【2ch洒落怖】『コトリバコ』7

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プレイ回数837難易度(4.4) 3465打 長文 長文モードのみ
納屋から見つかった、不思議な小箱の正体とは…
【2005年6月6日に投稿された体験談】

●主要人物→基本的に「名字:大文字、名前:小文字」です
・a:主人公
・m:家が神社
・k:mの彼女
・s:箱を持って来た女性
・おじいさん:S家の隣人
・t:S家の前に箱を管理していた人
・A:aの先祖

●コトリバコ
・舞台は島根県の、とある集落
・漢字で表記すると、「子取り箱」になる
・子供と子供を生める女性に取り憑き、危害を加える
・箱の作成時に、犠牲になった子の数が多いほど強力
・2011年に映画化された(『ことりばこ』)

前回→https://typing.twi1.me/game/340586
初回→https://typing.twi1.me/game/340580
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 tetsumi 5414 B++ 5.6 96.7% 637.0 3569 120 86 2024/09/30

関連タイピング

問題文

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(「いっぽうで、このしゅうらくのおとなたちは、)

「一方で、この集落の大人たちは、

(それでもこのはこをつくりつづけたんだよ。)

それでもこの箱を作り続けたんだよ。

(すでにaは、どこかにいってしまったが、)

すでにAは、どこかに行ってしまったが、

(はこのかんりほうほうについてのこしていったんだ。)

箱の管理方法について残して行ったんだ。

(じょせいとこどもをぜったいにちかづけないこと。)

女性と子供を絶対に近づけないこと。

(かならずはこは、くらくてしめっているばしょにあんちすること。)

必ず箱は、暗くて湿っている場所に安置すること。

(そしてはこのなかみは、としをへるごとに)

そして箱の中身は、年を経るごとに

(よわくなっていくということ。)

弱くなっていくということ。

(もしひつようなくなった、もしくはてにあまるようなら、)

もし必要なくなった、もしくは手に余るようなら、

(あるものをまつっているじんじゃに、しょりをたのむこと。)

あるものを祀っている神社に、処理を頼むこと。

(てらではしょりできないので、)

寺では処理出来ないので、

(かならずそれをまつっているじんじゃですること。)

必ずそれを祀っている神社ですること。

(そうして、じゅうみんたちはじゅうさんねんかんにわたって、)

そうして、住民たちは十三年間に渡って、

(いくつかのはこをつくりつづけた。)

いくつかの箱を作り続けた。

(ただ、さいしょのはこいがいは、どうしても)

ただ、最初の箱以外は、どうしても

(まびきをおこなわなければならないときにまびいた)

間引きを行わなければならない時に間引いた

(このからだのみを、よういしていたはこにいれていたらしい。)

子の体のみを、用意していた箱に入れていたらしい。

(こどもたちをころすとき、おとなたちは)

子供たちを殺す時、大人たちは

(「かつてじぶんたちのちいきをひどいめにあわせた、)

「かつて自分たちの地域を酷い目にあわせた、

(そのちいきをうらめ、そのちいきをにくめ」)

その地域を怨め、その地域を憎め」

など

(というようなことをいいながら、ころしたらしい。)

というようなことを言いながら、殺したらしい。

(ころすざいあくかんからすこしでものがれたいから、)

殺す罪悪感から少しでものがれたいから、

(そのちいきにおしつけたんだろうな。)

その地域に押し付けたんだろうな。

(そうしてはこをつくりつづけて、)

そうして箱を作り続けて、

(じゅうさんねんめには、じゅうろっこのはこができあがっていた。)

十三年目には、十六個の箱が出来上がっていた。

(うちわけはいっぽうがろっこ、にほうがにこ、)

内訳はイッポウが六個、ニホウが二個、

(ごほうがごこ、ちっぽうがさんこの、けいじゅうろっこ。)

ゴホウが五個、チッポウが三個の、計十六個。

(つまり、すくなくともごじゅうろくにんがぎせいになったんだ。)

つまり、少なくとも五十六人が犠牲になったんだ。

(なかにはしっぱいしたはこもあったというはなしだから、)

中には失敗した箱もあったという話だから、

(もっとぎせいしゃはおおかったんだろうなあ。)

もっと犠牲者は多かったんだろうなあ。

(そのご、じゅうさんねんめにじけんがおきたんだ。)

そのご、十三年目に事件が起きたんだ。

(そのとき、すべてのはこはいっかしょにかんしされながら、)

その時、全ての箱は一箇所に監視されながら、

(ほかんされていたんだが、じけんがおきた。)

保管されていたんだが、事件が起きた。

(じゅういっさいになるひとりのおとこのこが、)

十一歳になる一人の男の子が、

(かんしのめをぬすんで、はこをもちだしてしまったんだ。)

監視の目を盗んで、箱を持ち出してしまったんだ。

(それがさいあくなことに、ちっぽうだった。)

それが最悪なことに、チッポウだった。

(はこのつよさは、かずがふえるほどつよくなる。)

箱の強さは、数が増えるほど強くなる。

(しかも、それはできあがってまもなかった。)

しかも、それは出来上がって間もなかった。

(はこのがいかんは、sがたのしくあそんだっていうほど、)

箱の外観は、sが楽しく遊んだっていうほど、

(ひじょうにこどものきょうみをひくようなつくりだからな。)

非常に子供の興味を引くような作りだからな。

(おもしろそうなおもちゃをてにいれたおとこのこは、)

面白そうなオモチャを手に入れた男の子は、

(いえにもちかえって、そのひのうちに、)

家に持ち帰って、その日のうちに、

(そのこをふくむ、いえじゅうのこどもとじょせいがしんだ。)

その子を含む、家中の子供と女性が死んだ。

(じゅうみんたちは、はじめてはこのこわさと、じぶんたちにも)

住民たちは、初めて箱の怖さと、自分たちにも

(きばをむくのだということを、あらためてつうかんした。)

牙をむくのだということを、改めて痛感した。

(そして、いちどでもはこがきばをむいたら、)

そして、一度でも箱が牙をむいたら、

(とめるまもなく、のぞまないしにんがかくじつにでる。)

止めるまもなく、望まない死人が確実に出る。

(それにきょうふしたじゅうみんは、はこをしょりすることにきめた。)

それに恐怖した住民は、箱を処理することに決めた。

(それからは、だいたいわかるよな。)

それからは、だいたいわかるよな。

(だいひょうしゃごにんがおれのいえへきたんだ。)

代表者五人が俺の家へ来たんだ。

(そして、おれのせんぞにしょりをたのんだ。)

そして、俺の先祖に処理を頼んだ。

(しかし、はこのちからがつよすぎるとかんじたおれのせんぞは、)

しかし、箱の力が強すぎると感じた俺の先祖は、

(つぎのようなはこのうすめかたをていあんしたんだ。)

次のような箱の薄め方を提案したんだ。

(けっしてやくそくのねんすうをへていないはこは、)

決して約束の年数を経ていない箱は、

(mけへもちこまないこと。)

M家へ持ち込まないこと。

(そして、mけからはけっしてせっしょくしないこと。)

そして、M家からは決して接触しないこと。

(まえのかんりしゃがしんだあと、かならずほうこくをすること。)

前の管理者が死んだあと、必ず報告をすること。

(はこごとのねんすうは、おそらくおれのせんぞが)

箱ごとの年数は、恐らく俺の先祖が

(おおかたのめやすをつけ、はこのつよさによってひゃくじゅうねんとか、)

大方の目安をつけ、箱の強さによって百十年とか、

(ちっぽうならひゃくよんじゅうねんほどときめたんだろう。)

チッポウなら百四十年ほどと決めたんだろう。

(はこのかんりからにげないように、るーるをつくったんだ。)

箱の管理から逃げないように、ルールを作ったんだ。

(そうして、はんごとにわかれたあと、)

そうして、班ごとに別れたあと、

(ひとりのだいひょうしゃをきめて、かくはんのだいひょうしゃへはこをわたした。)

一人の代表者を決めて、各班の代表者へ箱を渡した。

(どのはこをどのはんにわたしたかをmけへつたえ、)

どの箱をどの班に渡したかをM家へ伝え、

(おれのせんぞがそれをかきとめたあと、)

俺の先祖がそれを書き留めたあと、

(そのひとをころした。)

その人を殺した。

(これで、どのはこをどのはんが、)

これで、どの箱をどの班が、

(どれだけほかんすればいいのかわからない。)

どれだけ保管すればいいのか分からない。

(くわえて、ほかのはんいがいのものどうしが、)

加えて、他の班以外の者同士が、

(はこのはなしをするのをきんしにした。)

箱の話をするのを禁止にした。

(なぜぜんたいでかんりすることにしなかったのかは、)

なぜ全体で管理することにしなかったのかは、

(おそらくだが、これはおれのじいちゃんがいっていた、)

恐らくだが、これは俺のじいちゃんが言っていた、

(ぜんたいでせきにんをせおってせきにんがうすまるよりも、)

全体で責任を背負って責任が薄まるよりも、

(すくないにんずうでふたんをおおきくすることで、)

少ない人数で負担を大きくすることで、

(にげられないようにしたんじゃないかな。)

逃げられないようにしたんじゃないかな。

(で、やくそくのねんすうをへて、もちこまれたはこをしょりした。)

で、約束の年数を経て、持ち込まれた箱を処理した。

(じいちゃんのうんがわるいところは、)

じいちゃんの運が悪いところは、

(やくそくのねんすうっていうのが、じいちゃんと)

約束の年数っていうのが、じいちゃんと

(おれのひいじいさんのだいに、かさなっていたことだ。)

俺のひいじいさんの代に、重なっていたことだ。

(はこごとのやくそくのねんすうっていうのは、ほうそくとかがない。)

箱ごとの約束の年数っていうのは、法則とかがない。

(ちっぽういがいは、じいさんのだいでぜんぶしょりできたが、)

チッポウ以外は、じいさんの代で全部処理出来たが、

(あれだけはやたらながくて、おれのだいだった。)

アレだけはやたら長くて、俺の代だった。

(まだしょりしていないはこは、おなじくちっぽうがふたつだ。)

まだ処理していない箱は、同じくチッポウが二つだ。

(まださきだとおもってなにもやっていなかったけど、)

まだ先だと思って何もやっていなかったけど、

(そろそろおれもまじめにせんとな。)

そろそろ俺も真面目にせんとな。

(これでおれがしっている、ことりばこのはなしはおわりだ」)

これで俺が知っている、コトリバコの話は終わりだ」

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