ゴールデンジャーニー

(ここにいつまでもいるつもり)

「ここにいつまでもいるつもり？」

(きみはぼぶでぃらんをきいたりして)

君はボブ・ディランを聴いたりして

(あおいこころにのたうちまわされた)

青い心にのたうち回された

(こんなちいさなさーくるのなかで)

こんな小さなサークルの中で

(まるいかぜにふかれてはなしは２ぺーじすすんだ)

丸い風に吹かれて、話は2ページ進んだ

(たいくつなのにこがれてる)

退屈なのに焦がれてる

(あぁなんだかもどかしいなねぇ)

あぁ、なんだかもどかしいな…ねぇ…！

(それはむねのときめきほどけそうでほどけない)

それは胸のときめき、ほどけそうでほどけない

(どうかわらっておくれいまは)

どうか笑っておくれ 今は

(そのいたみはいつしかうつくしくかわるから)

その痛みはいつしか美しく変わるから

(ねぇこんなじょうだんをうのみにしないで)

ねぇ、こんな冗談をうのみにしないで

(はんびらきのまどてにすこーとのぞいて)

半開きの窓、テニスコート覗いて、

(きみはとしょしつでゆめをみていた)

君は図書室で夢を見ていた

(ふるいめりーごーらんどまたがってまわって)

古いメリーゴーランドまたがって 回って

(おうごんのたびがはじまる)

黄金の旅が始まる

(とりこしくろうならいいさはなしはそれだけなのかい)

取り越し苦労ならいいさ　話はそれだけなのかい？

(なにになやんでるんだろう)

何に悩んでるんだろう

(あぁなんてよわいんだろう)

あぁ、なんて弱いんだろう

(それはわかききらめきこわれそうでこわれない)

それは若ききらめき、壊れそうで壊れない

(きっとないていいんだよいまは)

きっと泣いていいんだよ 今は

(そのいたみもいつしかうつくしくかわるから)

その痛みもいつしか美しく変わるから

(ねぇこんなじょうだんをうのみにしないで)

ねぇ、こんな冗談をうのみにしないで

(なつのなかこうしゃのかいだんかけのぼって)

夏のなか、校舎の階段駆け上って

(そのかたいとびらをひらいたさきは)

その固い扉を開いた先は

(めがくらむほどまぶしかったきがした)

目が眩むほど眩しかった気がした

(そんなことだけをおもいだしてる)

そんなことだけを思い出してる

(なにかやりのこしてるおもいなしかすすめない)

なにかやり残してる 思いなしか進めない

(いろいろすぎていくだけくびすもかえせない)

色々過ぎていくだけ、くびすも返せない

(それがもどかしくて)

それがもどかしくて…

(それはむねのときめきほどけそうでほどけない)

それは胸のときめき、ほどけそうでほどけない

(どうかわらっておくれ)

どうか笑っておくれ

(でもさかどでもなにもここにおもいいれなんてなかった)

でもさ、門出もなにもここに思い入れなんてなかった

(ねぇそれはほんとうさほんとうなんだ)

ねぇ、それは本当さ…本当なんだ