【2ch洒落怖】『コトリバコ』6

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プレイ回数575難易度(4.3) 3550打 長文 長文モードのみ
納屋から見つかった、不思議な小箱の正体とは…
【2005年6月6日に投稿された体験談】

●主要人物→基本的に「名字:大文字、名前:小文字」です
・a:主人公
・m:家が神社
・k:mの彼女
・s:箱を持って来た女性
・おじいさん:S家の隣人
・t:S家の前に箱を管理していた人
・A:aの先祖

●コトリバコ
・舞台は島根県の、とある集落
・漢字で表記すると、「子取り箱」になる
・子供と子供を生める女性に取り憑き、危害を加える
・箱の作成時に、犠牲になった子の数が多いほど強力
・2011年に映画化された(『ことりばこ』)

前回→https://typing.twi1.me/game/340585
次回→https://typing.twi1.me/game/340588
初回→https://typing.twi1.me/game/340580
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 90 4906 B 5.1 95.2% 687.3 3548 176 93 2024/04/09

関連タイピング

問題文

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(そのご、はこのつくりかたについてはなしてくれましたが、)

そのご、箱の作り方について話してくれましたが、

(ぜんぶんはのせられないので、いくつかはぶきます。)

全文は載せられないので、いくつか省きます。

(「はこをつくるには、さいしょにきをふくざつにくみあわせ、)

「箱を作るには、最初に木を複雑に組み合わせ、

(ちょっとやそっとじゃあけられないきばこをつくる。)

ちょっとやそっとじゃ開けられない木箱をつくる。

(これがいちばんむずかしいさぎょうらしい。)

これが一番難しい作業らしい。

(つぎに、そのきばこのなかを、めすのちでみたして、)

次に、その木箱の中を、メスの血で満たして、

(いっしゅうかんまって、ちがかわききらないうちにふたをする。)

一週間待って、血が乾ききらないうちにフタをする。

(そのあとになかみをつくるんだが、)

そのあとに中身を作るんだが、

(これが「ことりばこ」のゆらいだとおもう。)

これが「子取り箱」の由来だと思う。

(そうぞうどおり、まびいたこどものからだのいちぶをいれるんだ。)

想像通り、間引いた子供の体の一部を入れるんだ。

(うまれたちょくごのこは、へそのおと)

生まれた直後の子は、へその緒と

(だいいちかんせつくらいまでのひとさしゆびのさき、)

第一間接くらいまでの人差し指の先、

(そして、ちょうからしぼったちを。)

そして、腸から絞った血を。

(ななつまでのこは、ひとさしゆびのさきと、)

七つまでの子は、人差し指の先と、

(そのこのちょうからしぼったちを。)

その子の腸から絞った血を。

(じゅうまでのこは、ひとさしゆびのさきを。)

十までの子は、人差し指の先を。

(それぞれきまっているものをいれて、ふたをする。)

それぞれ決まっている物を入れて、フタをする。

(とじこめたこどものかずで、はこのなまえがかわる。)

閉じ込めた子供の数で、箱の名前が変わる。

(ひとりでいっぽう、ふたりでにほう、さんにんでさんぽう、)

一人でイッポウ、二人でニホウ、三人でサンポウ、

(よにんでちっぽう、ごにんでごほう、ろくにんでろっぽう、)

四人でチッポウ、五人でゴホウ、六人でロッポウ、

など

(しちにんでちっぽう、はちにんではっかいというらしい。)

七人でチッポウ、八人でハッカイと言うらしい。

(「ななをこしてはぜったいにだめだ」と、aはねんをおした。)

「七を超しては絶対にダメだ」と、Aは念を押した。

(そして、それぞれのはこにめじるしとしてしるしをつける。)

そして、それぞれの箱に目印としてシルシをつける。

(aは、「じぶんがもっていくはこのはっかいに、)

Aは、「自分が持って行く箱のハッカイに、

(ななつまでのこをはちにんいれて、それとはべつに、)

七つまでの子を八人入れて、それとは別に、

(じょせいとこどもをひとりずつくれ」といいました。)

女性と子供を一人ずつくれ」と言いました。

(また「はっかいは、さいしょのいっこいがいは)

また「ハッカイは、最初の一個以外は

(けっしてつくるな」ともいっていました。)

決して作るな」とも言っていました。

(ふつう、そんなはなしまできいて、)

普通、そんな話まで聞いて、

(じっこうなんかできないよな。)

実行なんか出来ないよな。

(そんなうさんくさいにんげんのはなし。)

そんな胡散臭い人間の話。

(ましてや、そんなさいあくのはなし。)

ましてや、そんな最悪の話。

(いくらせいかつがくるしくても、)

いくら生活が苦しくても、

(じぶんのこどもをころすのでさえたえきれないつらさなのに。)

自分の子供を殺すのでさえ耐え切れない辛さなのに。

(さらにころしたこどものしたいに、)

さらに殺した子供の死体に、

(そんなしうちをしないといけないのだから。)

そんな仕打ちをしないといけないのだから。

(でもな、このちいきのせんぞはそれをやったんだよ。)

でもな、この地域の先祖はそれをやったんだよ。

(どういうどうきやしんきょうだったのかはわからないけれど、)

どういう動機や心境だったのかはわからないけれど、

(それだけものすごいはくがいだったんだろうね。)

それだけものすごい迫害だったんだろうね。

(こどもをぎせいにしてでも、)

子供を犠牲にしてでも、

(ぶきをてにいれないといけないほどに。)

武器を手に入れないといけないほどに。

(そして、さいしょのこばこをつくったんだ。)

そして、最初の小箱を作ったんだ。

(おのおののいえがそうだんにそうだんをかさねて、)

各々の家が相談に相談を重ねて、

(どのこをころすかっていう、さいあくのそうだんをしたんだ。)

どの子を殺すかっていう、最悪の相談をしたんだ。

(そしてじっこうされたんだ。)

そして実行されたんだ。

(そういうけいいで、「はっかい」ができあがったんだ。)

そういう経緯で、「ハッカイ」が出来上がったんだ。

(aは、このはこがどれほどのもので、)

Aは、この箱がどれほどのもので、

(どういうこうかがあるのかについてせつめいした。)

どういう効果があるのかについて説明した。

(べつにようきゅうしていたこどもと、おんなをつかってね。)

別に要求していた子供と、女を使ってね。

(そのこどもとおんなのなまえは、aたちもしっているよ。)

その子供と女の名前は、aたちも知っているよ。

(で、こうかはさきにいっていたようなものだ。)

で、効果は先に言っていたようなものだ。

(じょせいとこどもにとりついて、ころす。)

女性と子供に取り憑いて、殺す。

(それも、くるしみぬくかたちで。)

それも、苦しみ抜く形で。

(なぜか、じょじょにないぞうがちぎれるんだ。)

なぜか、じょじょに内臓が千切れるんだ。

(ふれるどころか、しゅういにいるだけでもそうなる。)

ふれるどころか、周囲に居るだけでもそうなる。

(そして、そのこうかをまのあたりにしたじゅうみんは、)

そして、その効果を目の当たりにした住民は、

(たてつづけにはこをつくることにしたんだ。)

立て続けに箱を作ることにしたんだ。

(じゅうみんがじぶんたちのためにさいしょにつくったはこが、)

住民が自分たちのために最初に作った箱が、

(おれのはらった「ちっぽう」だった。)

俺の祓った「チッポウ」だった。

(しちにんのこどもがぎせいになったはこだよ。)

七人の子供が犠牲になった箱だよ。

(こいつは、わずかにしゅうかんたらずで、)

こいつは、わずか二週間足らずで、

(じゅうごにんのこどもと、おんなひとりをころした。)

十五人の子供と、女一人を殺した。

(いまのじだいじゃ、かんがえられないだろう。)

今の時代じゃ、考えられないだろう。

(そしてできあがったはこを、あるそんちょうにあげたんだ。)

そして出来上がった箱を、ある村長にあげたんだ。

(じゅうみんらにわるぎはいっさいなくて、)

住民らに悪気は一切なくて、

(せいいのあかしというめいもくであげたんだ。)

誠意の証しという名目であげたんだ。

(しかしそんちょうのいえは、ひどいありさまだった。)

しかし村長の家は、ひどい有様だった。

(じょせいとこどもがちをはいて、くるしみぬいてしんだ。)

女性と子供が血を吐いて、苦しみ抜いて死んだ。

(じゅうみんは、そのちいきのおえらいさんたちや、)

住民は、その地域のお偉いさんたちや、

(そのちいきいがいのしゅうへんちいきに、)

その地域以外の周辺地域に、

(いかのようなことをつたえたそうだ。)

以下のようなことを伝えたそうだ。

(こんご、いっさいしゅうらくにかかわらないこと。)

今後、一切集落に関わらないこと。

(ほっておいてほしいこと。)

ほっておいて欲しいこと。

(いままでのうらみをゆるすことはできないが、)

今までの怨みを許すことは出来ないが、

(ほっておいてくれれば、なにもしないこと。)

ほっておいてくれれば、何もしないこと。

(まもってくれるのなら、)

守ってくれるのなら、

(そのちいきへしごとにでているしゅうらくのものも、)

その地域へ仕事に出ている集落の者も、

(こんごそちらにいかないということ。)

今後そちらに行かないということ。

(そして、もしこのことにしかえしをすれば、)

そして、もしこのことに仕返しをすれば、

(こののろいをふたたびふりまくということ。)

この呪いを再び振り撒くということ。

(そんちょうにおくったはこは、ただちにしゅうらくにかえすこと。)

村長に贈った箱は、直ちに集落に返すこと。

(なぜほうちするのか、そのりゆうはひろめないこと。)

なぜ放置するのか、その理由は広めないこと。

(ただ、ほうちすることだけをてっていすること。)

ただ、放置することだけを徹底すること。

(そして、このはこはこれからもつくりつづけること。)

そして、この箱はこれからも作り続けること。

(はこは、すでにななつそんざいしていること。)

箱は、既に七つ存在していること。

(たぶん、ななつあるっていうのは、はったりだとおもう。)

多分、七つあるっていうのは、ハッタリだと思う。

(いいかたはしつれいなんだけど、)

言い方は失礼なんだけど、

(よみかきすらできなかったとうじのじゅうみんに、)

読み書きすら出来なかった当時の住民に、

(これだけのことがおもいつくはずないとおもうんだ。)

これだけのことが思いつくはず無いと思うんだ。

(aのいれぢえだったんだろうか。)

Aの入れ知恵だったんだろうか。

(そのちいきとまわりのちいきは、このじょうけんをすべてりょうしょうした。)

その地域と周りの地域は、この条件を全て了承した。

(そんちょうけでのさんげきが、しゅうへんにうわさとしてひろまったのだろう。)

村長家での惨劇が、周辺に噂として広まったのだろう。

(すぐさま、しゅうらくへのさべつやはくがいはいっさいなくなった」)

すぐさま、集落への差別や迫害は一切なくなった」

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