心霊写真 -26-

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プレイ回数124順位2780位  難易度(4.1) 2476打 長文 長文モードのみ
師匠シリーズ
以前cicciさんが更新してくださっていましたが、更新が止まってしまってしまったので、続きを代わりにアップさせていただきます。
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順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 ぎんなんまる 8524 8.7 97.2% 280.6 2461 69 57 2026/07/31
2 berry 8207 8.3 98.3% 293.4 2448 40 57 2026/07/25
3 subaru 8062 8.3 97.1% 295.2 2453 73 57 2026/07/28
4 HAKU 7702 7.9 96.4% 309.0 2470 90 57 2026/07/25
5 だったかもしれな 7667 7.8 97.2% 319.8 2523 71 57 2026/08/05

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問題文

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(「しんぱいしなくても、いしだぐみのやつらはいない。) 「心配しなくても、石田組のやつらはいない。 (おしかけてきたけど、もうかえったよ。) 押し掛けて来たけど、もう帰ったよ。 (まったく、おまえのせいでこっちはいいめいわくだ。どうしまいをつけるつもりなんだ」) 全く、お前のせいでこっちはいい迷惑だ。どう仕舞いをつけるつもりなんだ」 (ししょうがたむらをひなんしながら、) 師匠が田村を非難しながら、 (あいているほうのてできているじゃけっとのうちがわをさぐっている。) 空いている方の手で着ているジャケットの内側を探っている。 (そしてなにかかみのようなものをとりだした。) そしてなにか紙のようなものを取り出した。 (「こんなやばいもの、あずけやがって」) 「こんなやばいもの、預けやがって」 (ぼくはほんとうにおどろいた。めをうたがうというやつだ。) 僕は本当に驚いた。目を疑うというやつだ。 (ししょうがふところからとりだしたのは、しゃしんだった。) 師匠が懐から取り出したのは、写真だった。 (それも、いろあせてはいるが、ふくしゃされるまえの、) それも、色褪せてはいるが、複写される前の、 (きえたたいぎゃくじけんのめんばーたちが「ろうじん」をかこむしゃしん。) 消えた大逆事件のメンバーたちが「老人」を囲む写真。 (わふくすがたのしょろうのおとこのかおに、なんのゆがみも、よごれもないしょうしんしょうめいの、げんぶつ。) 和服姿の初老の男の顔に、なんの歪みも、汚れもない正真正銘の、現物。 (みけんとほおにふかいしわのきざまれたきびしいかおが、) 眉間と頬に深い皺の刻まれた厳しい顔が、 (すべてをみくだすようにわずかにあごをあげてみせている。) すべてを見下すようにわずかに顎を上げてみせている。 (なぜ。なぜここにおりじなるが。) なぜ。なぜここにオリジナルが。 (そのことばしかあたまにうかばなかった。) その言葉しか頭に浮かばなかった。 (だが、すぐにそのこたえもみつかる。) だが、すぐにその答えも見つかる。 (あのときだ。れいもいわずにかえるのか、とししょうがいったあと、) あの時だ。例も言わずに帰るのか、と師匠が言った後、 (たむらがよろけるようにしてかたをぶつけ、さっていったあのとき。) 田村がよろけるようにして肩をぶつけ、去って行ったあの時。 (あのいっしゅんに、たむらはかくしもっていたしゃしんをししょうのふくのどこかに) あの一瞬に、田村は隠し持っていた写真を師匠の服のどこかに
など
(すべりこませたのだ。) 滑り込ませたのだ。 (ししょうはそれにきづいていながら、やくざたちのじんもんにも) 師匠はそれに気づいていながら、ヤクザたちの尋問にも (すっとぼけておしとおしていたというのか。) すっと呆けて押し通していたというのか。 (「どうしてなんだよ」) 「どうしてなんだよ」 (ししょうがしゃしんをてにしたままといかける。) 師匠が写真を手にしたまま問い掛ける。 (そのしゃしんのうらがわに、えんぴつではしりがきがしてあるのにきづいた。) その写真の裏側に、鉛筆で走り書きがしてあるのに気づいた。 (ろうじん) 老人 (そうかいてあった。ししょうのじではない。) そう書いてあった。師匠の字ではない。 (そうか。また、ふにおちるものをかんじた。) そうか。また、ふに落ちるものを感じた。 (ししょうがきのうのまつうらとのかいわのなかで、「ろうじん」なまえをだしたとき、) 師匠が機能の松浦との会話の中で、「老人」名前を出した時、 (なぜそれをしっている、とといつめられ、たむらがうわごとでそういったと) なぜそれを知っている、と問い詰められ、田村がうわごとでそう言ったと (こたえのだが、ぼくのきおくしているかぎり、) 答えのだが、僕の記憶している限り、 (たむらはいしきをうしなうことはなかったはずだった。) 田村は意識を失うことはなかったはずだった。 (いたみとつかれでいきをするのがやっと、というじょうたいだったが、) 痛みと疲れで息をするのがやっと、という状態だったが、 (それでもゆだんなくしゅういにいしきをはりめぐらせていた。) それでも油断なく周囲に意識を張り巡らせていた。 (ししょうは「ろうじん」のなを、たむらからきいたのではなく、しゃしんのうらがわに、) 師匠は「老人」の名を、田村から聞いたのではなく、写真の裏側に、 (まるでそのしゃしんのしゅだいであるかのようにかかれたもじからしったのだ。) まるでその写真の主題であるかのように書かれた文字から知ったのだ。 (そしてその「ろうじん」とはなんなのか、きけんをしょうちでまつうらにかまをかけた。) そしてその「老人」とはなんなのか、危険を承知で松浦にカマをかけた。 (「・・・・・にげきれるじしんがなかったからだ」) 「・・・・・逃げ切れる自信がなかったからだ」 (たむらのこえだ。) 田村の声だ。 (たしかにじゅわきのむこうがわにいるのは、きのうおがわちょうさじむしょにふらりとあらわれて、) 確かに受話器の向こう側にいるのは、昨日小川調査事務所にふらりと現れて、 (そしてさっていったあのおとこだった。) そして去って行ったあの男だった。 (「やつらにつかまっても、しゃしんがてもとになければ、おれのいのちをほしょうする、) 「やつらに捕まっても、写真が手元になければ、俺の命を保障する、 (ゆうこうなとりひきざいりょうになる」) 有効な取引材料になる」 (「そのせいでわたしたちをまきこんだのか」) 「そのせいでわたしたちを巻き込んだのか」 (「・・・・・わるいとはおもっている。しかしせにはらはかえられない、ってやつな」) 「・・・・・悪いとは思っている。しかし背に腹は代えられない、ってやつな」 (「びょういんにはいったのか?きずはどうだ」) 「病院には行ったのか?傷はどうだ」 (「きにするな。どうってことはない」) 「気にするな。どうってことはない」 (「よくにげきれたな。つかまったってきいたぞ」) 「よく逃げ切れたな。捕まったって聞いたぞ」 (「きせきてきには」) 「奇跡的には」 (「だれかさしでもしてふりきったのか」) 「誰か刺しでもして振り切ったのか」 (「ほんしょくあいてに、そんなことできるわけないだろう」) 「本職相手に、そんなこと出来るわけないだろう」 (ししょうはそこでなにかすこしかんがえるようなまをあけた。) 師匠はそこでなにか少し考えるような間を空けた。 (そうしてたしかめるようにゆっくりとといかける。) そうして確かめるようにゆっくりと問い掛ける。 (「あのでんわ、おまえか」) 「あの電話、お前か」 (あのでんわ?) あの電話? (いっしゅんなんのことかわからなかったが、ふいにひらめくものがあった。) 一瞬なんのことか分からなかったが、ふいに閃くものがあった。
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