others

(きみのゆびにふれ)

君の指に触れ

(くちびるにふれ)

くちびるに触れ

(ときがとまった)

時間が止まった

(かたいこおりはとけ)

硬い氷は溶け

(からだじゅうをすべる)

身体中を滑る

(ふたりのねつで)

二人の熱で

(なにがおこったの)

何が起こったの？

(しばらくなにもかんがえたくない)

しばらく何も考えたくない

(まどのそとのつきをみてる)

窓の外の月を見てる

(まるできんみらいのえいがのよう)

まるで近未来の映画のよう

(あんどろいどが)

アンドロイドが

(かんじょうなんかなく)

感情なんかなく

(ただたがいのえねるぎーを)

ただ互いのエネルギーを

(すいあうように)

吸い合うように

(いみはあるだろう)

意味はあるだろう...

(だけどふかくかんがえられない)

だけど深く考えられない

(きまずさでびーるくちにはこんだ)

気まずさでビール口に運んだ

(てーぶるのうえのはいざら)

テーブルの上の灰皿

(あめりかしひもとくぶんこぼん)

アメリカ史紐解く文庫本

(それはきっとかれのもの)

それはきっと彼のもの

(そろそろいくねってぼくの)

「そろそろ行くね」って僕の

(ことばをまっていたかのよう)

言葉を待っていたかのよう

(むだのないうごきできみはそうぼくにてをふる)

無駄のない動きで君は　そう僕に手を振る

(すぐつかまるさ)

「すぐ捕まるさ」

(そういいながらすにーかーをはき)

そう言いながらスニーカーを履き

(たくしーにむけてぼくははしった)

タクシーに向けて僕は走った

(べっどできいていたｂｌｕｅｓ)

ベッドで聞いていた blues

(だれのきょくかもきみはしりはしない)

誰の曲かも君は知りはしない

(きっとかれのすきなきょく)

きっと彼の好きな曲

(あいしあいされてたとしても)

愛し愛されてたとしても

(そうかんじられるのはいっしゅんで)

そう感じられるのは一瞬で

(そのいっしゅんをきみはぼくにわけてくれた)

その一瞬を君は僕に分けてくれた

(きみのむねにふれ)

君の胸に触れ

(くちびるにふれ)

くちびるに触れ

(ときがとまった)

時間が止まった

(かたいこおりはとけ)

硬い氷は溶け

(からだじゅうをすべる)

身体中を滑る

(ふたりのねつで)

二人の熱で

(なにがおこったの)

何が起こったの？

(このままなにもかんがえたくない)

このまま何も考えたくない

(２５じのしゅとこうにかがやく)

25時の首都高に輝く

(まどのそとのつきをみてる)

窓の外の月を見てる