マタイ福音書　５章　part②

(ただ、しかり、しかり、いな、いな、であるべきだ。)

ただ、しかり、しかり、否、否、であるべきだ。

(それいじょうにでることは、あくからくるのである。)

それ以上に出ることは、悪から来るのである。

(めにはめを、はにははを)

目には目を、歯には歯を

(といわれていたことは、あなたがたのきいているところである。)

と言われていたことは、あなたがたの聞いているところである。

(しかし、わたしはあなたがたにいう。)

しかし、わたしはあなたがたに言う。

(あくにんにてむかうな。)

悪人に手向かうな。

(もし、だれかがあなたのみぎのほほをうつなら、)

もし、だれかがあなたの右の頬を打つなら、

(ほかのほおをもむけてやりなさい。)

ほかの頬をも向けてやりなさい。

(あなたをうったえて、)

あなたを訴えて、

(したぎをとろうとするものには、)

下着を取ろうとする者には、

(うわぎをもあたえなさい。)

上着をも与えなさい。

(もし、だれかが、あなたをしいて)

もし、だれかが、あなたをしいて

(いちまいるいかせようとするなら、)

一マイル行かせようとするなら、

(そのひととともに、にまいるいきなさい。)

その人と共に、二マイル行きなさい。

(もとめるものにはあたえ、)

求める者には与え、

(かりようとするものをことわるな。)

借りようとする者を断るな。

(となりびとをあいし、てきをにくめ)

隣り人を愛し、敵を憎め

(といわれていたことは、あなたがたのきいているところである。)

と言われていたことは、あなたがたの聞いているところである。

(しかし、わたしはあなたがたにいう。)

しかし、わたしはあなたがたに言う。

(てきをあいし、はくがいするもののためにいのれ。)

敵を愛し、迫害する者のために祈れ。

(こうして、てんにいますあなたがたのちちのこと)

こうして、天にいますあなたがたの父の子と

(なるためである。)

なるためである。

(てんのちちは、わるいもののうえにもよいもののうえにも、たいようをのぼらせ、)

天の父は、悪い者の上にも良い者の上にも、太陽をのぼらせ、

(ただしいものにもただしくないものにも、あめをふらしてくださるからである。)

正しい者にも正しくない者にも、雨を降らして下さるからである。

(あなたがたがじぶんをあいするものをあいしたからとて、なんのむくいがあろうか。)

あなたがたが自分を愛する者を愛したからとて、なんの報いがあろうか。

(そのようなことはしゅぜいにんでもするではないか。きょうだいだけにあいさつをしたからとて、)

そのようなことは取税人でもするではないか。兄弟だけに挨拶をしたからとて、

(なんのすぐれたことをしているだろうか。)

なんのすぐれた事をしているだろうか。

(そのようなことはいほうじんでもしているではないか。)

そのようなことは異邦人でもしているではないか。

(それだから、あなたがたのてんのちちがかんぜんであられるように、)

それだから、あなたがたの天の父が完全であられるように、

(あなたがたもかんぜんなものとなりなさい。)

あなたがたも完全な者となりなさい。