虹の作り方

(かぜがふいてすなぼこりまいあがる)

風が吹いて砂埃舞い上がる

(はるのごごのこうていのかたすみ)

春の午後の校庭の片隅

(すかーとのすそきみはひるがえし)

スカートの裾君はひるがえし

(はしってくるからぼくはてれくさい)

走って来るから僕は照れ臭い

(こうしゃのまどであくゆうたちが)

校舎の窓で悪友たちが

(こいのゆくえひやかしている)

恋の行方冷やかしている

(じゃまをするなよ)

邪魔をするなよ

(あおいほーすでみずをまこうか)

青いホースで水を撒こうか

(とっぴすぎるこうどう)

突飛すぎる行動

(たしかにぼくはきみがすきだ)

確かに僕は君が好きだ

(そらにむかってくるくるまわり)

空に向かってくるくる回り

(みすとのように)

ミストのように

(ひざしのなかできらめく)

日差しの中できらめく

(ぼくのたいせつなものが)

僕の大切なものが

(ほらきみにかかるにじになる)

ほら君に架かる虹になる

(ひとはだれもそのむねのどこかには)

人は誰もその胸のどこかには

(こまかすぎるかんじょうがつもるよ)

細かすぎる感情が積もるよ

(ふとしたときにふわりまいあがり)

ふとした時にふわり舞い上がり

(なにげないことがせつなくなるんだ)

何気ないことが切なくなるんだ

(だれもがみているどまんなかで)

誰もが見ているど真ん中で

(きみとふたりたってることが)

君と二人立ってることが

(ぼくのせいしゅん)

僕の青春

(さあふざけながらみずをまこうか)

さあふざけながら水を撒こうか

(みんなみんなみてくれ)

みんなみんな見てくれ

(そうだよぼくはきみがすきだ)

そうだよ僕は君が好きだ

(さきにしぼってふりまわしたら)

先に絞って振り回したら

(しずくにぬれて)

雫に濡れて

(ぼくらはさけびたくなる)

僕らは叫びたくなる

(そんなたわいないことが)

そんな他愛ないことが

(かけがえのないにじになる)

かけがえのない虹になる

(ぼくがさいごにみたにじは)

僕が最後に見た虹は

(いつだったかおぼえていない)

いつだったか覚えていない

(きみはどうだろう)

君はどうだろう

(あおいほーすでみずをまこうか)

青いホースで水を撒こうか

(とっぴすぎるこうどう)

突飛すぎる行動

(たしかにぼくはきみがすきだ)

確かに僕は君が好きだ

(そらにむかってくるくるまわり)

空に向かってくるくる回り

(みすとのように)

ミストのように

(ひざしのなかできらめく)

日差しの中できらめく

(ぼくのたいせつなものが)

僕の大切なものが

(ほらきみにかかるにじになる)

ほら君に架かる虹になる