Can't Explain

(このきもちはなんだろう？)

この気持ちは何だろう？

(ただむねがくるしくてきしむぼくのこどう)

ただ、胸が苦しくて軋む　僕の鼓動

(ねむれないよるならもう)

眠れない夜なら　もう

(かぞえきれないくらいかさねたはずなんだ)

数え切れないくらい　重ねたはずなんだ

(くりかえしぼくらがあるいたまちかど)

繰り返し　僕らが歩いた街角

(となりにいたはずのきみはもういない)

隣にいたはずの　君はもういない

(あのさよならがぼくのむねのおくをつきさして)

あのさよならが　僕の胸の奥を突き刺して

(なにひとつつたえられないままひとりたちつくした)

何一つ伝えられないまま　一人立ち尽くした

(だれのせいでもなくて)

誰のせいでもなくて

(いいだせなかったことばだけが)

言い出せなかった言葉だけが

(もうあたまのなかをはなれない)

もう　頭の中を離れない

(ときがすぎればまたいつか)

時が過ぎれば　またいつか

(だれかとわらいあえるようになるんだろう)

誰かと笑いあえるように　なるんだろう

(でもきみのにおいがしたから)

でも、君の匂いがしたから

(ぼくはひとごみのなかでふいにあせるえがお)

僕は人混みの中で　不意に焦る笑顔

(おきざりのれこーどもすてられないまま)

置き去りのレコードも　捨てられないまま

(きみのすきだったうたがずっとなりやまないよ)

君の好きだった歌が　ずっと鳴り止まないよ

(いつかのふたりのようにことばさえもいらなくて)

いつかの二人のように　言葉さえもいらなくて

(わらいあったひびもきみのやさしさだったようだ)

笑いあった日々も　君の優しさだったようだ

(ひとりぼっちのよるに)

一人ぼっちの夜に

(いるはずもないそのおもかげをまださがしてる)

いるはずもないその面影を　まだ探してる

(そっとよるはおわりをつげるよ)

そっと夜は　終わりを告げるよ

(ゆめみたきせきもおとずれないまま)

夢見た奇跡も　訪れないまま

(すこしずつせをのばしていく)

少しずつ背を伸ばしていく

(ぼくのかげひとつのかげ)

僕の影　一つの影

(あのさよならがぼくの)

あのさよならが僕の

(むねのおくをつきさした)

胸の奥を突き刺した

(なきじゃくったこのそらさえ)

泣きじゃくったこの空さえ

(ぼくをたたきつけるよ)

僕を叩きつけるよ

(きみがのこしたことばのそのいみを)

君が残した言葉の　その意味を

(いつかかえてみせるから)

いつか変えてみせるから

(もうきみはいないけど)

もう　君はいないけど

(たしかにいまあるきだすよ)

確かに今　歩きだすよ