第53回 スピード認定試験1
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | もっふ | 5893 | A+ | 6.2 | 94.5% | 486.1 | 3039 | 174 | 55 | 2024/10/15 |
2 | ブリキ | 4510 | C++ | 4.7 | 95.5% | 642.7 | 3041 | 142 | 55 | 2024/11/08 |
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問題文
(いとこから、もくひょうにしていたきぎょうにごうかくしたというしらせをうけ、)
いとこから、目標にしていた企業に合格したという知らせを受け、
(しゃかいじんとなるおいわいにこうすいをおくろうときめて、でぱーとへでかけてみました。)
社会人となるお祝いに香水を贈ろうと決めて、デパートへ出掛けてみました。
(うりばにはいろとりどりのうつくしいしょうひんがならび、)
売り場には色とりどりの美しい商品が並び、
(わたしはそこで22さいのいとこににあいそうなしなをさがしていました。)
私はそこで22歳のいとこに似合いそうな品を探していました。
(ところが、てんいんにすすめられたすうしゅるいをためしていると、いつのまにかわたしのはなは、)
ところが、店員に勧められた数種類を試していると、いつの間にか私の鼻は、
(まったくはたらかなくなってしまったのです。)
全く働かなくなってしまったのです。
(こまったようすをみかねたてんいんが、いちどうりばをはなれてやすんだあとに、)
困った様子を見かねた店員が、一度売り場を離れて休んだ後に、
(またためしてみてはどうかとこえをかけてくれました。)
また試してみてはどうかと声を掛けてくれました。
(ここではよくあることのようで、いわれたとおりじかんをおいてみると、)
ここではよくあることのようで、言われた通り時間を置いてみると、
(わたしのはなはいつものきのうをとりもどしました。)
私の鼻はいつもの機能を取り戻しました。
(じゅんのうせいのたかいきかんであるため、いちどにおいになれてしまうと、)
順応性の高い器官であるため、一度においになれてしまうと、
(はんべつできなくなってしまうようです。)
判別できなくなってしまうようです。
(さて、ふらんすにはふるくから、)
さて、フランスには古くから、
(かずおおくのこうりょうをちょうごうするしょくぎょうがそんざいしていました。)
数多くの香料を調合する職業が存在していました。
(かれらのなかには、すうせんのげんりょうをかぎわけ、)
彼らの中には、数千の原料をかぎ分け、
(それらをくみあわせてすばらしいかおりをそうぞうできるてんさいがいたといいます。)
それらを組み合わせて素晴らしい香りを創造できる天才がいたといいます。
(かつてちちゅうかいえんがんからあるぷすさんみゃくまでひろがっていたこうりょうしょくぶつのめいさんちで、)
かつて地中海沿岸からアルプス山脈まで広がっていた香料植物の名産地で、
(しょくにんたちのおおくはそのさいのうをはっきしました。)
職人たちの多くはその才能を発揮しました。
(そこにはかれらのほかにも、さいばいのうかやしょうにんなどといったさまざまなみちのぷろがあつまり、)
そこには彼らの他にも、栽培農家や商人などといった様々な道のプロが集まり、
(いまもなおあいされつづけているこうすいをかずおおくよにおくりだしたともいわれています。)
今もなお愛され続けている香水を数多く世に送り出したともいわれています。
(このさんぎょうはもともと、かわせいひんのしょうしゅうをもくてきとしたものでした。)
この産業はもともと、革製品の消臭を目的としたものでした。
(このちでせいさんされたぎゅうがわのてぶくろは)
この地で生産された牛革の手袋は
(じょうりゅうかいきゅうのひとびとのあいだでりゅうこうしていたのですが、)
上流階級の人々の間で流行していたのですが、
(そのどくとくなにおいがなやみのたねでした。)
その独特なにおいが悩みの種でした。
(それをかいけつするために、)
それを解決するために、
(ばらなどのてんねんのこうりょうにひたしてそれをけすしゅほうがこうあんされたのです。)
バラなどの天然の香料に浸してそれを消す手法が考案されたのです。
(のちにかわせいひんのせいさんはすたれていきましたが、しょうしゅうのぎじゅつははってんし、)
後に革製品の生産は廃れていきましたが、消臭の技術は発展し、
(しょくぶつのさいばいやそこからせいぶんをちゅうしゅつしてはんばいするのうかがぞうかしました。)
植物の栽培やそこから成分を抽出して販売する農家が増加しました。
(そのため、このちはてんねんこうりょうのめいさんちとなっていったのです。)
そのため、この地は天然香料の名産地となっていったのです。
(しかし、20せいきにはいり、)
しかし、20世紀に入り、
(きんだいかによりたいりょうせいさんというかんがえかたがもたらされると、)
近代化により大量生産という考え方がもたらされると、
(このちのさんぎょうはいっぺんしてしまいました。)
この地の産業は一変してしまいました。
(てんこうによってげんりょうのしつやとりだかにえいきょうがでるはなばたけはすがたをけし、それにともない、)
天候によって原料の質や取り高に影響が出る花畑は姿を消し、それに伴い、
(しょくにんのしごともごうせいこうりょうをつかったちょうごうへとてんかんせざるをえなくなりました。)
職人の仕事も合成香料を使った調合へと転換せざるを得なくなりました。
(きゅうかくはにんげんにとって、とてもたいせつなかんかくであるといわれています。)
嗅覚は人間にとって、とても大切な感覚であるといわれています。
(なぜなら、しょくひんのふはいやどくなどのいきのこるうえではいじょしなければならない)
なぜなら、食品の腐敗や毒などの生き残るうえで排除しなければならない
(じゅうようなじょうほうをかんちできるからです。)
重要な情報を感知できるからです。
(また、においによってこうようかんがもたらされるため、)
また、においによって高揚感がもたらされるため、
(とてもしあわせなきぶんになれます。)
とても幸せな気分になれます。
(にんげんがかおりをりようするようになったのは、ひをはっけんしたときだといわれており、)
人間が香りを利用するようになったのは、火を発見したときだといわれており、
(そのれきしはひじょうにながいようです。)
その歴史は非常に長いようです。
(こだいえじぷとのひとびとは、)
古代エジプトの人々は、
(あたためたゆしにはーぶやはなびらをひたすことでかおりのせいぶんをうつすほうほうをあみだし、)
温めた油脂にハーブや花びらを浸すことで香りの成分を移す方法を編み出し、
(それらをかみやはだにぬっていたといいます。)
それらを髪や肌に塗っていたといいます。
(このようなしゅうかんはよーろっぱでもこのまれ、ひろまっていきました。)
このような習慣はヨーロッパでも好まれ、広まっていきました。
(やがてあらぶからあるこーるのじょうりゅうほうほうがもたらされると、)
やがてアラブからアルコールの蒸留方法がもたらされると、
(それにはーぶをもちいたさけがつくられるようになります。)
それにハーブを用いた酒が造られるようになります。
(それらはあくまでくすりとしてつかわれていたようですが、)
それらはあくまで薬として使われていたようですが、
(せいぶんによってははだやかみをすこやかにたもつみずとして)
成分によっては肌や髪を健やかに保つ水として
(ちんちょうされたものもあったといわれています。)
珍重されたものもあったといわれています。
(まさに、これがおーでころんのはじまりです。)
まさに、これがオーデコロンの始まりです。
(そして、じょうりゅうやちょうごうのぎじゅつがこうじょうすることでこうすいがつくられるようになり、)
そして、蒸留や調合の技術が向上することで香水が造られるようになり、
(ぜんしゅつのてんさいたちのかつやくがはじまるのです。)
前出の天才たちの活躍が始まるのです。
(このようなながいれきしをもつおくぶかいおくりものなら、)
このような長い歴史を持つ奥深い贈り物なら、
(きっといとこもよろこんでくれるでしょう。)
きっといとこも喜んでくれるでしょう。