今週のタイピング練習105-長文

(あさ、まどをあけるとさくらのはなびらがまいこんできた。)

朝、窓を開けると桜の花びらが舞い込んできた。

(きょうはこうこうのにゅうがくしき。)

今日は高校の入学式。

(はじめてそでをとおしたせいふくはすこしおおきくて、かがみのまえでなんどもちぇっくする。)

初めて袖を通した制服は少し大きくて、鏡の前で何度もチェックする。

(「そろそろいかないとちこくするわよ」とおかあさんのこえ。)

「そろそろ行かないと遅刻するわよ」とお母さんの声。

(どんなこうこうせいかつがまっているのだろう、)

どんな高校生活が待っているのだろう、

(わたしはわくわくしながら、いきおいよくげんかんをとびだした。)

私はわくわくしながら、勢いよく玄関を飛び出した。

(「しょうがっこうはどんなところかなぁ？」)

「小学校はどんなところかなぁ？」

(となりをあるくむすこは、めをきらきらとかがやかせている。)

隣を歩く息子は、目をキラキラと輝かせている。

(すこしまえまでなきむしだったむすこも、きょうからしょうがくせい。)

少し前まで泣き虫だった息子も、今日から小学生。

(ともだちをたくさんつくって、できればべんきょうもがんばってほしい。)

友達をたくさん作って、できれば勉強も頑張ってほしい。

(おやのきもちをしってかしらずか、)

親の気持ちを知ってか知らずか、

(らんどせるをせおいなおしたむすこは、げんきにがっこうへむかってはしりだした。)

ランドセルを背負い直した息子は、元気に学校へ向かって走り出した。

(にゅうがくしきがおわってきょうしつにもどってくると、)

入学式が終わって教室に戻ってくると、

(こくばんには、にゅうがくおめでとうのもじがかかれていた。)

黒板には、入学おめでとうの文字が書かれていた。

(まどぎわのじぶんのせきについて、おおきくしんこきゅう。)

窓際の自分の席について、大きく深呼吸。

(ゆうきをだして、となりのせきのこにはなしかける。)

勇気を出して、隣の席の子に話しかける。

(「よかったらともだちになってくれない？」)

「よかったら友達になってくれない？」

(いっしゅんおどろいたかおをしたそのこは、えがおでおおきくうなずいてくれた。)

一瞬驚いた顔をしたその子は、笑顔で大きく頷いてくれた。

(にほんでにゅうがくしきというと、４がつにおこなわれるいめーじがつよいが、)

日本で入学式というと、4月に行われるイメージが強いが、

(あめりかなどのくにでは、しんがっきは９がつにすたーとする。)

アメリカなどの国では、新学期は9月にスタートする。