【2ch洒落怖】『コトリバコ』1

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プレイ回数1416難易度(4.1) 3340打 長文 長文モードのみ
納屋から見つかった、不思議な小箱の正体とは…
【2005年6月6日に投稿された体験談】

●主要人物→基本的に「名字:大文字、名前:小文字」です
・a:主人公
・m:家が神社
・k:mの彼女
・s:箱を持って来た女性
・おじいさん:S家の隣人
・t:S家の前に箱を管理していた人
・A:aの先祖

●コトリバコ
・舞台は島根県の、とある集落
・漢字で表記すると、「子取り箱」になる
・子供と子供を生める女性に取り憑き、危害を加える
・箱の作成時に、犠牲になった子の数が多いほど強力
・2011年に映画化された(『ことりばこ』)

次回→https://typing.twi1.me/game/340581
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 tetsumi 4897 B 5.0 96.8% 676.4 3425 112 99 2024/09/25

関連タイピング

問題文

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(「ことりばこ」)

「コトリバコ」

(このはなしは、れいかんのつよいともだちのはなしです。)

この話は、霊感の強い友達の話です。

(そのともだちはちゅうがくせいのときからのつきあいで、)

その友達は中学生の時からの付き合いで、

(さんじゅっさいてまえになったいまでもけっこうひんぱんにあそんだり、)

三十歳手前になった今でもけっこう頻繁に遊んだり、

(のみにいったりするようなあいだがらです。)

飲みに行ったりするような間柄です。

(そいつのいえはおれらのすんでいるところでも、)

そいつの家は俺らの住んでいる所でも、

(けっこうおおきめのじんじゃのかんぬしさんをだいだいやっていて、)

けっこう大きめの神社の神主さんを代々やっていて、

(ふだんはふつうのしごとをしているんだけど、)

普段は普通の仕事をしているんだけど、

(しょうがつやしんじ、けっこんしきなどがあると、)

正月や神事、結婚式などがあると、

(あのかんぬしすたいるではたらいているんだ。)

あの神主スタイルで働いているんだ。

(ふだんは、じんじゃのちかくにあるじゅうきょにすんでいます。)

普段は、神社の近くにある住居に住んでいます。

(で、そのひものみにいこうってことで、)

で、その日も飲みに行こうってことで、

(とりあえずおれのいえにしゅうごうすることになったんです。)

とりあえず俺の家に集合することになったんです。

(さきにそいつと、そいつのかのじょがとうちゃくして、)

先にそいつと、そいつの彼女が到着して、

(げーむしながらもうひとりのおんなのこをまっていました。)

ゲームしながらもう一人の女の子を待っていました。

(そのじんじゃのこをm、mのかのじょはk、)

その神社の子をm、mの彼女はk、

(おくれてくるこをs、おれのことはaとします。)

遅れてくる子をs、俺のことはaとします。

(で、しばらくげーむしながらまっていたら、)

で、しばらくゲームしながら待っていたら、

(sちゃんからでんわがかかってきたんです。)

sちゃんから電話がかかってきたんです。

(「ごめん、ちょっとおくれるね。おもしろいものが)

「ごめん、ちょっと遅れるね。面白いものが

など

(なやからみつかって、かぞくでむちゅうになってたんだ。)

納屋から見つかって、家族で夢中になってたんだ。

(aってさ、くいずとかぱずるとくいだったよね。)

aってさ、クイズとかパズル得意だったよね。

(おもしろいものもっていくね。だから、もうちょっと)

面白いもの持って行くね。だから、もうちょっと

(まってて」ってなかんじのないようでした。)

待ってて」ってな感じの内容でした。

(で、よんじゅっぷんくらいしたころかな、)

で、四十分くらいした頃かな、

(sちゃんがやってきたんです。)

sちゃんがやってきたんです。

(そのしゅんかん、というかsちゃんのくるまがおれのいえのしきちに)

その瞬間、というかsちゃんの車が俺の家の敷地に

(はいったしゅんかんくらいに、mが「やべえ、)

入った瞬間くらいに、mが「やべえ、

(これやべえ。やべ、どうしよ。)

これやべえ。やべ、どうしよ。

(とうちゃんきょうるすだよ」っていったんです。)

父ちゃん今日留守だよ」って言ったんです。

(おれは「m、どうかしたのか。)

俺は「m、どうかしたのか。

(また、でたんか」ってたずねると、)

また、出たんか」ってたずねると、

(mは「でたって、れべるのもんじゃねえかも。)

mは「出たって、レベルのもんじゃねえかも。

(はは、aやべえよこれ。sちゃん、まじかよ」って。)

ハハ、aやべえよこれ。sちゃん、マジかよ」って。

(mは、ふだんはれいかんがあるとか、おばけをみるとか、)

mは、普段は霊感があるとか、オバケをみるとか、

(じんじゃのしごととかをあまりわだいにださないんだが、)

神社の仕事とかをあまり話題に出さないんだが、

(たまにこうやっておびえているんですよ。)

たまにこうやっておびえているんですよ。

(さんにんともそのことはしっているんですが、)

三人ともそのことは知っているんですが、

(つっこんだはなしをするとmはいやがるので、)

突っ込んだ話をするとmは嫌がるので、

(ふだんはあまりわだいにしません。)

普段はあまり話題にしません。

(sちゃんがおれのへやまであがってきました。)

sちゃんが俺の部屋まで上がってきました。

(mはがんめんそうはくってかんじで、)

mは顔面蒼白って感じで、

(「sちゃんよ、なにもってきたん。だしてみ」)

「sちゃんよ、なに持ってきたん。出してみ」

(っていうと、sが「え、もしかしてわたし、)

って言うと、sが「え、もしかして私、

(やばいものもってきちゃったのかな」)

ヤバイ物持って来ちゃったのかな」

(とおびえながら、あるものをだしました。)

とおびえながら、ある物を出しました。

(それはらいしゅう、いえのなやをかいたいすることになったので、)

それは来週、家の納屋を解体することになったので、

(そうじをしていたときにでたものだそうです。)

掃除をしていた時に出た物だそうです。

(みためは、にじゅっせんちしほうのきばこです。)

見た目は、二十センチ四方の木箱です。

(ちいさなてとりすのぶろっくみたいなきが)

小さなテトリスのブロックみたいな木が

(くみあわさって、はこになっています。)

組み合わさって、箱になっています。

(「それいじょうさわんなや、さわんなや」と)

「それ以上触んなや、触んなや」と

(mがさけぶやいなや、といれにもうだっしゅして、)

mが叫ぶやいなや、トイレに猛ダッシュして、

(おうとするおとがきこえてきました。)

嘔吐する音が聞こえてきました。

(mのかのじょのkもといれにいって、)

mの彼女のkもトイレに行って、

(mのせなかをさすってやっているようです。)

mの背中をさすってやっているようです。

(ひととおりはきおえたmがもどってくると、)

一通り吐き終えたmが戻って来ると、

(けいたいをとりだしてでんわをかけました。)

携帯を取り出して電話をかけました。

(「とうちゃん、ことりばこ。)

「とうちゃん、コトリバコ。

(ことりばこをともだちがもってきた。)

コトリバコを友達が持ってきた。

(おれ、こわい。じいちゃんとちがって、おれにはできんわ」)

俺、怖い。じいちゃんと違って、俺にはできんわ」

(といって、mはないていました。)

と言って、mは泣いていました。

(とうちゃんにでんわをかけて、ないているにじゅうきゅうさい。)

とうちゃんに電話をかけて、泣いている二十九歳。

(それほどおそろしいことなんでしょう。)

それほど恐ろしいことなんでしょう。

(おれもなきそうでした。)

俺も泣きそうでした。

(mはでんわにむかって、)

mは電話に向かって、

(「うん、ついちょらん。はこだけしかみえん。)

「うん、ついちょらん。箱だけしか見えん。

(あとは、あるけどのこっちょらんかもしれん。)

跡は、あるけど残っちょらんかもしれん。

(うん、すこしはいっちょる。ともだちのおなかのとこ。)

うん、少し入っちょる。友達のお腹のとこ。

(ちっぽうのかたちだとおもう。なかにさんかくがあるちっぽう。)

チッポウの形だと思う。中に三角があるチッポウ。

(まちがいないとおもう。わからんが、おれはちがうけん」)

間違いないと思う。分からんが、俺は違うけん」

(と、なにやらせんもんようごがいろいろでてきたけど、)

と、なにやら専門用語が色々出てきたけど、

(「ことりばこ」や「ちっぽう」ということばを)

「コトリバコ」や「チッポウ」という言葉を

(くりかえしいっていたようなきがします。)

繰り返し言っていたような気がします。

(「わかった、やる。)

「分かった、やる。

(やるけど、みすったらはらってや。)

やるけど、ミスったら祓ってや。

(とうちゃんたのむけんね」というと、)

とうちゃん頼むけんね」と言うと、

(mはでんわをきりました。)

mは電話を切りました。

(そしてにふんほど、おもいっきりおおなきし、)

そして二分ほど、思いっきり大泣きし、

(しゃくりをあげながら「よし」といい、)

しゃくりをあげながら「よし」と言い、

(せいざになって、ひざのあたりをぱしっとたたきました。)

正座になって、膝のあたりをパシッと叩きました。

(もう、ないていませんでした。)

もう、泣いていませんでした。

(なにかをけついしたようです。)

なにかを決意したようです。

(mが「a、かったーか、ほうちょうをかしてや」)

mが「a、カッターか、包丁を貸してや」

(といってきたので、おれが)

と言ってきたので、俺が

(「お、おい、なにするん」ってこたえると、)

「お、おい、なにするん」って答えると、

(「だれかをころそうっちゅうんじゃない。)

「誰かを殺そうっちゅうんじゃない。

(sちゃんをはらわないといけん。)

sちゃんを祓わないといけん。

(sちゃん、おれをみておびえるなっちゅうのは)

sちゃん、俺を見ておびえるなっちゅうのは

(むりなはなしかもしれんが、おびえるな。)

無理な話かもしれんが、おびえるな。

(kもaもおびえるな。)

kもaもおびえるな。

(とにかくおびえるな、おびえるな。)

とにかくおびえるな、おびえるな。

(まけんな、まけんなよ。)

負けんな、負けんなよ。

(おれがいるから、おびえるな、おびえるな。)

俺が居るから、おびえるな、おびえるな。

(なめんなよ、おれだってやってやらあ。)

なめんなよ、俺だってやってやらあ。

(じいちゃん、やるからみてろよ。)

じいちゃん、やるから見てろよ。

(くそ、くそお」と、)

くそ、くそお」と、

(mはじしんのおびえをふきとばすかのように、)

mは自身のおびえを吹き飛ばすかのように、

(ほうこうをあげていました。)

咆哮をあげていました。

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