心霊写真 -48-
師匠シリーズ
以前cicciさんが更新してくださっていましたが、更新が止まってしまってしまったので、続きを代わりにアップさせていただきます。
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| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | berry | 8212 | 神 | 8.3 | 98.3% | 306.0 | 2556 | 43 | 56 | 2026/08/25 |
| 2 | HAKU | 7852 | 神 | 8.0 | 97.4% | 321.3 | 2590 | 67 | 56 | 2026/08/22 |
| 3 | kaa | 7055 | 王 | 7.3 | 95.6% | 350.2 | 2589 | 118 | 56 | 2026/08/20 |
| 4 | りく | 6257 | S | 6.4 | 96.8% | 403.5 | 2609 | 84 | 56 | 2026/08/24 |
| 5 | Par2 | 4367 | C+ | 4.4 | 97.6% | 571.0 | 2556 | 62 | 56 | 2026/08/21 |
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問題文
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(ふりむくと、ちゃぱつではでなふくそうとしたおとこがにっこりとわらってたっている。)
振り向くと、茶髪で派手な服装をした男がにっこりと笑って立っている。
(そのくちに、まえばがいっぽんかけているのがみえた。)
その口に、前歯が一本欠けているのが見えた。
(「よう」)
「よう」
(きさくにそうこえをかけられたしゅんかん、うなじのけがさかだつようなききかんが)
気さくにそう声を掛けられた瞬間、うなじの毛が逆立つような危機感が
(せぼねにそってのうてんまではしりぬけた。)
背骨に沿って脳天まで走り抜けた。
(ずしり。)
ズシリ。
(おとこのかおがぼくのかおのそばまでちかづき、)
男の顔が僕の顔のそばまで近づき、
(そのしたではみぎのこぶしがぼくのはらにめりこんでいた。)
その下では右の拳が僕の腹にめり込んでいた。
(いっしゅん、としゃぶつがのどをぎゃくりゅうする、やけるようなかんしょくがあった。)
一瞬、吐瀉物が喉を逆流する、焼けるような感触があった。
(みをまもろうと、としょかんでかりたふくろとすーぱーのびにーるぶくろをろじょうにおとして)
身を守ろうと、図書館で借りた袋とスーパーのビニール袋を路上に落として
(りょうてでおとこをおしのけるようなどうさをとる。)
両手で男を押しのけるような動作を取る。
(しかしちゃぱつのおとこはするりとぼくのてをかわすと、)
しかし茶髪の男はするりと僕の手をかわすと、
(さらにちかづいてはらのおなじばしょをなぐった。)
さらに近づいて腹の同じ場所を殴った。
(それもすんぶんたがわずだ。きょうなつおになぐられたばかりのばしょだった。)
それも寸分たがわずだ。今日夏雄に殴られたばかりの場所だった。
(いや、すこしはずれている。きのうなぐられたばしょだ。この、おなじちゃぱつのおとこに。)
いや、少し外れている。昨日殴られた場所だ。この、同じ茶髪の男に。
(ぼくはたまらず、みをおってはいた。はなにしみるようないたさがある。)
僕はたまらず、身を折って吐いた。鼻に沁みるような痛さがある。
(ちゃぱつは、ていこうりょくをうしなったぼくをひきずるようにして、)
茶髪は、抵抗力を失った僕を引きずるようにして、
(ちかくにあったざっきょびるのいちかいのどあをあけて、なかにはいった。)
近くにあった雑居ビルの一階のドアを開けて、中に入った。
(あきてんぽなのか、かたづけられたなにもないさっぷうけいなへやに、)
空き店舗なのか、片付けられたなにもない殺風景な部屋に、
(だんぼーるはこがいくつかころがっている。)
ダンボール箱がいくつか転がっている。
など
(そのなかでゆいいつ、にだんにつまれているだんぼーるはこに、)
その中で唯一、二段に積まれているダンボール箱に、
(ぼくはおもいきりたたきつけられた。)
僕は思い切り叩きつけられた。
(せなかにかたいものがしょうとつする。)
背中に硬い物が衝突する。
(かんづめかなにかがはこのなかにぎっしりとはいっているらしい。)
缶詰かなにかが箱の中にギッシリと入っているらしい。
(にだんかさねのだんぼーるはくずれ、ぼくはそのうえにたおれこむ。)
二段重ねのダンボールは崩れ、僕はその上に倒れ込む。
(おきあがろうとしたとき、けりがきた。)
起きあがろうとした時、蹴りが来た。
(むねのあたりにあたる。たいじゅうをのせたよこげりだったので、またふきとばされる。)
胸の辺りに当たる。体重を乗せた横蹴りだったので、また吹き飛ばされる。
(あおむけにたおれたぼくのうえに、ちゃぱつがまたがるようにしてにおうだちする。)
仰向けに倒れた僕の上に、茶髪が跨るようにして仁王立ちする。
(「しゃしん、だせよ」)
「写真、出せよ」
(みおろしながら、へらへらとわらう。)
見下ろしながら、ヘラヘラと笑う。
(へんとうをするまもなく、かおをななめからけられる。)
返答をする間もなく、顔を斜めから蹴られる。
(いや、それはほとんどふみつけにちかかった。)
いや、それはほとんど踏みつけに近かった。
(ほおにはしる、ひふとほねがずれるようないたみ。)
頬に走る、皮膚と骨がずれるような痛み。
(つぎのけりがくるまえに、かおをかばおうとりょうてをもっていきかけて、)
次の蹴りが来る前に、顔を庇おうと両手を持って行きかけて、
(しかしとっさのはんだんでちゃぱつのあしをはらった。)
しかし咄嗟の判断で茶髪の足を払った。
(ぐらりとばらんすをくずしたところへ、)
ぐらりとバランスを崩したところへ、
(ずつきをするようにごういんにたちあがる。)
頭突きをするように強引に立ち上がる。
(ぜんしんでてきをおしこみ、そのはんどうをつかってすぐにからだをはなす。)
全身で敵を押し込み、その反動を使ってすぐに身体を離す。
(いっしゅん、あいだができたのでじょうきょうをかくにんすると、あきべやのなかには)
一瞬、間が出来たので状況を確認すると、空き部屋の中には
(じぶんとちゃぱつのおとこのふたりしかいないことはすぐにわかる。)
自分と茶髪の男の二人しかいないことはすぐに分かる。
(ついでぶきになりそうなものをさがすが、)
次いで武器になりそうなものを探すが、
(ほんとうにだんぼーるはこくらいしかみあたらなかった。)
本当にダンボール箱くらいしか見当たらなかった。
(こいつは、けんかのぷろだ。)
こいつは、喧嘩のプロだ。
(ふたりきりでたいじしてはじめて、ひふかんかくでそれをさとる。)
二人きりで対峙して初めて、皮膚感覚でそれを悟る。
(「しゃしんて、なんの、ことだ」)
「写真て、なんの、ことだ」
(いきをととのえながらようやくそういったが、ちゃぱつははのかけたまぬけづらで)
息を整えながらようやくそう言ったが、茶髪は歯の欠けた間抜け面で
(にやけたままばかにしたようにくびをじょうげにふった。)
ニヤケたまま馬鹿にしたように首を上下に振った。
(ゆいいつのでいりぐちは、はいってきたどあだけ。)
唯一の出入り口は、入ってきたドアだけ。
(それはちゃぱつのはいごにあった。にげられない。)
それは茶髪の背後にあった。逃げられない。
(このおとこはぼくさーくずれなのか。)
この男はボクサー崩れなのか。
(いたみにおもわずめをつぶるやいなや、はらにまたなまりのようなおもいぱんちを)
痛みに思わず目をつぶるやいなや、腹にまた訛りのような重いパンチを
(たたきこまれた。こんどはみぎのこぶしだった。)
叩き込まれた。今度は右の拳だった。
(「ぶえ」)
「ぶえ」
(ぶざまなこえがでて、としゃぶつがまたくちからこぼれる。)
無様な声が出て、吐瀉物がまた口からこぼれる。
(ちゃぱつは、みをかがめたぼくのかみのけをつかみ、まるでつりさげるように)
茶髪は、身を屈めた僕の髪の毛を掴み、まるで吊り下げるように
(うでをもちあげながらかおをちかづけていった。)
腕を持ち上げながら顔を近づけて言った。