むかいあわせ

(おかえりやっとあえたずいぶんながいたびだった)

おかえり　やっと会えた　ずいぶん長い旅だった

(とちゅうでそっとよびかけたけどまえをみたまんまでこたえなかった)

途中でそっと呼び掛けたけど 前をみたまんまで応えなかった

(どこへゆけたなにをみつけただれかのことすきになった)

どこへ行けた？何を見つけた？ 誰かのこと好きになった？

(もっとわらってはなしてごらんよずいぶんとくもったかおしてる)

もっと笑って話してごらんよ ずいぶんと曇った顔してる

(よりみちでもしてみたらけしきがもっとあざやかになる)

寄り道でもしてみたら 景色がもっと鮮やかになる

(いますなおにうけとめようこのせかいのざわめきをとうときひを)

今素直に受け止めよう この世界のざわめきを尊き日を

(こころとこころをむかいあわせやさしくりんかくをなぞった)

心と心をむかいあわせ　優しく輪郭をなぞった

(しらずにほうっておかれたきずがいくつかのこっていたよ)

知らずに放って置かれた傷が いくつか残っていたよ

(まっかにはれあがるそのきずをさすってもとどおりにするよ)

真っ赤に腫れあがるその傷を さすって元どおりにするよ

(ゆっくりゆっくりねむればいいぼくがまもってあげる)

ゆっくりゆっくり眠ればいい ボクが守ってあげる

(はろーぐっばいいろんなことがなんどもいったりきたりで)

ハローグッバイ いろんなことが何度も行ったり来たりで

(しあわせなことかなしくなることいっぽんのみちのうえにあったりする)

幸せなこと　悲しくなること 一本の道の上にあったりする

(もうすこしだけあるこうよせっかくここまできたんだから)

もう少しだけ歩こうよ せっかくここまで来たんだから

(だれもがこのみちをとおるからひだまりのばしょたずねてむかってみよう)

誰もがこの道を通るから　 陽だまりの場所　尋ねて向かってみよう

(こころとこころをかさねあわせみみをあててききとるめっせーじ)

心と心を重ねあわせ　 耳を当てて聞きとるメッセージ

(きえそうなちいさなさけびごえがずっときこえてくるよ)

消えそうな小さな叫び声が ずっと聞こえて来るよ

(どうしてどうしてつよくなれないなみだがまじったそのことば)

「どうしてどうして強くなれない？」 涙が交じったその言葉

(だいじにひろっておおきくしてそらへはこんでゆくよ)

大事に拾って大きくして　空へ運んで行くよ

(それはぼくにしかできない)

それはボクにしか出来ない

(どこにもおきざりにできない ましてやこわすためのゆうきなんてもっていない)

どこにも置き去りにできない ましてや壊すための勇気なんてもっていない

(まわたにくるんでこのおもいだきかかえる)

真綿にくるんで　この思い抱きかかえる

(さよならまたたびへでるんだねうしろをふりむかずにゆくんだ)

さよなら　また旅へ出るんだね 後ろを振り向かずに行くんだ

(まだみぬすてきなけしきがあるしんじてすすんでみよう)

まだ見ぬ素敵な景色がある 信じて進んでみよう

(こころとこころをむかいあわせそこにうまれるものがあるよ)

心と心をむかいあわせ そこに生まれるものがあるよ

(それをひとはあいとよんでいる)

それを人は愛と呼んでいる

(ぼくにもみせておくれよきっとみつけられるから)

ボクにも見せておくれよ きっと見つけられるから

(あなたあなたにであいたい)

あなた　あなたに出逢いたい