オリジナル呼吸 文字の呼吸8
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問題文
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(しちのかた:ばんぴつ・せんじらんぶ)
漆の型:万筆・千字乱舞
(がいよう:もじのこきゅうにおけるちょうこうそくれんぞくこうげきがた。)
概要:文字の呼吸における超高速連続攻撃型。
(しようしゃは「ばんしょうそうてん」をひらき、しんぴつ「てんぴつ・そうぼく」をしんそくでふるうことで、)
使用者は「万象創典」を開き、神筆「天筆・蒼墨」を神速で振るうことで、
(せんもじにもおよぶもじれつをいっしゅんでかきあげる。)
千文字にも及ぶ文字列を一瞬で書き上げる。
(かかれたもじはそれぞれがどくりつしたじゅつしきとしてくうちゅうへてんかいされ、)
書かれた文字はそれぞれが独立した術式として空中へ展開され、
(てきをとりかこむようにこうそくでひしょうする。)
敵を取り囲むように高速で飛翔する。
(こうげきはいちげきごとにことなるもじのちからをやどしており、)
攻撃は一撃ごとに異なる文字の力を宿しており、
(「ざん」「れつ」「ふう」「かみなり」「ほのお」「かぜ」など、)
「斬」「裂」「封」「雷」「炎」「風」など、
(すうひゃくしゅるいものじゅつしきがたえまなくれんさする。)
数百種類もの術式が絶え間なく連鎖する。
(てきからみれば、もじそのものがあらしとなっておそいかかるようなこうけいとなる。)
敵から見れば、文字そのものが嵐となって襲い掛かるような光景となる。
(いちのかたからろくのかたまでがひとつひとつのもじやぶんしょうをあつかうかたであるのにたいし、)
壱の型から陸の型までが一つ一つの文字や文章を扱う型であるのに対し、
(しちのかたはもじのこうずいによっててきをあっとうするかたである。)
漆の型は文字の洪水によって敵を圧倒する型である。
(とくちょう:もじのこきゅうさいそくくらすのかた。)
特徴:文字の呼吸最速クラスの型。
(いっしゅんでせんもじいじょうをかきあげる。)
一瞬で千文字以上を書き上げる。
(ひともじごとにことなるじゅつしきをはつどうできる。)
一文字ごとに異なる術式を発動できる。
(こうはんいへのせいあつりょくがきわめてたかい。)
広範囲への制圧力が極めて高い。
(きんきょり、ちゅうきょり、えんきょりすべてにたいおう。)
近距離、中距離、遠距離すべてに対応。
(てきのかいひさきへじどうてきにもじがついびする。)
敵の回避先へ自動的に文字が追尾する。
(こうげきがとまることなくれんぞくしてはっせいする。)
攻撃が止まることなく連続して発生する。
(しようしゃのひっそくがはやいほどいりょく、もじすう、じゅつしきすうがぞうかする。)
使用者の筆速が速いほど威力、文字数、術式数が増加する。
など
(ちょうじかんのはつどうはしゅうちゅうりょくとたいりょくをおおきくしょうもうする。)
長時間の発動は集中力と体力を大きく消耗する。
(とくに、たすうのてきをどうじにあいてどるせんとうではあっとうてきなせんめつのうりょくをほこる。)
特に、多数の敵を同時に相手取る戦闘では圧倒的な殲滅能力を誇る。
(はつどうえんしゅつ:しようしゃはしずかに「ばんしょうそうてん」をとじ、むねのまえでふかくいきをととのえる。)
発動演出:使用者は静かに「万象創典」を閉じ、胸の前で深く息を整える。
(つぎのしゅんかん、ほんをおおきくひらくと、まっしろだったぺーじがあおじろいひかりがかがやきはじめる。)
次の瞬間、本を大きく開くと、真っ白だったページが蒼白い光が輝き始める。
(はねぺんをかまえたしゅんかん、ふでさきからむすうのこうぼくがふきだし、しゅういへまいあがる。)
羽ペンを構えた瞬間、筆先から無数の光墨が噴き出し、周囲へ舞い上がる。
(しようしゃはめにもとまらぬそくどではねぺんをはしらせる。)
使用者は目にも止まらぬ速度で羽ペンを走らせる。
(いっぽんだったふでのきせきはじゅっぽん、ひゃっぽん、やがてせんぼんにもみえるざんぞうとなり、)
一本だった筆の軌跡は十本、百本、やがて千本にも見える残像となり、
(くうちゅうへむすうのもじをかきつづける。)
空中へ無数の文字を書き続ける。
(「ざん」「うがち」「れつ」「かみなり」「ふう」「じん」「しょう」「めつ」)
「斬」「穿」「裂」「雷」「封」「迅」「翔」「滅」
(つぎつぎとかんせいするもじはくうちゅうへうかび、きょだいなえんじんをけいせいする。)
次々と完成する文字は空中へ浮かび、巨大な円陣を形成する。
(すうせんものもじがせんじょうぜんたいをおおいつくしたしゅんかん、)
数千もの文字が戦場全体を覆い尽くした瞬間、
(しようしゃがはねぺんをいきおいよくふりぬく。)
使用者が羽ペンを勢いよく振り抜く。
(するとすべてのもじがいっせいにひかりをはなち、りゅうせいぐんのようなそくどでてきへおそいかかる。)
するとすべての文字が一斉に光を放ち、流星群のような速度で敵へ襲い掛かる。
(てきへせっきんしたもじは、それぞれことなるじゅつしきへへんか。)
敵へ接近した文字は、それぞれ異なる術式へ変化。
(あるもじはきょだいなざんげきとなり、)
ある文字は巨大な斬撃となり、
(あるもじはかみなりとなってらっかし、)
ある文字は雷となって落下し、
(あるもじはほのおとなってはぜ、)
ある文字は炎となって爆ぜ、
(あるもじはひかりのくさりとなっててきをこうそくする。)
ある文字は光の鎖となって敵を拘束する。
(こうげきがおわるころにはせんじょうぜんたいがむすうのもじでうめつくされ、)
攻撃が終わる頃には戦場全体が無数の文字で埋め尽くされ、
(まるできょだいなしょもつのなかへはいりこんだようなげんそうてきなけしきがひろがる。)
まるで巨大な書物の中へ入り込んだような幻想的な景色が広がる。
(さいごにすべてのもじはひとつのきょだいなまきものへあつまり、しずかにきえていく。)
最後にすべての文字は一つの巨大な巻物へ集まり、静かに消えていく。
(みため:はつどうちゅう、しようしゃのしゅういにはかぞえきれないほどのはねぺんのざんぞうがあらわれる。)
見た目:発動中、使用者の周囲には数え切れないほどの羽ペンの残像が現れる。
(いっぽんいっぽんのはねぺんはあおじろいひかりでできており、くうちゅうへこうそくでもじをかきつづける。)
一本一本の羽ペンは蒼白い光でできており、空中へ高速で文字を書き続ける。
(かんせいしたもじはおうごんとそうはくしょくにかがやき、)
完成した文字は黄金と蒼白色に輝き、
(それぞれことなるじたいやこだいもじのもんようをもつ。)
それぞれ異なる字体や古代文字の紋様を持つ。
(きょだいなもじぐんはたつまきのようにうずをまきながらてんくうをおおい、)
巨大な文字群は龍巻のように渦を巻きながら天空を覆い、
(せんじょうぜんたいをもじのうみへかえる。)
戦場全体を文字の海へ変える。
(ひしょうするもじはおをひきながらひかりのきせきをのこし、)
飛翔する文字は尾を引きながら光の軌跡を残し、
(そのこうせきがさらにあらたなもじをうみだしていく。)
その光跡がさらに新たな文字を生み出していく。
(てきへめいちゅうするたびにもじはうつくしいすみのひまつとなってはじけ、)
敵へ命中するたびに文字は美しい墨の飛沫となって弾け、
(そのひまつからさらにちいさなもじがむすうにまいちる。)
その飛沫からさらに小さな文字が無数に舞い散る。
(とおくからみると、むすうのりゅうせいがよぞらをうめつくしているようにも、)
遠くから見ると、無数の流星が夜空を埋め尽くしているようにも、
(ひとりのしょどうかがてんちそのものへきょだいなさくひんをかきあげているようにもみえる。)
一人の書道家が天地そのものへ巨大な作品を書き上げているようにも見える。
(ゆらい:ばんぴつとは、いっぽんのはねぺんから、)
由来:万筆とは、一本の羽ペンから、
(むげんともおもえるひっせきをうみだすといういみをもつ。)
無限とも思える筆跡を生み出すという意味を持つ。
(せんじはじっさいのもじではなく、かぞえきれないほどぼうだいなもじをしょうちょうしている。)
千字は実際の文字ではなく、数え切れないほど膨大な文字を象徴している。
(らんぶは、もじがまるでいきもののように、)
乱舞は、文字がまるで生き物のように、
(せんじょうをじゆうじざいにまいおどるようすをあらわしている。)
戦場を自由自在に舞い踊る様子を表している。
(このかたは、れきだいのもじのこきゅうのけいしょうしゃがあるひこうかたったことからうまれた。)
この型は、歴代の文字の呼吸の継承者がある日こう語ったことから生まれた。
(「ひともじにはちからがある。ならばせんもじには、せんのせかいがやどる。」)
「一文字には力がある。ならば千文字には、千の世界が宿る。」
(そのしそうのもと、たんいちももじやぶんしょうではなく、)
その思想のもと、単一も文字や文章ではなく、
(むすうのもじそのものをへいとしてたたかわせるというはっそうがうまれた。)
無数の文字そのものを兵として戦わせるという発想が生まれた。
(このかたは、もじのこきゅうにおいて、)
この型は、文字の呼吸において、
(りょうがしつへとしょうかすることをはじめてしょうめいしたかたであり、)
量が質へと昇華することを初めて証明した型であり、
(のちにとうじょうするこういのかたへとつながるじゅうようなてんかんてんとなっている。)
後に登場する高位の型へと繋がる重要な転換点となっている。