オリジナル呼吸 文字の呼吸12
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問題文
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(じゅういちのかた:もじしん・しゅうえんそうせいろく)
拾壱の型:文字神・終焉創世録
(がいよう:もじのこきゅうにおけるもじじゅつのきょくち。)
概要:文字の呼吸における文字術の極致。
(じゅうのかたでぶんしょうそのものをげんじつかしたさきにあるかたであり、)
拾の型で文章そのものを現実化した先にある型であり、
(これまであつかってきたむすうのもじ、じゅつしき、ぶんしょうを、)
これまで扱ってきた無数の文字、術式、文章を、
(ひとつのきょだいなしんてんせかいへとうごうする。)
一つの巨大な神典世界へ統合する。
(はつどうするとせんじょうそのものがきょだいなしょもつへへんぼうし、)
発動すると戦場そのものが巨大な書物へ変貌し、
(そら、だいち、うみ、やま、ほのお、かみなり、りゅうなど、)
空、大地、海、山、炎、雷、龍など、
(これまでもじとしてしるされてきたあらゆるがいねんがどうじにげんじつかする。)
これまで文字として記されてきたあらゆる概念が同時に現実化する。
(ただし、このかたはもじのこきゅうにおけるさいしゅうおうぎではない。)
ただし、この型は文字の呼吸における最終奥義ではない。
(しゅうえんそうせいろくというなのとおり、ひとつのものがたりをおわらせ、)
終焉創世録という名の通り、一つの物語を終わらせ、
(あらたなものがたりをかきはじめるためのきょうかいてんであり、)
新たな物語を書き始めるための境界点であり、
(このさきのじゅうにのかたいこうではしんわ、みらい、)
この先の拾弐の型以降では神話、未来、
(うんめい、せかいそのものへかんしょうするりょういきへすすんでいく。)
運命、世界そのものへ干渉する領域へ進んでいく。
(とくちょう:これまでのもじじゅつをひとつのきょだいなじゅつしきへとうごうする。)
特徴:これまでの文字術を一つの巨大な術式へ統合する。
(せんじょうぜんたいをいっさつのしんてんのようなくうかんへかえる。)
戦場全体を一冊の神典のような空間へ変える。
(こうげき、ぼうぎょ、こうそく、げんわく、しえんをどうじにはつどうできる。)
攻撃、防御、拘束、幻惑、支援を同時に発動できる。
(もじだけでなく、ぶんしょうによってうみだされたげんしょうもさいげんされる。)
文字だけでなく、文章によって生み出された現象も再現される。
(しようしゃがかこにしゅうとくしたかたをくみあわせてじゆうにさいこうちくできる。)
使用者が過去に習得した型を組み合わせて自由に再構築できる。
(しゅうえんとそうせいをどうじにあつかえるのがさいだいのとくちょう。)
終焉と創世を同時に扱えるのが最大の特徴。
(ただし、のちのこういがたのように、)
ただし、後の高位型のように、
など
(みらいやせかいそのものをかんぜんにかきかえることはできない。)
未来や世界そのものを完全に書き換えることはできない。
(はつどうごはせいしんりょくのしょうもうがひじょうにおおきく、ちょうじかんのいじはこんなん。)
発動後は精神力の消耗が非常に大きく、長時間の維持は困難。
(いちづけとしては、)
位置付けとしては、
(じゅういちのかたまでのもじじゅつをきわめたものがとうたつするだいいちのちょうてんとなる。)
拾壱の型までの文字術を極めた者が到達する第一の頂点となる。
(はつどうえんしゅつ:しようしゃは「ばんしょうそうてん」をじめんへしずかにおき、はねぺんをそらへむける。)
発動演出:使用者は「万象創典」を地面へ静かに置き、羽ペンを空へ向ける。
(しゅういからこれまでしようしてきたもじがひとつずつあつまりはじめる。)
周囲からこれまで使用してきた文字が一つずつ集まり始める。
(「はな」「りゅう」「かみなり」「ほし」「てん」「ち」「いのち」「ふう」「そう」)
「花」「龍」「雷」「星」「天」「地」「命」「封」「創」
(むすうのもじがくうちゅうへうかびあがり、)
無数の文字が空中へ浮かび上がり、
(きょだいならせんをえがきながらしようしゃのしゅういをかいてんする。)
巨大な螺旋を描きながら使用者の周囲を回転する。
(つづいてそらいちめんへきょだいなひかりのぺーじがてんかいされる。)
続いて空一面へ巨大な光のページが展開される。
(しようしゃがはねぺんをはしらせると、そのぺーじへいちぎょうのぶんしょうがかきこまれる。)
使用者が羽ペンを走らせると、そのページへ一行の文章が書き込まれる。
(そのしゅんかん、もじがいっせいにかがやき、)
その瞬間、文字が一斉に輝き、
(これまでのかたでうみだされたげんしょうがつぎつぎとさいげんされる。)
これまでの型で生み出された現象が次々と再現される。
(あおいりゅうがてんくうをまい、きょだいなもじばながさき、)
蒼い龍が天空を舞い、巨大な文字花が咲き、
(むすうのせいもじがふり、かみなりとひかりのはしらがてんちをつらぬく。)
無数の星文字が降り、雷と光の柱が天地を貫く。
(そしてくうちゅうのむすうのぺーじがいっさつへあつまり、きょだいなしんてんをけいせいする。)
そして空中の無数のページが一冊へ集まり、巨大な神典を形成する。
(しようしゃはさいごにはねぺんで「つい」とかく。)
使用者は最後に羽ペンで「終」と書く。
(するとせんじょうぜんたいのもじがいっしゅんでせいしする。)
すると戦場全体の文字が一瞬で静止する。
(そのちょくご、すべてのじゅつしきがいっせいにしゅうそくし、ひかりのだいばくはつではなく、)
その直後、すべての術式が一斉に収束し、光の大爆発ではなく、
(せかいがいちまいのはくしへもどるようなしずかなしょうめつがおこる。)
世界が一枚の白紙へ戻るような静かな消滅が起こる。
(はくしとなったくうかんに、こんどはちいさなひともじがあらわれる。)
白紙となった空間に、今度は小さな一文字が現れる。
(「はじめ」そのひともじからあらたなひかりがひろがり、じゅつしきがおわる。)
「始」その一文字から新たな光が広がり、術式が終わる。
(みため:はつどうちゅうはせんじょうそのものがきょだいなしょもつのないぶへへんぼうする。)
見た目:発動中は戦場そのものが巨大な書物の内部へ変貌する。
(そらにはむすうのぺーじがうかび、だいちにはきんいろのもじじんがひろがる。)
空には無数のページが浮かび、大地には金色の文字陣が広がる。
(そのちゅうしんにはきょだいなほんのようなひかりのもんがひらき、)
その中心には巨大な本のような光の門が開き、
(そのおくからあおじろいもじりゅうや、ほし、かみなり、はな、ほのおなどがつぎつぎとあらわれる。)
その奥から蒼白い文字龍や、星、雷、花、炎などが次々と現れる。
(しようしゃのはいごにはきょだいなもじしんのかげがうかびあがる。)
使用者の背後には巨大な文字神の影が浮かび上がる。
(それはひとのすがたにもりゅうのすがたにもみえるふていけいのそんざいで、)
それは人の姿にも龍の姿にも見える不定形の存在で、
(ぜんしんがむすうのもじによってこうせいされている。)
全身が無数の文字によって構成されている。
(もじしんのひとみには「げん」というもじがうかび、)
文字神の瞳には「言」という文字が浮かび、
(はねぺんをうごかすたびにそのしんたいをこうせいするもじがりゅうどうする。)
羽ペンを動かすたびにその身体を構成する文字が流動する。
(しゅうばんになると、すべてのもじがひとつのきょだいなえんかんへあつまり、)
終盤になると、すべての文字が一つの巨大な円環へ集まり、
(えんかんそのものがきょだいなほんのひょうしのようにとじる。)
円環そのものが巨大な本の表紙のように閉じる。
(そのひょうしがとじたしゅんかん、もじしんもひかりへかわってきえる。)
その表紙が閉じた瞬間、文字神も光へ変わって消える。
(ゆらい:もじしんとは、もじにやどることだまがきょくげんまでしゅうせきすることでうまれる、)
由来:文字神とは、文字に宿る言霊が極限まで集積することで生まれる、
(もじのこきゅうにおけるしんかくてきそんざいをいみする。)
文字の呼吸における神格的存在を意味する。
(しゅうえんはひとつのものがたり、じゅつしき、たたかいをおわらせること。)
終焉は一つの物語、術式、戦いを終わらせること。
(そうせいはあらたなものがたりやせかいをうみだすこと。)
創世は新たな物語や世界を生み出すこと。
(ろくは、それらすべてをいっさつのきろくとしてのこすことをあらわしている。)
録は、それらすべてを一冊の記録として残すことを表している。
(このかたは、れきだいのけいしょうしゃが、)
この型は、歴代の継承者が、
(「すべてのもじじゅつをひとつのさくひんへとうごうする」というしそうのもとでかんせいさせた。)
「すべての文字術を一つの作品へ統合する」という思想のもとで完成させた。
(ただしそのかんせいによってもじのちからそのものがあらたなだんかいへしんかすることになる。)
ただしその完成によって文字の力そのものが新たな段階へ進化することになる。
(そのためじゅういちのかたは、もじのこきゅうのしゅうてんではなく、)
そのため拾壱の型は、文字の呼吸の終点ではなく、
(もじでせかいをしるすだんかいから、)
文字で世界を記す段階から、
(もじによってせかいそのものをあつかうだんかいへすすむためのとびらとしていちづけている。)
文字によって世界そのものを扱う段階へ進むための扉として位置付けている。
(そして、このかたをさかいに、じゅうにのかたいこうでは、)
そして、この型を境に、拾弐の型以降では、
(しんわ、みらい、うんめい、せかいそのものをだいざいとした、)
神話、未来、運命、世界そのものを題材とした、
(さらにこうじのもじじゅつがうまれていく。)
さらに高次の文字術が生まれていく。