ナンセンスの塊

(つたえたいことばっかかいたって なんもくみとっちゃくれないよ)

伝えたい事ばっか書いたって 何も汲み取っちゃくれないよ

(つたえたいことなしにおどったって なんもうけとっちゃくれないよ)

伝えたい事なしに踊ったって 何も受け取っちゃくれないよ

(あいはんするこえはいつだって かいわいにうずまいているでしょ)

相反する声はいつだって 界隈に渦巻いているでしょ

(そんなことばっかいったって どうにかできるもんじゃないでしょ)

そんな事ばっか言ったって どうにか出来るもんじゃ無いでしょ

(ゆびさしてわらっている)

指差して嗤っている

(ひぼうさんびれっとうかんのもうしご)

誹謗　賛美　劣等感の申し子

(おえつをむさぼるおと)

嗚咽を貪る音

(さけんだふるいぞうが ほしをひきよせて)

叫んだ古い像が 星を引き寄せて

(きたいをてらしている めがつぶれそうだ)

期待を照らしている 目が潰れそうだ

(あぁかれていくかれていくの ていをつきだしたさいのうが)

あぁ　枯れていく　枯れていくの 底を突きだした才能が

(あぁすたれていくすたれていくの せんをうしなったかんせいが)

あぁ　廃れていく　廃れていくの 鮮を失った感性が

(やりたいことやっていきたって さんざんなめにあうだけでしょ)

やりたい事やって生きたって 散々な目に遭うだけでしょ

(やりたいことなんてなくたって じゅうじゅんなこにそうだけでしょ)

やりたい事なんて無くたって 従順な子に沿うだけでしょ

(こどくのふちをにらむ)

孤独の淵を睨む

(しっせきはとうぼうのあいず)

叱責は逃亡の合図

(すきかってないてかんでまた)

好き勝手泣いて噛んでまた

(しちじゅうごにちかんのもうそうろん)

七十五日間の妄想論

(みずさしてあおっている)

水差して煽っている

(くのうかんきあんねいかんのしんきろう)

苦悩　歓喜　安寧感の蜃気楼

(どうこのとどろくおと)

慟呼の轟く音

(さけんだふるいぞうが ほしをひきよせて)

叫んだ古い像が 星を引き寄せて

(きたいをてらしている てがちぎれそうだ)

期待を照らしている 手が千切れそうだ

(あぁさびていくさびていくの ぎんにみまがったさいのうが)

あぁ　錆びていく　錆びていくの 銀に見紛った才能が

(あぁくさっていくくさっていくの じょうにあやかったかんせいが)

あぁ　腐っていく　腐っていくの 情に肖った感性が

(からっぽになっていた いきもすえなくて)

空っぽになっていた 息も吸えなくて

(せかいはうそみたいに)

世界は嘘みたいに

(ざんこくだ)

残酷だ

(さけんだふるいぞうは とうにこわれていた)

叫んだ古い像は とうに壊れていた

(したいをひたしている よくねむれそうだ)

死体を浸している よく眠れそうだ

(あぁかれていくかれていくの めいをつきだしたさいのうが)

あぁ　枯れていく　枯れていくの 冥を突きだした才能が

(あぁすたれていくすたれていくの せいをうしなったかんせいが)

あぁ　廃れていく　廃れていくの 生を失った感性が