オリジナル血鬼術 夢幻14
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画像協力者:AI(光の演出、衣装)
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(けっきじゅつ:むきょう・ひがんばな)
血鬼術:夢境・彼岸花
(がいよう:むきょう・ひがんばなは、たいしょうしゃのかこのきおくやかんじょうをよびおこし、)
概要:夢境・彼岸花は、対象者の過去の記憶や感情を呼び起こし、
(なつかしいこうけいにいしきをひきこむいのう。)
懐かしい光景に意識を引き込む異能。
(むらがげっけいせん・むはくをあしもとへむけてふると、じめんにむすうのひがんばながさきはじめる。)
夢羅が月影扇・夢白を足元へ向けて振ると、地面に無数の彼岸花が咲き始める。
(かべんはあかやしろ、あわいむらさきいろにかがやき、かぜもないのにゆっくりとゆれている。)
花弁は赤や白、淡い紫色に輝き、風もないのにゆっくりと揺れている。
(はなばたけがひろがるにつれしゅういのけしきはたいしょうしゃのきおくにむすびつくこうけいがうかびあがる。)
花畑が広がるにつれ周囲の景色は対象者の記憶に結びつく光景が浮かび上がる。
(かつておとずれたばしょ。わすれたくないおもいで。もういちどみたいとねがったけしき。)
かつて訪れた場所。忘れたくない思い出。もう一度見たいと願った景色。
(それらがげんじつにかさなりたいしょうしゃはぜんぽうにひろがるこうけいをながめずにはいられなくなる。)
それらが現実に重なり対象者は前方に広がる光景を眺めずにはいられなくなる。
(さらに、ひがんばなをみつづけるほど、そのきおくにともなうかんじょうがせんめいになっていく。)
さらに、彼岸花を見続けるほど、その記憶に伴う感情が鮮明になっていく。
(なつかしさやよろこび、さびしさなどがいしきをみたし、)
懐かしさや喜び、寂しさなどが意識を満たし、
(めのまえでおきているせんとうへのしゅうちゅうりょくがすこしずつうしなわれていく。)
目の前で起きている戦闘への集中力が少しずつ失われていく。
(ただし、かこへもどったり、きおくがげんじつとしてさいげんされたりするわけではない。)
ただし、過去へ戻ったり、記憶が現実として再現されたりするわけではない。
(あくまで、きおくとかんじょうをよびおこし、げんざいのけしきにかさねてみせるいのうである。)
あくまで、記憶と感情を呼び起こし、現在の景色に重ねて見せる異能である。
(ゆめぐい・きおくちょうがきおくをあいまいにするいのうなら、)
夢喰・記憶帳が記憶を曖昧にする異能なら、
(むきょう・ひがんばなははんたいに、きおくをせんめいによみがえらせるいのう。)
夢境・彼岸花は反対に、記憶を鮮明によみがえらせる異能。
(むらはたいしょうしゃのたいせつにするおもいでをりようしてきのいしきをせんじょうからひきはなしていく。)
夢羅は対象者の大切にする思い出を利用し敵の意識を戦場から引き離していく。
(とくちょう:1、たいしょうしゃのあしもとからむすうのひがんばなをさかせ、えいきょうがおよぶはんいをひろげる。)
特徴:1、対象者の足元から無数の彼岸花を咲かせ、影響が及ぶ範囲を広げる。
(はながふえるほど、しゅういのけしきにはあわいきりがただよいはじめる。)
花が増えるほど、周囲の景色には淡い霧が漂い始める。
(2、たいしょうしゃのきおくにむすびついたふうけいを、げんざいのけしきへかさねてうつしだす。)
2、対象者の記憶に結びついた風景を、現在の景色へ重ねて映し出す。
(じっさいにみたばしょだけでなく、つよくいんしょうにのこっているこうけいもまぼろしとしてさいげんできる。)
実際に見た場所だけでなく、強く印象に残っている光景も幻として再現できる。
など
(3、かこのできごとにともなうなつかしさやよろこび、さびしさなどをつよくかんじさせる。)
3、過去の出来事に伴う懐かしさや喜び、寂しさなどを強く感じさせる。
(きおくそのものだけでなく、そのきおくにむすびついたかんじょうもよびおこす。)
記憶そのものだけでなく、その記憶に結びついた感情も呼び起こす。
(4、ひがんばなやきおくのふうけいへちゅういをひきよせる。)
4、彼岸花や記憶の風景へ注意を引き寄せる。
(たいしょうしゃはめのまえのこうけいがきになり、げんざいのじょうきょうにしゅうちゅうしにくくなる。)
対象者は目の前の光景が気になり、現在の状況に集中しにくくなる。
(5、たいしょうしゃにとっていんしょうぶかいけしきをさいげんする。おさないころにみたばしょや、)
5、対象者にとって印象深い景色を再現する。幼い頃に見た場所や、
(わすれられないきせつのふうけいなどをりようし、まぼろしのせかいへいしきをひきこむ。)
忘れられない季節の風景などを利用し、幻の世界へ意識を引き込む。
(6、きおくにともなうかんじょうをいちじてきにつよめる。ここちよいおもいでにはやすらぎを、)
6、記憶に伴う感情を一時的に強める。心地よい思い出には安らぎを、
(さびしいおもいでにはせつなさをかんじさせ、たいしょうしゃのはんだんをにぶらせる。)
寂しい思い出には切なさを感じさせ、対象者の判断を鈍らせる。
(7、げんざいのふうけいときおくのふうけいをかさねあわせる。)
7、現在の風景と記憶の風景を重ね合わせる。
(めのまえのたてものがなつかしいいえにみえせんじょうにかつてのふうけいがうかびあがったりする。)
目の前の建物が懐かしい家に見え戦場にかつての風景が浮かび上がったりする。
(8、ひがんばなをたいしょうしゃのしゅういにまわせ、うごきにあわせきおくのこうけいをへんかさせる。)
8、彼岸花を対象者の周囲に舞わせ、動きに合わせ記憶の光景を変化させる。
(かべんをおうほど、べつのおもいでへちゅういがうつっていく。)
花弁を追うほど、別の思い出へ注意が移っていく。
(9、ひとつのおもいでをきっかけに、べつのきおくをつぎつぎとよびおこす。)
9、一つの思い出をきっかけに、別の記憶を次々と呼び起こす。
(なつかしいふうけいをみたたいしょうしゃが、かんれんするできごとまでおもいだすようにゆうどうする。)
懐かしい風景を見た対象者が、関連する出来事まで思い出すように誘導する。
(10、たいしょうしゃがきおくのこうけいにいしきをむけているあいだ、そのふうけいがきえにくくなる。)
10、対象者が記憶の光景に意識を向けている間、その風景が消えにくくなる。
(げんざいへいしきをもどそうとするたび、べつのきおくのだんぺんがうかびあがる。)
現在へ意識を戻そうとするたび、別の記憶の断片が浮かび上がる。
(11、ひがんばなのはなばたけのなかに、ひとかげのようなまぼろしをしゅつげんさせる。)
11、彼岸花の花畑の中に、人影のような幻を出現させる。
(たいしょうしゃのきおくにのこるじんぶつをおもわせるすがたをうつしだすこともできるが、)
対象者の記憶に残る人物を思わせる姿を映し出すこともできるが、
(ほんにんそのものをさいげんするわけではない。)
本人そのものを再現するわけではない。
(はつどうえんしゅつ:むらはしずかにげっけいせん・むはくをひらき、じめんへむける。)
発動演出:夢羅は静かに月影扇・夢白を開き、地面へ向ける。
(せんめんにえがかれたひがんばなのもようが、あわいぎんいろからふかいべにいろへとへんかしていく。)
扇面に描かれた彼岸花の模様が、淡い銀色から深い紅色へと変化していく。
(つぎのしゅんかん、じめんのいってんからちいさなはながいちりん、おともなくさく。)
次の瞬間、地面の一点から小さな花が一輪、音もなく咲く。
(そのはなをちゅうしんに、あかいひかりのはもんがひろがる。)
その花を中心に、赤い光の波紋が広がる。
(ふわり...。はもんがとおりすぎたばしょから、つぎつぎとひがんばながさきはじめる。)
ふわり...。波紋が通り過ぎた場所から、次々と彼岸花が咲き始める。
(やがて、じめんをおおいつくすほどのはなばたけがひろがる。)
やがて、地面を覆い尽くすほどの花畑が広がる。
(むらがおうぎをよこへふると、ひがんばなのかべんがいっせいにそらへまいあがる。)
夢羅が扇を横へ振ると、彼岸花の花弁が一斉に空へ舞い上がる。
(そのかべんのいちまいいちまいに、ことなるけしきがうすくうつしだされている。)
その花弁の一枚一枚に、異なる景色が薄く映し出されている。
(しずかなみずうみ、ゆうひにそまるみち、ふるいいえのえんがわ、どこかなつかしいまちなみ。)
静かな湖、夕日に染まる道、古い家の縁側、どこか懐かしい街並み。
(それらのけしきはかべんがかいてんするたびにへんかし、くうちゅうへあわいひかりのまくをつくりだす。)
それらの景色は花弁が回転するたびに変化し、空中へ淡い光の膜を作り出す。
(そして、しゅういのけしきにすこしずつかさなっていく。)
そして、周囲の景色に少しずつ重なっていく。
(てきがかおをあげたとき、せんじょうはすでにみおぼえのあるふうけいへかわりはじめている。)
敵が顔を上げたとき、戦場はすでに見覚えのある風景へ変わり始めている。
(むらははなばたけのちゅうおうにたち、おうぎをむなもとへひきよせる。)
夢羅は花畑の中央に立ち、扇を胸元へ引き寄せる。
(「むきょう・ひがんばな。」)
「夢境・彼岸花。」
(そのしゅんかん、すべてのはながいっせいにかいかする。)
その瞬間、すべての花が一斉に開花する。
(はなばたけをしろいきりがおおい、むすうのかべんがしずかにまいはじめる。)
花畑を白い霧が覆い、無数の花弁が静かに舞い始める。
(てきのめのまえには、わすれられないかこのふうけいがひろがる。)
敵の目の前には、忘れられない過去の風景が広がる。
(しかし、そのふうけいのかたすみには、かならずいちりんのあかいひがんばながさいている。)
しかし、その風景の片隅には、必ず一輪の赤い彼岸花が咲いている。
(みため:はつどうちゅうのくうかんは、むすうのひがんばなと、)
見た目:発動中の空間は、無数の彼岸花と、
(きおくのだんぺんがうかびあがるげんそうてきなはなばたけへとへんかする。)
記憶の断片が浮かび上がる幻想的な花畑へと変化する。
(はなはあざやかなべにいろをちゅうしんに、しろがねいろやあわいむらさきいろをおりまぜたしきさいをもつ。)
花は鮮やかな紅色を中心に、白銀色や淡い紫色を織り交ぜた色彩を持つ。
(ほそいかべんはせんたんがぎんいろにかがやき、はなのちゅうしんはちいさなみかげつのもんようがうかんでいる。)
細い花弁は先端が銀色に輝き、花の中心は小さな三日月の紋様が浮かんでいる。
(はながひらくとしゅういにこまかなひかりのりゅうしがまいあがり、うすいきりのなかへとけこんでいく。)
花が開くと周囲に細かな光の粒子が舞い上がり、薄い霧の中へ溶け込んでいく。
(かべんのひょうめんには、きおくをおもわせるけしきがあわくうつり、かくどでそのこうけいがへんかする。)
花弁の表面には、記憶を思わせる景色が淡く映り、角度でその光景が変化する。
(むらのくろかみはけさきのぎんいろがあわくかがやき、)
夢羅の黒髪は毛先の銀色が淡く輝き、
(しろいはおりのすそにはあかいひがんばなのもようがうかびあがる。)
白い羽織の裾には赤い彼岸花の模様が浮かび上がる。
(みぎめのむらさきいろのひとみにはまいちるかべんがうつり、)
右目の紫色の瞳には舞い散る花弁が映り、
(ひだりめのたんおうしょくのひとみには、とおいゆうけいのようなひかりがやどる。)
左目の淡黄色の瞳には、遠い夕景のような光が宿る。
(かのじょのはいごには、きょだいなひがんばなのげんえいがあらわれ、かべんがゆっくりとかいへいしている。)
彼女の背後には、巨大な彼岸花の幻影が現れ、花弁がゆっくりと開閉している。
(さいだいまではつどうしたときには、むらのしゅういにむすうのあかいかべんがえんけいにひろがり、)
最大まで発動したときには、夢羅の周囲に無数の赤い花弁が円形に広がり、
(そのいちまいいちまいにことなるふうけいがうつる。)
その一枚一枚に異なる風景が映る。
(むらはそのかべんのちゅうしんにたち、おうぎをしずかにとじる。)
夢羅はその花弁の中心に立ち、扇を静かに閉じる。
(うつくしいはなばたけのなかで、かこのけしきだけがげんざいへとさきもどる。)
美しい花畑の中で、過去の景色だけが現在へと咲き戻る。
(ゆらい:むは、げんじつとはことなるげんそうのせかいをあらわす。)
由来:夢は、現実とは異なる幻想の世界を表す。
(きょうは、あるばしょとべつのばしょをわけるきょうかいや、あるじょうたいにあるりょういきをいみする。)
境は、ある場所と別の場所を分ける境界や、ある状態にある領域を意味する。
(このふたつをくみあわせたむきょうは、)
この二つを組み合わせた夢境は、
(ゆめとげんじつのきょうかいにひろがるせかいといういみをもつ。)
夢と現実の境界に広がる世界という意味を持つ。
(むきょう・ひがんばなでは、きおくのなかにのこっているけしきがげんざいのふうけいへかさなり、)
夢境・彼岸花では、記憶の中に残っている景色が現在の風景へ重なり、
(たいしょうしゃはげんじつにいながらかこのせかいにいるようなかんかくをいだく。)
対象者は現実にいながら過去の世界にいるような感覚を抱く。
(それはかんぜんなゆめでも、げんじつそのものでもない。)
それは完全な夢でも、現実そのものでもない。
(かこのきおくとげんざいのけしきがまざりあった、むらどくじのいくうかんである。)
過去の記憶と現在の景色が混ざり合った、夢羅独自の異空間である。
(ひがんばなは、ほそながくのびたかべんと、あざやかなべにいろがとくちょうてきなはな。)
彼岸花は、細長く伸びた花弁と、鮮やかな紅色が特徴的な花。
(どくとくなすがたから、げんそうてきなふうけいや、なつかしさ、わかれなどをれんそうさせることがある。)
独特な姿から、幻想的な風景や、懐かしさ、別れなどを連想させることがある。
(むらにとってひがんばなは、かことげんざいのきょうかいにさくはなのしょうちょう。)
夢羅にとって彼岸花は、過去と現在の境界に咲く花の象徴。
(はながさいているばしょには、わすれられないきおくがうかびあがる。)
花が咲いている場所には、忘れられない記憶が浮かび上がる。
(かべんがまえば、そのきおくはべつのけしきへへんかする。)
花弁が舞えば、その記憶は別の景色へ変化する。
(そしてはながきえれば、おもいでもまたきりのむこうへとおざかっていく。)
そして花が消えれば、思い出もまた霧の向こうへ遠ざかっていく。
(このはかなさとうつくしさから、ひがんばなはむきょうをしょうちょうするはなとしてえらばれた。)
この儚さと美しさから、彼岸花は夢境を象徴する花として選ばれた。
(ゆめぐい・きおくちょうは、かこのきおくをあいまいにする。)
夢喰・記憶帳は、過去の記憶を曖昧にする。
(それにたいして、むきょう・ひがんばなは、かこのきおくをせんめいによびおこす。)
それに対して、夢境・彼岸花は、過去の記憶を鮮明に呼び起こす。
(てきがせんとうへしゅうちゅうしようとしても、はなばたけにうつしだされたふうけいがいしきをひきよせる。)
敵が戦闘へ集中しようとしても、花畑に映し出された風景が意識を引き寄せる。
(なつかしいばしょがみえれば、おもわずめをむけてしまう。)
懐かしい場所が見えれば、思わず目を向けてしまう。
(わすれられないおもいでがうかべば、そのときのかんじょうがよみがえる。)
忘れられない思い出が浮かべば、そのときの感情がよみがえる。
(そして、むらはそのわずかなすきをのがさない。)
そして、夢羅はそのわずかな隙を逃さない。
(かのじょにとって、てきのこころをみだすためにかならずしもおそろしいまぼろしをみせるひつようはない。)
彼女にとって、敵の心を乱すために必ずしも恐ろしい幻を見せる必要はない。
(あいてがたいせつにしているきおくほど、つよいまぼろしになりえる。)
相手が大切にしている記憶ほど、強い幻になり得る。
(ひがんばなのさくうつくしいせかいは、やさしくなつかしいばしょにみえる。)
彼岸花の咲く美しい世界は、優しく懐かしい場所に見える。
(しかし、そのはなばたけにいしきをうばわれるほど、めのまえのげんじつからちゅういがはなれていく。)
しかし、その花畑に意識を奪われるほど、目の前の現実から注意が離れていく。
(むらはしずかにおうぎをふり、ひがんばなのむこうからてきをみつめている。)
夢羅は静かに扇を振り、彼岸花の向こうから敵を見つめている。
(むきょう・ひがんばなは、きょうふではなくなつかしさによっててきをゆめへさそう、)
夢境・彼岸花は、恐怖ではなく懐かしさによって敵を夢へ誘う、
(むげんのなかでもとくにしずかであやしいいのうである。)
夢幻の中でも特に静かで妖しい異能である。