面白い話 ~20年後の彼ら~ 第10話-3
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問題文
(くちからけむりをだし、けいれんしながら・・・・・・にせすねおがくずおれる。)
口から煙を出し、痙攣しながら……偽スネ夫がくず折れる。
(にせすねお「なん・・・・・・なん・・・・・・な・・・・・・んで・・・・・・」)
偽スネ夫「なん……なん……な……んで……」
(さいごにおおきくけいれんしてこぴーろぼっとはうごかなくなった。)
最後に大きく痙攣してコピーロボットは動かなくなった。
(できすぎ「ぐ・・・・・・あぶなかった・・・・・・」)
出木杉「ぐ……危なかった……」
(できすぎ「しかしのびたくんもいじのわるいぶきをつくるよな」)
出木杉「しかしのび太くんも意地の悪い武器を作るよな」
(あしもとから、こげたすたんがんをひろいあげる。)
足元から、焦げたスタンガンを拾いあげる。
(できすぎ「すいっちからでんりゅうがながれるすたんがんなんてさ」)
出木杉「スイッチから電流が流れるスタンガンなんてさ」
(2しゅうかんまえ、すたんがんをわたしながらのびたがせつめいしていた。)
2週間前、スタンガンを渡しながらのび太が説明していた。
(のびた「このすたんがんはね、とくしゅなそうちがついてるんだ。)
のび太「このスタンガンはね、特殊な装置がついてるんだ。
(ぐりっぷのそこについてるちいさなつまみなんだけど・・・・・・)
グリップの底についてる小さなつまみなんだけど……
(これをみぎにひねるとふつうにすたんがんとしてつかえる。)
これを右にひねると普通にスタンガンとして使える。
(ところがこれをひだりにしておくと、)
ところがこれを左にしておくと、
(かいろがきりかわりでんきょくではなくすいっちからでんりゅうがながれるんだ」)
回路が切り替わり電極ではなくスイッチから電流が流れるんだ」
(しずか「どうしてそんなきのうを?」)
しずか「どうしてそんな機能を?」
(のびた「いりょくのたかいぶきほどあいてにうばわれたときのたいさくがひつようなのさ。)
のび太「威力の高い武器ほど相手に奪われたときの対策が必要なのさ。
(じぶんがつかうときいがいはつまみをひだりにせっとしておく。)
自分が使うとき以外はつまみを左にセットしておく。
(これならてきにすたんがんをとられても、)
これなら敵にスタンガンをとられても、
(しらずにむこうがこれをつかえばじめつさせられる」)
知らずに向こうがこれを使えば自滅させられる」
(できすぎ「なんというか、さすがのびたくん・・・・・・わるぢえがはたらくね」)
出木杉「なんというか、さすがのび太くん……悪知恵が働くね」