メロンソーダ

(ねぇあいどるのまえにひとりのおんなのこなのよ)

ねぇ アイドルの前に 一人の女の子なのよ

(へいきなかおにみえるでしょわたしもぷろだから)

平気な顔に見えるでしょ 私もプロだから

(ねぇだれといるのとかわたしのこときらいとか)

ねぇ 誰といるのとか 私のこと嫌いとか

(したがきほぞんにかくしておはようっておくるの)

下書き保存に隠して おはようって送るの

(あのこのことがすきなのかきけないままでなつがおわる)

あの娘のことが好きなのか 聞けないままで夏が終わる

(うまれてはじめてのきもちしょうじょまんがみたいなきもち)

生まれて初めての気持ち 少女マンガみたいな気持ち

(わたしがいちばんかわいいのにどうしてあのこばかりみるの)

私が一番可愛いのに どうしてあの娘ばかり見るの

(あなたからすきといわれたならあいどるだってやめちゃうかも)

あなたから好きと言われたなら アイドルだって辞めちゃうかも

(おねがいなまえでよばないでこれいじょうむちゅうにさせないで)

お願い 名前で呼ばないで これ以上夢中にさせないで

(かんせつきすがはずかしくて)

間接キスが恥ずかしくて

(ひとくちもわけてあげなかっためろんそーだ)

一口も分けてあげなかったメロンソーダ

(ねぇかめらのまえならきめがおすぐにつくれるのに)

ねぇ カメラの前なら キメ顔すぐに作れるのに

(あなたとふたりきりだとじょうずにできない)

あなたと二人きりだと 上手にできない

(まつりのはなびたいかいもらいぶのよていがはいるけど)

祭りの花火大会も ライブの予定が入るけど

(まいあさのほしうらないはあなたのぶんまでみてるのよ)

毎朝の星占いは あなたの分まで見てるのよ

(さよならしてからよびとめてくちづけしたあとだきしめて)

さよならしてから呼び止めて 口づけした後抱きしめて

(なんていえるはずもないよね)

なんて言えるはずもないよね

(あなたのいないまちにながれるなつのめろでぃー)

あなたのいない街に流れる夏のメロディー

(こんなにこんなにいとしいのにどうしてなみだばかりでるの)

こんなに こんなに愛しいのに どうして涙ばかり出るの

(やさしいことばにふれるたびにこころがはりさけそうだよ)

優しい言葉に触れるたびに 心が張り裂けそうだよ

(わたしがいちばんかわいいのにどうしてあのこばかりみるの)

私が一番可愛いのに どうしてあの娘ばかり見るの

(あなたからすきといわれたならあいどるだってやめちゃうかも)

あなたから好きと言われたなら アイドルだって辞めちゃうかも

(おねがいなまえでよばないでこれいじょうむちゅうにさせないで)

お願い 名前で呼ばないで これ以上 夢中にさせないで

(かんせつきすがはずかしくて)

間接キスが恥ずかしくて

(ひとくちもわけてあげなかっためろんそーだ)

一口も分けてあげなかったメロンソーダ

(めろんそーだ)

メロンソーダ