B'z / どうしても君を失いたくない

(くるいなくきせつはくりかえし)

狂いなく季節は繰り返し

(あたらしいふゆがまたくる)

新しい冬がまた来る

(こおりつくようなくうきにつつまれ)

凍りつくような空気に包まれ

(きょうもめまぐるしくぼくはくらす)

今日もめまぐるしく僕は暮らす

(あけがたのぬれたみちに)

明け方の濡れた道に

(くるまをとめてひとりでめをとじ)

車を停めてひとりで目を閉じ

(すこしだけなつかしいゆめをみた)

少しだけ懐かしい夢を見た

(ぼくがはしるゆめを)

僕が走る夢を

(どうしてもきみをうしないたくない)

どうしても君を失いたくない

(むねのおくからさけんでる)

胸の奥から叫んでる

(もどることのないながれのなかで)

戻ることのない流れの中で

(こころもやしたひとだから)

心燃やした人だから

(まどにおちるゆきのつぶは)

窓に落ちる雪の粒は

(はかなくとけてなくなり)

はかなく溶けてなくなり

(ひとけのないこうさてんを)

人気のない交差点を

(ならんであるくふたりがみえる)

並んで歩く二人が見える

(こいじゃなくなることは)

恋じゃなくなることは

(ひとをうらぎることになるのか)

人を裏切ることになるのか

(あいをつらぬくことのけっかはひとつなのか)

愛を貫くことの結果はひとつなのか

(どうしてもきみをうしないたくない)

どうしても君を失いたくない

(むねのおくからさけんでる)

胸の奥から叫んでる

(もどることのないながれのなかで)

戻ることのない流れの中で

(こころもやしたひとだから)

心燃やした人だから

(おなじなみだをながしあえるかけがえのないひとよ)

同じ涙を流しあえるかけがえのない人よ

(どうかつよくてをとりあおう)

どうか強く手をとりあおう

(つらいときはなけばいい)

つらい時は泣けばいい

(ふたりのことにふたをしていきるとか)

二人のことに蓋をして生きるとか

(はげしくにくみあってわすれるとか)

激しく憎みあって忘れるとか

(ぼくらのいきさきがどこかにあるはずだ)

僕らの行き先がどこかにあるはずだ

(どうしてもきみをうしないたくない)

どうしても君を失いたくない

(むねのおくからさけんでる)

胸の奥から叫んでる

(もどることのないながれのなかで)

戻ることのない流れの中で

(こころもやしたひとだから)

心燃やした人だから

(いつかいっしょにうみにいこう)

いつか一緒に海に行こう

(なみのおとをききたい)

波の音を聞きたい

(あのひのすなのうえでおどろう)

あの日の砂の上で踊ろう

(すぎゆくひびにてをふって)

過ぎゆく日々に手をふって

(ついおくのかけらはうっすらとしろく)

追憶のかけらはうっすらと白く

(せかいをつつんでいる)

世界を包んでいる

(きみはめざめでかけてゆく)

君は目覚め出かけてゆく

(かわらないまちのひとごみのなかに)

変わらない街のひとごみの中に