怪物の詩

(つきたくてついたうそじゃない)

つきたくてついた嘘じゃない

(どうしようもないことなんだ)

どうしようもないことなんだ

(ぼくはきみとちがっていて)

僕は君と違っていて

(きみはぼくとにている)

君は僕と似ている

(なげられたいしはうけいれた)

投げられた石は受け入れた

(きっとそれがしあわせ)

きっとそれが幸せ

(なにもかわらないまま)

何も変わらないまま

(きょうもうたうよ)

今日も歌うよ

(かんじょうはとうにぼくのてをはなれてせいぎょふのう)

感情はとうに僕の手を離れて制御不能

(それでもきっときみはてをひいてくれるの)

それでもきっと君は手を引いてくれるの

(なのに)

なのに

(うれしいことがあったって)

嬉しいことがあったって

(かなしいことがあったって)

悲しいことがあったって

(こころがひめいをあげるばかりで)

心が悲鳴をあげるばかりで

(どうしてなみだはかれたままなの)

どうして涙は枯れたままなの

(いたいいない)

痛い いない

(くらいこわい)

暗い 怖い

(あいをもっとあいを)

愛をもっと 愛を

(あいをもっとあいを)

愛をもっと 愛を

(ころんだきしんだ)

転んだ 軋んだ

(にじんだなげいた)

滲んだ 嘆いた

(とかしたふさいだ)

溶かした 塞いだ

(くずれたなげいた)

崩れた 嘆いた

(うばったきざんだ)

奪った 刻んだ

(いたんだなげいた)

傷んだ 嘆いた

(ひびいたきづいた)

響いた 気づいた

(たどったであった)

辿った 出会った

(うたったうたった)

歌った 歌った

(そのすべてがぼく)

その全てが僕

(かんじょうはとうにぼくのてをはなれてせいぎょふのう)

感情はとうに僕の手を離れて制御不能

(それでもきっときみはてをひいてくれるの)

それでもきっと君は手を引いてくれるの

(なのに)

なのに

(うれしいことがあったって)

嬉しいことがあったって

(かなしいことがあったって)

悲しいことがあったって

(どうしてなみだはかれたままなの)

どうして涙は枯れたままなの

(いきつくひまもないほどに)

息つく暇もない程に

(いきるいみをまたかんがえて)

生きる意味をまた考えて

(ただにほんのあしでたっている)

ただ二本の足で立っている

(ぼくはそんなかいぶつだとしる)

僕はそんな怪物だと知る

(いたいいない)

痛い いない

(くらいこわい)

暗い 怖い

(あいをもっとあいを)

愛をもっと 愛を

(あいをもっとあいを)

愛をもっと 愛を

(ないのもっとないよ)

ないの？もっと ないよ

(あいをもっとあいを)

愛をもっと 愛を