オリジナル血鬼術 夢幻13
リクエストいただきありがとうございました!
画像協力者:AI(光の演出、衣装)
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(けっきじゅつ:むろう・むそう)
血鬼術:夢牢・無窓
(がいよう:むろう・むそうは、たいしょうしゃのにんしきをくろいへいさくうかんへとじこめ、)
概要:夢牢・無窓は、対象者の認識を黒い閉鎖空間へ閉じ込め、
(でぐちもほうこうもわからないじょうたいへおいこむいのう。)
出口も方向も分からない状態へ追い込む異能。
(むらがげっけいせん・むはくをしずかにとじると、たいしょうしゃのしゅういからしきさいがうしなわれていく。)
夢羅が月影扇・夢白を静かに閉じると、対象者の周囲から色彩が失われていく。
(しだいにけしきはくろくそまり、しほうをたかいかべにかこまれたきょだいなへやにひろがっている。)
次第に景色は黒く染まり、四方を高い壁に囲まれた巨大な部屋に広がっている。
(へやにはまどがない。とびらもない。てんじょうにはしょうめいもなく、)
部屋には窓がない。扉もない。天井には照明もなく、
(かべにはわずかなぎんいろのもんようがうかんでいるだけ。)
壁にはわずかな銀色の紋様が浮かんでいるだけ。
(てきがかべにそってあるいてもへやのすみをしらべても、でぐちらしきものはみつからない。)
敵が壁に沿って歩いても部屋の隅を調べても、出口らしきものは見つからない。
(さらに、このくうかんではおとのほうこうやきょりもただしくにんしきできなくなる。)
さらに、この空間では音の方向や距離も正しく認識できなくなる。
(めのまえでこえがきこえたとおもえば、つぎのしゅんかんにははいごからきこえたようにかんじる。)
目の前で声が聞こえたと思えば、次の瞬間には背後から聞こえたように感じる。
(じぶんのあしおとでさえ、どこからひびいているのかわからなくなる。)
自分の足音でさえ、どこから響いているのか分からなくなる。
(ただし、じっさいにたいしょうしゃのしんたいがべつのくうかんへいどうしているわけではない。)
ただし、実際に対象者の身体が別の空間へ移動しているわけではない。
(むらがつくりだすのは、げんじつのばしょをにんしきできなくさせる、へいさくうかんのげんえい。)
夢羅が作り出すのは、現実の場所を認識できなくさせる、閉鎖空間の幻影。
(このいのうのおそろしさは、たんにでぐちをみえなくすることではない。)
この異能の恐ろしさは、単に出口を見えなくすることではない。
(でぐちがそんざいするかもしれないというかのうせいを、たいしょうしゃからみうしなわせること。)
出口が存在するかもしれないという可能性を、対象者から見失わせること。
(ゆめじ・めいきゅうがおわりのないみちでまよわせるいのうなら、)
夢路・迷宮が終わりのない道で迷わせる異能なら、
(むろう・むそうは、みちさえそんざいしないばしょへとじこめるいのう。)
夢牢・無窓は、道さえ存在しない場所へ閉じ込める異能。
(むらはこのくうかんをりようし、てきのこうどうをせいげんするとどうじに、)
夢羅はこの空間を利用し、敵の行動を制限すると同時に、
(ほかのいのうをくみあわせるためのじかんをつくりだす。)
ほかの異能を組み合わせるための時間を作り出す。
(とくちょう:1、たいしょうしゃのしゅういにくろいへいさくうかんをにんしきさせ、そとのけしきをみうしなわせる。)
特徴:1、対象者の周囲に黒い閉鎖空間を認識させ、外の景色を見失わせる。
など
(はつどうじにはしゅういのしきさいがうすれ、さいごにはくろいかべにかこまれたへやだけがのこる。)
発動時には周囲の色彩が薄れ、最後には黒い壁に囲まれた部屋だけが残る。
(2、まどやとびら、でぐちのないへやをつくりだす。)
2、窓や扉、出口のない部屋を作り出す。
(かべやゆかはなめらかで、どこをしらべてもそとへつうじるばしょをみつけられない。)
壁や床は滑らかで、どこを調べても外へ通じる場所を見つけられない。
(3、たいしょうしゃがでぐちをさがそうとすると、でぐちらしきばしょがかべへかわったり、)
3、対象者が出口を探そうとすると、出口らしき場所が壁へ変わったり、
(つうろがとぎれたりするようににんしきさせる。)
通路が途切れたりするように認識させる。
(じょうげさゆうやぜんごのかんかくをあいまいにし、)
上下左右や前後の感覚を曖昧にし、
(へやのなかでじぶんがどちらをむいているのかはあくしにくくする。)
部屋の中で自分がどちらを向いているのか把握しにくくする。
(はつどうえんしゅつ:むらはてきをみつめたまま、げっけいせん・むはくをゆっくりととじる。)
発動演出:夢羅は敵を見つめたまま、月影扇・夢白をゆっくりと閉じる。
(ぱちん。ちいさなおとがひびいたしゅんかん、しゅういのけしきからしきさいがぬけおちる。)
パチン。小さな音が響いた瞬間、周囲の景色から色彩が抜け落ちる。
(きぎのみどりがはいいろへかわり、じめんのもようがしろくうすれ、)
木々の緑が灰色へ変わり、地面の模様が白く薄れ、
(そらにうかんでいたつきのひかりさえもきえていく。)
空に浮かんでいた月の光さえも消えていく。
(やがてしかいのはしからくろいかげがひろがり、けしきぜんたいをおおいつくす。)
やがて視界の端から黒い影が広がり、景色全体を覆い尽くす。
(くらやみのなかで、ひくいおとがひびく。)
暗闇の中で、低い音が響く。
(ごごごご...。まるできょだいなかべがうごきはじめたかのようなおと。)
ゴゴゴゴ...。まるで巨大な壁が動き始めたかのような音。
(くらやみがはれると、たいしょうしゃのしゅういにはくろいかべがそびえたっている。)
暗闇が晴れると、対象者の周囲には黒い壁がそびえ立っている。
(しょうめんにも、はいごにも、さゆうにもかべがある。)
正面にも、背後にも、左右にも壁がある。
(たかいてんじょうはくらやみにとけこみ、そのたかささえわからない。)
高い天井は暗闇に溶け込み、その高ささえ分からない。
(むらはへやのちゅうおうでしずかにおうぎをひらく。)
夢羅は部屋の中央で静かに扇を開く。
(せんめんのつきのもようがあわいぎんいろにかがやき、そのひかりがかべへとひろがっていく。)
扇面の月の模様が淡い銀色に輝き、その光が壁へと広がっていく。
(かべのひょうめんには、ひがんばなとみかげつをくみあわせたもんようがうかびあがる。)
壁の表面には、彼岸花と三日月を組み合わせた紋様が浮かび上がる。
(そのしゅんかん、へやのすべてのおとがきえる。)
その瞬間、部屋のすべての音が消える。
(むらはゆっくりとてきをみつめ、つげる。)
夢羅はゆっくりと敵を見つめ、告げる。
(「むろう・むそう。」)
「夢牢・無窓。」
(てきがふりかえる。しかし、はいごにもでぐちはない。)
敵が振り返る。しかし、背後にも出口はない。
(かべにてをのばしても、とびらのとってすらみつからない。)
壁に手を伸ばしても、扉の取っ手すら見つからない。
(みため:はつどうちゅうのくうかんは、くろいかべとぎんいろのもんようだけでこうせいされた、)
見た目:発動中の空間は、黒い壁と銀色の紋様だけで構成された、
(まどのないげんそうてきなみっしつへとへんかする。)
窓のない幻想的な密室へと変化する。
(かべはこくようせきのようなしつかんをもち、ひょうめんはほそいぎんいろのせんがあみめじょうにきざまれている。)
壁は黒曜石のような質感を持ち、表面は細い銀色の線が網目状に刻まれている。
(ゆかはかがみのようになめらかで、たいしょうしゃのすがたをぼんやりとうつしだす。)
床は鏡のように滑らかで、対象者の姿をぼんやりと映し出す。
(ただし、そのはんしゃぞうはじっさいのうごきよりわずかにおくれてうごく。)
ただし、その反射像は実際の動きよりわずかに遅れて動く。
(てんじょうはそんざいしているはずなのに、うえをみあげてもくらやみしかみえない。)
天井は存在しているはずなのに、上を見上げても暗闇しか見えない。
(かべとゆかのきょうかいははっきりしており、)
壁と床の境界ははっきりしており、
(へやがどこまでつづいているのかわからないようなぶきみさがある。)
部屋がどこまで続いているのか分からないような不気味さがある。
(かべにはみかげつとひがんばなのもんようがきざまれ、あわいぎんいろのひかりをはなつ。)
壁には三日月と彼岸花の紋様が刻まれ、淡い銀色の光を放つ。
(ゆかにはうすいきりがひろがり、あるくたびにくろいはもんがあしもとからひろがる。)
床には薄い霧が広がり、歩くたびに黒い波紋が足元から広がる。
(てんじょうのくらやみには、ほしのようなちいさなひかりがうかんではきえる。)
天井の暗闇には、星のような小さな光が浮かんでは消える。
(かべのもんようはたいしょうしゃがめをはなすとすこしずついちをかえ、)
壁の紋様は対象者が目を離すと少しずつ位置を変え、
(めじるしとしてりようできなくなる。)
目印として利用できなくなる。
(くうかんがゆがむしゅんかん、かべのひょうめんにすいめんのようなはもんがはしる。)
空間が歪む瞬間、壁の表面に水面のような波紋が走る。
(はつどうがつよまると、かべのもんようがいっせいにかがやき、)
発動が強まると、壁の紋様が一斉に輝き、
(へやのりんかくがきょだいなくろいはこのようにうかびあがる。)
部屋の輪郭が巨大な黒い箱のように浮かび上がる。
(むらはくろいへやのなかでも、はおりとぎんいろのかみさきだけがあわくうかびあがってみえる。)
夢羅は黒い部屋の中でも、羽織と銀色の髪先だけが淡く浮かび上がって見える。
(みぎめのむらさきいろのひとみにはくろいへやが、)
右目の紫色の瞳には黒い部屋が、
(ひだりめのたんおうしょくのひとみにはちいさなとじたまどのもんようがうつる。)
左目の淡黄色の瞳には小さな閉じた窓の紋様が映る。
(はいごには、まどのないくろいとびらのげんえいがうかびあがる。)
背後には、窓のない黒い扉の幻影が浮かび上がる。
(そのとびらにはとってもかぎあなもなく、ちゅうおうにちいさなぎんいろのつきだけがきざまれている。)
その扉には取っ手も鍵穴もなく、中央に小さな銀色の月だけが刻まれている。
(むらがおうぎをうごかすたび、はいごのとびらはおともなくかいへいする。)
夢羅が扇を動かすたび、背後の扉は音もなく開閉する。
(しかし、そのむこうがわになにがあるのかは、だれにもわからない。)
しかし、その向こう側に何があるのかは、誰にも分からない。
(さいだいまではつどうしたときには、へやのかべがむすうのくろいかがみへとへんかし、)
最大まで発動したときには、部屋の壁が無数の黒い鏡へと変化し、
(そのすべてにむらのすがたがうつる。)
そのすべてに夢羅の姿が映る。
(どこをみてもでぐちはなく、どこをむいてもむらのそんざいをかんじる。)
どこを見ても出口はなく、どこを向いても夢羅の存在を感じる。
(ゆらい:むは、げんじつとはことなるげんそうのせかいをあらわす。)
由来:夢は、現実とは異なる幻想の世界を表す。
(ろうは、そとへでられないようにとじこめるばしょをいみする。)
牢は、外へ出られないように閉じ込める場所を意味する。
(このふたつをくみあわせたむろうには、)
この二つを組み合わせた夢牢には、
(ゆめのせかいそのものをろうごくへかえるといういみがこめられている。)
夢の世界そのものを牢獄へ変えるという意味が込められている。
(むらがつくりだすくうかんは、てつごうしやくさりでしんたいをこうそくするろうごくではない。)
夢羅が作り出す空間は、鉄格子や鎖で身体を拘束する牢獄ではない。
(たいしょうしゃのにんしきをとざし、しゅういのじょうきょうをただしくはあくできなくすることで、)
対象者の認識を閉ざし、周囲の状況を正しく把握できなくすることで、
(そとへでるためのてがかりをうしなわせる。)
外へ出るための手掛かりを失わせる。
(つまり、しんたいではなく、せかいをりかいするためのかんかくをとじこめるろうごくである。)
つまり、身体ではなく、世界を理解するための感覚を閉じ込める牢獄である。
(むは、なにもそんざいしないこと。)
無は、何も存在しないこと。
(そうは、とじられたくうかんとそとのせかいをつなぐものをいみする。)
窓は、閉じられた空間と外の世界をつなぐものを意味する。
(まどがあればそとのけしきをながめることができ、ひかりやかぜをかんじることもできる。)
窓があれば外の景色を眺めることができ、光や風を感じることもできる。
(しかし、むろう・むそうのへやにはまどがない。)
しかし、夢牢・無窓の部屋には窓がない。
(そとのけしきはみえず、そとからのひかりもとどかない。)
外の景色は見えず、外からの光も届かない。
(じぶんがどこにいるのか、そとになにがあるのかさえわからなくなる。)
自分がどこにいるのか、外に何があるのかさえ分からなくなる。
(この、そとのせかいをしるためのてがかりがそんざいしないというせいしつから、)
この、外の世界を知るための手掛かりが存在しないという性質から、
(むそうというながつけられた。)
無窓という名が付けられた。
(ゆめじ・めいきゅうは、でぐちへつづくみちをみうしなわせる。)
夢路・迷宮は、出口へ続く道を見失わせる。
(ゆめぐい・かいろうは、おなじみちをえんえんとくりかえさせる。)
夢喰・回廊は、同じ道を延々と繰り返させる。
(そして、むろう・むそうは、)
そして、夢牢・無窓は、
(でぐちをさがすためのてがかりさえそんざいしないとおもわせるいのう。)
出口を探すための手掛かりさえ存在しないと思わせる異能。
(てきはさいしょ、へやのかべやゆかをしらべてでぐちをさがそうとする。)
敵は最初、部屋の壁や床を調べて出口を探そうとする。
(しかし、どこをしらべてもおなじくろいかべがつづき、めじるしとなるものもすくない。)
しかし、どこを調べても同じ黒い壁が続き、目印となるものも少ない。
(おとをたよりにしようとしても、おとのほうこうがわからない。)
音を頼りにしようとしても、音の方向が分からない。
(ひかりをたよりにしようとしても、かべのもんようがいちをかえてしまう。)
光を頼りにしようとしても、壁の紋様が位置を変えてしまう。
(やがててきは、なにをてがかりにすればよいのかわからなくなる。)
やがて敵は、何を手掛かりにすればよいのか分からなくなる。
(へやのなかにはまどもでぐちもない。)
部屋の中には窓も出口もない。
(どこにむかってすすめばよいのかさえわからない。)
どこに向かって進めばよいのかさえ分からない。
(むろう・むそうは、てきをぶつりてきにとじこめるのではなく、)
夢牢・無窓は、敵を物理的に閉じ込めるのではなく、
(そとのせかいへもどるためのかくしんをうばう、むげんのいのう。)
外の世界へ戻るための確信を奪う、夢幻の異能。