ラストソング

(まくがおりればぼくらおたがいにはなればなれ)

幕が下りれば僕ら　お互いに離れ離れ

(ひにくなもんだなこんなときだけ)

皮肉なもんだな　こんな時だけ

(あっというまにすぎさるなんてさ)

あっという間に過ぎ去るなんてさ

(またねがあればどんなおわかれもましになるね)

「またね」があれば　どんなお別れもましになるね

(いついえなくなるだろう？かんがえちゃだめだよなあ)

いつ言えなくなるだろう？　考えちゃだめだよなあ

(いつだとしてもむなしくなるから)

いつだとしても虚しくなるから

(ひとなつのきらめきがあいすをとかしていく)

ひと夏のきらめきが　アイスを溶かしていく

(それによくにたやるせなさにはほんのすこしだけ)

それによく似たやるせなさには　ほんの少しだけ

(せつなのあじがあまくまざりあう)

刹那の味が　甘く混ざりあう

(きょうがおわるのがかなしいから)

今日が終わるのが　悲しいから

(あさひよにどとでてこないでと)

朝日よ２度と出てこないでと

(とけいをぎゅっとつねったらなぐさめのおとがしたよ)

時計をぎゅっとつねったら　慰めの音がしたよ

(まだあそびたりないよもっとうたいたいのにな)

まだ遊びたりないよ　もっと歌いたいのにな

(かぎりがあるからこそすべてはうつくしいんだと)

限りがあるからこそ　全ては美しいんだと

(そんなどせいろんおくびょうなぼくには)

そんなド正論　臆病な僕には

(しんどすぎてきけたもんじゃないな)

しんどすぎて聞けたもんじゃないな

(つきひをかさねるたびすこしずつできていく)

月日を重ねる度　少しずつ出来ていく

(くろすわーどみたいなこころのすきまうめられるのは)

クロスワードみたいな　心の隙間　埋められるのは

(かわしたことばやくそくのじかん)

交わした言葉　約束の時間

(いつもおわってからただようのは)

いつも終わってから　漂うのは

(てもちはなびのかやくのかおり)

手持ち花火の火薬の香り

(まとわりついてはなれずにゆびにのこるまばゆいこえと)

まとわりついて離れずに　指に残るまばゆい声と

(あおくてあついみみなりもっとききたいのにな)

青くて熱い耳鳴り　もっと聴きたいのにな

(きみとつくりあげたおもいでと)

君と作り上げた思い出と

(このはっぴーをたやさないように)

このハッピーを絶やさないように

(ぼくはわらいごえをたてるまたねをとどけるなげきのあめにすこしぬれながら)

僕は笑い声を立てる「またね」を届ける　嘆きの雨に少し　濡れながら

(ちきゅうさいごのひだとしても)

地球最後の日だとしても

(きょうがおわるのがかなしいから)

今日が終わるのが　悲しいから

(あさひよにどとでてこないでと)

朝日よ２度と出てこないでと

(とけいをぎゅっとつねったらなぐさめのおとがしたよ)

時計をぎゅっとつねったら　慰めの音がしたよ

(まだあそびたりないよもっとうたいたいのにな)

まだ遊びたりないよ　もっと歌いたいのにな

(もっとうたいたいのにな)

もっと歌いたいのにな