Ritus

(えいえんをしまったひみつのへやのなか)

永遠を仕舞った　秘密の部屋の中

(あかくそまるばらとときをとめたいのり)

紅く染まる薔薇と　時を止めた祈り

(このうたはいざなうかなしみのしゅうえんへ)

この譜は誘う　哀しみの終焉へ

(もうくるしむことはないさ)

もう苦しむことはないさ

(ほらごらん)

ほら　ごらん

(きみもやがてとわのはなに)

君もやがて　永遠の華に

(さあゆこうめをとじて)

さあ　ゆこう　目を閉じて

(あらがえぬしょうどうにこのみをゆだねて)

抗えぬ衝動にこの身を委ねて

(かげりゆくともしびにただみとれていた)

翳りゆく灯火にただ見惚れていた

(ねがいさえはかなくきえゆくさだめ)

願いさえ儚く消えゆく運命

(ああずっともとめていた)

嗚呼…　ずっと求めていた

(これこそしじょうのｌｉｅｂｅ)

これこそ　至上の愛

(くりかえすじょうけいひみつのへやのなか)

繰り返す情景　秘密の部屋の中

(あまくかおるばらとときをとめためがみ)

甘く香る薔薇と　時を止めた女神

(このこえはみちびくにくしみのしゅうえんへ)

この声は導く　憎しみの終焉へ

(もうきずつくことはないさ)

もう傷つくことはないさ

(ほらごらん)

ほら　ごらん

(きみもここでねむりにつく)

君もここで　眠りにつく

(さあゆこうてをとって)

さあ　ゆこう　手を取って

(きんだんのとびらにてをかけるｅｈｒｅ)

禁断の扉に手をかける名誉

(ものがたりはきょうきをふかいあおにそめて)

物語は狂気を深い蒼に染めて

(うつくしきさいごにみたされるｓｅｅｌｅ)

美しき最期に満たされる魂

(ああそっとてをのばして)

嗚呼…　そっと手を伸ばして

(つめたくおちるからだといのりをこのてにだいて)

冷たく堕ちる体と　祈りをこの手に抱いて

(うるわしきめがみたちせなかにはつばさがみえた)

麗しき女神たち　背中には翼が見えた

(ばらはばらのままでけがれないままえいえんに)

薔薇は薔薇のままで　穢れないまま永遠に

(まくひきのしゅんかんにながれるｔｒａ　ｎｅ)

幕引きの瞬間に　流れる涙

(まいおちるはなびらとともによるにとけた)

舞い堕ちる花びらと共に夜に溶けた

(ねがいさえはかなくきえゆくさだめ)

願いさえ儚く消えゆく運命

(ああずっともとめていた)

嗚呼…ずっと求めていた

(これこそしじょうのｌｉｅｂｅ)

これこそ　至上の愛