静寂が綴る真夜中の図書室

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(ふるびたしんちゅうのかぎをまわすと、) 古びた真鍮の鍵を回すと、 (まよなかのとしょしつはほこりをはらんだせいひつなくうきでわたしをむかえいれた。) 真夜中の図書室は埃を孕んだ静謐な空気で私を迎え入れた。 (たかいてんじょうまでとどくしょかには、なんじゅうねんものあいだ、) 高い天井まで届く書架には、何十年もの間、 (だれのめにもふれることのなかったものがたりたちが、) 誰の目にも触れることのなかった物語たちが、 (ふかいねむりについたまませびょうしをならべている。) 深い眠りについたまま背表紙を並べている。 (まどからさしこむぎんいろのげっこうが、ゆかにながいかげをおとし、) 窓から差し込む銀色の月光が、床に長い影を落とし、 (まるでせかいがとまってしまったかのようなさっかくをおぼえる。) まるで世界が止まってしまったかのような錯覚を覚える。 (わたしはそっといっさつのしょもつをとりだし、そのぺーじをまくった。) 私はそっと一冊の書物を取り出し、そのページを捲った。 (かみがすれるかすかなおとさえも、) 紙が擦れる微かな音さえも、 (このせいじゃくのなかではせんれつなひびきをもってみみにとどく。) この静寂の中では鮮烈な響きを持って耳に届く。
(いんくのかおりはときのながれをふうじこめ、) インクの香りは時の流れを封じ込め、 (かつてだれかがこのばしょでいだいたじょうねつやこどくを、) かつて誰かがこの場所で抱いた情熱や孤独を、 (げんだいにいきるわたしのゆびさきへとつたえてくるようだった。) 現代に生きる私の指先へと伝えてくるようだった。 (ことばというものはふしぎなちからをもっている。) 言葉というものは不思議な力を持っている。 (ただのきごうのられつにすぎないはずのそれが、) ただの記号の羅列に過ぎないはずのそれが、 (ひとたびひとのめにふれれば、) ひとたび人の目に触れれば、 (いろあざやかなじょうけいやかんじょうをのうりにさいげんさせる。) 色鮮やかな情景や感情を脳裏に再現させる。 (わたしはつくえにむかい、そのものがたりのつづきをくうそうのなかでえがきはじめる。) 私は机に向かい、その物語の続きを空想の中で描き始める。 (しこうがことばにへんかんされ、) 思考が言葉に変換され、 (しずかなくうかんにたいぴんぐのおとがこだましはじめる。) 静かな空間にタイピングの音が木霊し始める。
など
(いちもじずつ、ていねいに、そしてかくじつに。) 一文字ずつ、丁寧に、そして確実に。 (くらやみのなかでひかるもにたーだけが、) 暗闇の中で光るモニターだけが、 (わたしのそんざいをしょうめいするゆいいつのみちしるべとなっていた。) 私の存在を証明する唯一の道標となっていた。 (よるがあけるまでのみじかいあいだ、わたしはこのめいきゅうのようなしょかのあいだで、) 夜が明けるまでの短い間、私はこの迷宮のような書架の間で、 (なもなきことばたちのもりびととしてすごすのだ。) 名もなき言葉たちの守り人として過ごすのだ。
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