オリジナル呼吸 文字の呼吸9
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問題文
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(はちのかた:せいてん・しんらきしょう)
捌の型:聖典・森羅記章
(がいよう:もじのこきゅうにおけるこうぼういったい、りょういきてんかいがた。)
概要:文字の呼吸における攻防一体、領域展開型。
(「ばんしょうそうてん」にしるされたしんらばんしょうをしょうちょうするもじをいっせいにかいほうし、)
「万象創典」に記された森羅万象を象徴する文字を一斉に解放し、
(せんじょうそのものをいっさつのせいてんへとへんぼうさせる。)
戦場そのものを一冊の聖典へと変貌させる。
(このかたではひとつのもじだけではなく、)
この型では一つの文字だけではなく、
(「てん」「ち」「うみ」「やま」「ほのお」「かみなり」「かぜ」「き」「ほし」「つき」)
「天」「地」「海」「山」「炎」「雷」「風」「樹」「星」「月」
(など、しぜんかいをつかさどるもじがきょだいなじゅつしきとしててんかいされる。)
など、自然界を司る文字が巨大な術式として展開される。
(てんかいされたもじはたがいにきょうめいし、ひとつのきょだいなけっかいせかい、しんらきしょうをけいせいする。)
展開された文字は互いに共鳴し、一つの巨大な結界世界、森羅記章を形成する。
(このくうかんではしようしゃがかくすべてのもじのいりょくがひやくてきにじょうしょうし、)
この空間では使用者が書くすべての文字の威力が飛躍的に上昇し、
(こうげき、ぼうぎょ、ほじょ、こうそくをどうじにおこなえる。)
攻撃、防御、補助、拘束を同時に行える。
(もじのこきゅうのなかでもとくにかんせいどがたかく、)
文字の呼吸の中でも特に完成度が高く、
(もじせかいそのものをしはいすることをもくてきとしたかたである。)
文字世界そのものを支配することを目的とした型である。
(とくちょう:せんじょうぜんたいをきょだいなもじりょういきへかえる。)
特徴:戦場全体を巨大な文字領域へ変える。
(しぜんをあらわすすうひゃくしゅるいのもじをどうじてんかいする。)
自然を表す数百種類の文字を同時展開する。
(こうげき、ぼうぎょ、ほじょ、こうそくをいちどにおこなえる。)
攻撃、防御、補助、拘束を一度に行える。
(みかたはもじりょういきのかごをうけ、のうりょくがこうじょうする。)
味方は文字領域の加護を受け、能力が向上する。
(てきはもじのじゅうあつによってうごきがにぶる。)
敵は文字の重圧によって動きが鈍る。
(しようしゃがかくもじすべてがきょうかされる。)
使用者が書く文字すべてが強化される。
(ほかのかたとくみあわせることでいりょくがばいぞうする。)
他の型と組み合わせることで威力が倍増する。
(ちょうじかんいじできるがしゅうちゅうりょくのしょうもうがはげしい。)
長時間維持できるが集中力の消耗が激しい。
など
(もじのこきゅうにおけるちゅうばんさいだいきゅうのせいあつわざ。)
文字の呼吸における中盤最大級の制圧技。
(はつどうえんしゅつ:しようしゃは「ばんしょうそうてん」をしずかにとじ、むねのまえへかかげる。)
発動演出:使用者は「万象創典」を静かに閉じ、胸の前へ掲げる。
(ふかくこきゅうをととのえると、ほんぜんたいがこがねいろにかがやきはじめる。)
深く呼吸を整えると、本全体が黄金色に輝き始める。
(ゆっくりとほんをひらくと、ぺーじはまぶしいはっこうをはなち、)
ゆっくりと本を開くと、ページは眩しい白光を放ち、
(なにもかかれていないはずのかみへむすうのこだいもじがうかびあがる。)
何も書かれていないはずの紙へ無数の古代文字が浮かび上がる。
(しようしゃははねぺんをたかくかかげ、くうちゅうへおおきくひともじめをかく。)
使用者は羽ペンを高く掲げ、空中へ大きく一文字目を書く。
(「てん」つづいて、「ち」「うみ」「かぜ」「かみなり」「ほのお」「やま」「き」「ほし」「つき」)
「天」続いて、「地」「海」「風」「雷」「炎」「山」「樹」「星」「月」
(きょだいなもじがてんくうへつぎつぎとえがかれ、)
巨大な文字が天空へ次々と描かれ、
(それぞれがこうごうしいひかりをはなちながらくうちゅうへふゆうする。)
それぞれが神々しい光を放ちながら空中へ浮遊する。
(もじどうしはきんいろのこうせんでつながれ、きょだいなえんかんをけいせい。)
文字同士は金色の光線で繋がれ、巨大な円環を形成。
(そのえんかんはかいてんをはじめ、せんじょうぜんたいへしんせいなひかりをふりそそがせる。)
その円環は回転を始め、戦場全体へ神聖な光を降り注がせる。
(やがてじめんいちめんにきょだいなまほうじんのようなもじじんがうかびあがり、)
やがて地面一面に巨大な魔法陣のような文字陣が浮かび上がり、
(せかいそのものがいっさつのせいてんへかきかえられる。)
世界そのものが一冊の聖典へ書き換えられる。
(からだがうごけばあしもとから「ばく」のもじがあらわれ、)
体が動けば足元から「縛」の文字が現れ、
(こうげきすれば「だん」のもじがてきをきりさき、)
攻撃すれば「断」の文字が敵を切り裂き、
(みかたには「まもり」「ゆ」「じん」のもじがうかびあがる。)
味方には「護」「癒」「迅」の文字が浮かび上がる。
(さいごにしようしゃがはねぺんでおおきくえんをえがく。)
最後に使用者が羽ペンで大きく円を描く。
(するとてんくうのもじがいっせいにきょうめいし、)
すると天空の文字が一斉に共鳴し、
(むすうのこうちゅうがてんちをつらぬき、せいてん・しんらきしょうがかんせいする。)
無数の光柱が天地を貫き、聖典・森羅記章が完成する。
(みため:はつどうするとせんじょうぜんたいがあわいきんいろとそうはくしょくのひかりにつつまれる。)
見た目:発動すると戦場全体が淡い金色と蒼白色の光に包まれる。
(そらにはきょだいなこだいもじがせいざのようにならび、)
空には巨大な古代文字が星座のように並び、
(もじどうしをつなぐひかりがきょだいなしょもつのぺーじをえがいていく。)
文字同士を繋ぐ光が巨大な書物のページを描いていく。
(じめんにはいくえものもじじんがひろがり、きょだいなかんじがゆっくりかいてんしつづける。)
地面には幾重もの文字陣が広がり、巨大な漢字がゆっくり回転し続ける。
(くうきちゅうにはひかるしへんがまい、いちまいいちまいにことなるこだいもじがきざまれている。)
空気中には光る紙片が舞い、一枚一枚に異なる古代文字が刻まれている。
(はねぺんがうごくたび、ひかるすみがそらへまいあがり、)
羽ペンが動くたび、光る墨が空へ舞い上がり、
(もじがはなびのようにはじけながらあたらしいじゅつしきをうみだす。)
文字が花火のように弾けながら新しい術式を生み出す。
(りょういきぜんたいはまるで「てんちそのものがきょだいなせいしょになったせかい」)
領域全体はまるで「天地そのものが巨大な聖書になった世界」
(のようなげんそうてきなけしきとなる。)
のような幻想的な景色となる。
(とおくからみると、おうごんのもじでこうせいされたきょだいなしんでんが、)
遠くから見ると、黄金の文字で構成された巨大な神殿が、
(てんくうへうかんでいるようにもみえる。)
天空へ浮かんでいるようにも見える。
(わざがしゅうりょうすると、てんくうのもじはひとつずつしへんへかわり、)
技が終了すると、天空の文字は一つずつ紙片へ変わり、
(しずかにひかりとなってきえていく。)
静かに光となって消えていく。
(ゆらい:せいてんは、しんせいなちしきやしんりがしるされたきゅうきょくのしょもつをいみする。)
由来:聖典は、神聖な知識や真理が記された究極の書物を意味する。
(もじのこきゅうはばんしょうそうてんをかんせいけいへちかづけたじょうたいをしょうちょうするめいしょうでもある。)
文字の呼吸では万象創典を完成形へ近づけた状態を象徴する名称でもある。
(しんらは、このよのあらゆるしぜん、せいめい、げんしょうをあらわし、)
森羅は、この世のあらゆる自然、生命、現象を表し、
(きしょうは、それらすべてをもじとしてきろくし、きざみ、しはいすることをいみする。)
記章は、それらすべてを文字として記録し、刻み、支配することを意味する。
(このかたは、にだいめもじのこきゅうのけいしょうしゃが、)
この型は、二代目文字の呼吸の継承者が、
(こだいしんでんにのこされたせきひをけんきゅうしていたさい、)
古代神殿に残された石碑を研究していた際、
(「せかいそのものがいっさつのしょもつでありしぜんはそこへしるされたもじなのではないか」)
「世界そのものが一冊の書物であり自然はそこへ記された文字なのではないか」
(というしそうへたどりついたことでうまれた。)
という思想へ辿り着いたことで生まれた。
(そこからしぜんをしょうちょうするもじをたいけいかし、)
そこから自然を象徴する文字を体系化し、
(ひとつのじゅつしきへとうごうするけんきゅうがつづけられたけっか、)
一つの術式へ統合する研究が続けられた結果、
(かんせいしたのがせいてん・しんらきしょうである。)
完成したのが聖典・森羅記章である。
(そのためはちのかたは、もじをぶきとしてつかうだんかいから、)
そのため捌の型は、文字を武器として使う段階から、
(せかいそのものをいっさつのせいてんとしてあつかうだんかいへとうたつしたしょうちょうてきなかたとされ、)
世界そのものを一冊の聖典として扱う段階へ到達した象徴的な型とされ、
(のちのくのかたやじゅうのかたへつながるじゅうようないしずえとなっている。)
後の玖の型や拾の型へ繋がる重要な礎となっている。