吾輩は猫である1
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | berry | 8013 | 神 | 8.1 | 98.5% | 300.0 | 2441 | 37 | 35 | 2024/04/14 |
2 | subaru | 7526 | 神 | 7.9 | 94.5% | 300.0 | 2395 | 137 | 34 | 2024/04/19 |
3 | ツナ缶。 | 6090 | A++ | 6.4 | 94.1% | 300.0 | 1949 | 122 | 27 | 2024/04/02 |
4 | miko | 5533 | A | 5.8 | 95.0% | 300.0 | 1752 | 92 | 24 | 2024/04/27 |
5 | スヌスムムリク | 5000 | B+ | 5.0 | 98.7% | 300.0 | 1519 | 19 | 21 | 2024/04/09 |
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問題文
(わがはいはねこである。なまえはまだない。)
吾輩は猫である。名前はまだ無い。
(どこでうまれたかとんとけんとうがつかぬ。なんでもうすぐらいじめじめしたところでにゃー)
どこで生まれたかとんと見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャー
(にゃーないていたことだけはきおくしている。わがはいはここではじめてにんげんというもの)
ニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というもの
(をみた。しかもあとできくとそれはしょせいというにんげんじゅうでいちばんどうあくなしゅぞくであった)
を見た。しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪な種族であっ
(そうだ。このしょせいというのはときどきわれわれをとらえてにてくうというはなしである。し)
たそうだ。この書生というのは時々我々を捕えて煮て食うという話である。し
(かしそのとうじはなんというかんがえもなかったからべつだんおそろしいともおもわなかった。ただ)
かしその当時は何という考もなかったから別段恐しいとも思わなかった。ただ
(かれのてのひらにのせられてすーともちあげられたときなんだかふわふわしたかんじがあった)
彼の掌に載せられてスーと持ち上げられた時何だかフワフワした感じがあった
(ばかりである。てのひらのうえですこしおちついてしょせいのかおをみたのがいわゆるにんげんとい)
ばかりである。掌の上で少し落ちついて書生の顔を見たのがいわゆる人間とい
(うもののみはじめであろう。このときみょうなものだとおもったかんじがいまでものこっている。)
うものの見始であろう。この時妙なものだと思った感じが今でも残っている。
(だいいちけをもってそうしょくされべきはずのかおがつるつるしてまるでやかんだ。そのあとねこ)
第一毛をもって装飾されべきはずの顔がつるつるしてまるで薬缶だ。その後猫
(にもだいぶあったがこんなかたわにはいちどもでくわしたことがない。のみならずかお)
にもだいぶ逢ったがこんな片輪には一度も出会わした事がない。のみならず顔
(のまんなかがあまりにとっきしている。そうしてそのあなのなかからときどきぷうぷうとけむりを)
の真中があまりに突起している。そうしてその穴の中から時々ぷうぷうと煙を
(ふく。どうもむせぽくてじつによわった。これがにんげんののむたばこというものである)
吹く。どうも咽せぽくて実に弱った。これが人間の飲む煙草というものである
(ことはようやくこのごろしった。)
事はようやくこの頃知った。