ですね｡｣

(まるでさんぽするしにんになりかけたぼくは、)

まるで散歩する死人になりかけた僕は､

(すこしだけしりたいとおもってそらをみあげてみた。)

少しだけ知りたいと思って 空を見上げてみた｡

(あたりまえなあめのひのふうけいがぼくになにかつたえてる。)

あたり前な雨の日の風景が僕に何か伝えてる｡

(ぼくがぼくをやめること、それがいちばんいけないことだよ。と。)

｢僕が僕をやめること､それが一番いけないことだよ｡｣と｡

(がんじがらめなこころのかべがどこかでこわれるおとがする。)

雁字搦めな心の壁が何処かで壊れる音がする｡

(あたらしいあしたはきっとぼくにやさしいかおをするだろう。)

新しい明日はきっと僕に優しい顔をするだろう｡

(つめたいあめのあとで。)

冷たい雨のあとで｡

(うれしいことやかなしいこと。かぞえきれないたくさんのこと。)

嬉しいことや悲しいこと｡数え切れないたくさんのこと｡

(あしたのおもいでつくるから、ぼくはぼくになるよ。)

明日の思い出作るから､僕は僕になるよ｡

(あたりまえなあめのひのふうけいがぼくになにかつたえてる。)

あたり前な雨の日の風景が僕に何か伝えてる｡

(ぼくがぼくをやめること、それがいちばんいけないことだよ。と。)

｢僕が僕をやめること､それが一番いけないことだよ｡｣と｡

(がんじがらめなこころのかべがどこかでこわれるおとがする。)

雁字搦めな心の壁が何処かで壊れる音がする｡

(あたらしいあしたはきっとぼくにやさしいかおをするだろう。)

新しい明日はきっと僕に優しい顔をするだろう｡

(あたりまえなあめのひのふうけいがぼくになにかつたえてる。)

あたり前な雨の日の風景が僕に何か伝えてる｡

(ぼくがぼくをやめること、それがいちばんいけないことだよ。と。)

｢僕が僕をやめること､それが一番いけないことだよ｡｣と｡

(がんじがらめなこころのかべがどこかでこわれるおとがする。)

雁字搦めな心の壁が何処かで壊れる音がする｡

(あたらしいあしたはきっとぼくにやさしいかおをするだろう。)

新しい明日はきっと僕に優しい顔をするだろう｡

(つめたいあめのあとで。)

冷たい雨のあとで｡