夏空と走馬灯
『強欲』
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歌詞(問題文)
(かぜがてりつけるそらへてをひくくらいに)
風が照り付ける空へ 手を引くくらいに
(ふきぬけたのはしちがつのおわり)
吹き抜けたのは 7月の終わり
(のぞんでいたずっとまちのぞんでいた)
望んでいた ずっと待ち望んでいた
(あのひみたいなせいてんだったんだ)
あの日みたいな晴天だったんだ
(きょうはなつかしいきみとはなしがしたいな)
今日は懐かしい君と話がしたいな
(よわきなぼくをわらうかな)
弱気なボクを笑うかな
(ちいさなおくじょうにのぼり)
小さな屋上に登り
(なんでもみえたあのひみたいに)
何でも見えた あの日みたいに
(おひさまがてっぺんにのぼったら)
お日様が天辺に昇ったら
(いしのふくろうまえにまちあわせ)
石のフクロウ前に待ち合わせ
(はいせんをたどってじかんつぶして)
廃線を辿って 時間潰して
(どこかいこうよどこでもいいよ)
どこか行こうよ どこでもいいよ
(いろあせはずまないぼーると)
色褪せ弾まないボールと
(ちゃけたすいとうなんかもっていこう)
ちゃけた水筒なんか持っていこう
(きられぎみのせびろをきて)
着られ気味の背広を着て
(きみはいった)
君は言った
(なつはおわったんだ)
「夏は終わったんだ
(ぼくらのなつはおわったんだ)
僕らの夏は終わったんだ
(ゆめをみれるようなじかんは)
夢を見れるような時間は
(とっくにすぎたんだ)
とっくに過ぎたんだ
(だれにねだったって)
誰に強請ったって
(どこへさがしにいったって)
何処へ探しに行ったって
(あのひはもうないんだ)
あの日はもうないんだ
(ぼくらおとなになったんだ)
僕ら 大人になったんだ」
(わかってる)
わかってる
(いつもしあわせは)
いつも幸せは
(どれもなくしてはじめて)
どれも失くして初めて
(きづくものだとおそわった)
気づくものだと教わった
(なのにわすれたいことは)
なのに 忘れたいことは
(わすれたいことのひきだしのなか)
「忘れたいこと」の引き出しの中
(きりつれいでかけだすあのひから)
起立 礼 で駆け出すあの日から
(おいてけぼりのぼくはすわっている)
置いてけぼりのボクは座っている
(ゆめをかいたのーとやぶったてすと)
夢を描いたノート 破ったテスト
(かすってないぞみらいよそうず)
かすってないぞ 未来予想図
(よくばりなぼくのかばんには)
欲張りなボクのかばんには
(いまもすてずにちゃんととっていた)
今も捨てずにちゃんと取っていた
(すがるようなおもいでが)
縋るような思い出が
(すべてだったのに)
全てだったのに
(なつはおわったんだ)
夏は終わったんだ
(ぼくらのなつはおわったんだ)
僕らの夏は終わったんだ
(たあいのないきょうを)
他愛のない今日を
(いたずらにすごせやしないんだ)
悪戯に過ごせやしないんだ
(あのひはもうないんだ)
あの日はもうないんだ
(ぼくもおとなになったんだ)
僕も大人になったんだ
(それでももういいんだ)
それでももういいんだ
(きみとわらえるならいいんだ)
君と笑えるならいいんだ
(なつはおわったんだ)
「夏は終わったんだ
(ぼくらのなつはおわったんだ)
僕らの夏は終わったんだ
(ゆめをみれるようなじかんは)
夢を見れるような時間は
(とっくにすぎたんだ)
とっくに過ぎたんだ
(だれにねだったって)
誰に強請ったって
(どこへさがしにいったって)
何処へ探しに行ったって
(あのひはもうないんだ)
あの日はもうないんだ
(ぼくらおとなになったんだ)
僕ら 大人になったんだ」
(きみとみてきたんだなつとそうまとうのそら)
君と見てきたんだ 夏と走馬灯の空