面白い話 ~20年後の彼ら~ 第13話-1
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問題文
(のびたがめをさますと、そこはふじこだいがくのきょうどうけんきゅうしつだった。)
のび太が目を覚ますと、そこは藤子大学の共同研究室だった。
(dr-1をつくっているへやだ。)
DR-1を作っている部屋だ。
(さぎょうだいのうえにどらえもんそっくりのdr-1がのっている。)
作業台の上にドラえもんそっくりのDR-1が乗っている。
(へやのなかにはほかに、できすぎとじゃいあんとしずかもいた。)
部屋の中には他に、出木杉とジャイアンとしずかもいた。
(3にんも、そしてのびたじしんもくちにがむてーぷをはられ、)
3人も、そしてのび太自身も口にガムテープを張られ、
(からだをろーぷでしばられている。)
体をロープで縛られている。
(めのまえには、くろふくのおとこ。)
目の前には、黒服の男。
(そのゆびにはくうきぴすとるがそうちゃくされていた。)
その指には空気ピストルが装着されていた。
(くろふく1「ごうだたけしはしっているだろうが、このくうきぴすとるはかいぞうひんだ。)
黒服1「剛田武は知っているだろうが、この空気ピストルは改造品だ。
(かんつうりょくもあるし、じゅうぶんににんげんをころすいりょくがある」)
貫通力もあるし、十分に人間を殺す威力がある」
(おとこはそのくうきぴすとるのじゅうこうをしずかのみけんにむけた。)
男はその空気ピストルの銃口をしずかの眉間に向けた。
(くろふく1「あんしんしてくれ。ほねかわすねおがくるまではきみたちはころさない。)
黒服1「安心してくれ。骨川スネ夫が来るまでは君たちは殺さない。
(やつをよぶためのえさになってほしいんでね・・・・・・。)
奴を呼ぶための餌になってほしいんでね……。
(しかし、ただまっているのもたいくつだ。)
しかし、ただ待っているのも退屈だ。
(ちょっとしたあそびをしようじゃないか」)
ちょっとした遊びをしようじゃないか」
(くろふくはそういうと、じゅらるみんけーすを)
黒服はそういうと、ジュラルミンケースを――
(のびたがつくったくうきぴすとるをつくえのうえにのせ、)
のび太が作った空気ピストルを机の上に乗せ、
(じゅうこうをじぶんのほうへとむけた。)
銃口を自分の方へと向けた。
(くろふく1「くうきのあっしゅくはしておいた。つまり、きみたちのだれかが)
黒服1「空気の圧縮はしておいた。つまり、君たちの誰かが
(”あのことば”をくちにすれば、このくうきぴすとるでおれをたおせる)
"あの言葉"を口にすれば、この空気ピストルで俺を倒せる
(ということになる。ところで、みたところ)
ということになる。――ところで、見たところ
(きみのつくったくうきぴすとるはだれのこえでも)
君の作った空気ピストルは誰の声でも
(はんのうするようにできているらしい。しかし、ふつうはそれじゃ)
反応するようにできているらしい。しかし、普通はそれじゃ
(ぼうはつのかのうせいがある。だからおれのくうきぴすとるは、)
暴発の可能性がある。だから俺の空気ピストルは、
(とうろくしたにんげんのこえだけにはんのうするようになっている。)
登録した人間の声だけに反応するようになっている。
(どうじにとうろくできるこえは5にんまで。)
同時に登録できる声は5人まで。
(そして・・・・・・いまこのくうきぴすとるには)
そして……今この空気ピストルには
(おれ、しんだあいぼう、のびのびた、できすぎえいさい、ごうだたけしのこえがとうろくされている」)
俺、死んだ相棒、野比のび太、出木杉英才、剛田武の声が登録されている」
(くろふくのおとこはちかづいてくると、のびたのくちのがむてーぷをはがした。)
黒服の男は近づいてくると、のび太の口のガムテープをはがした。
(つづいて、できすぎ、じゃいあんのがむてーぷもはがす。)
続いて、出木杉、ジャイアンのガムテープもはがす。
(そしてふたたびくうきぴすとるをしずかのみけんにむけた。)
そして再び空気ピストルをしずかの眉間に向けた。
(くろふく1「さあ、いいたければいえ。)
黒服1「さあ、言いたければ言え。
(”あのことば”をいえばおまえらのくうきぴすとるがさどうして)
"あの言葉"を言えばおまえらの空気ピストルが作動して
(おれをたおすことができる。ただし、どうじにおれのくうきぴすとるもさどうし、)
俺を倒すことが出来る。ただし、同時に俺の空気ピストルも作動し、
(みなもとしずかがしぬことになるがな」)
源静香が死ぬことになるがな」
(のびた、できすぎ、じゃいあんの3にんはだまっていた。)
のび太、出木杉、ジャイアンの3人は黙っていた。
(「ばん」といえばくろふくのおとこをたおすことができる。)
「バン」と言えば黒服の男を倒すことが出来る。
(しかし、どうじにしずかもしぬ・・・・・・)
しかし、同時にしずかも死ぬ……
(じゃいあん(いえねぇ・・・・・・いえばしずかちゃんがしんじまう))
ジャイアン(言えねぇ……言えばしずかちゃんが死んじまう)
(できすぎ(・・・・・・やつのくうきぴすとるにとうろくされているこえは、)
出木杉(……奴の空気ピストルに登録されている声は、
(ぼく、のびたくん、ごうだくん、くろふくのおとこたち・・・・・・ということは))
僕、のび太くん、剛田くん、黒服の男たち……ということは)
(のびた(やつのくうきぴすとるにこえをとうろくされてないにんげん・・・・・・)
のび太(奴の空気ピストルに声を登録されてない人間……
(すねおがやつにみつかるよりさきに「ばん」といえばぼくらのかちだ))
スネ夫が奴に見つかるより先に「バン」と言えば僕らの勝ちだ)
(しずかが、「わたしにかまわずいって」といいたげなめで3にんをみている。)
しずかが、「わたしに構わず言って」と言いたげな目で3人を見ている。
(しかし、そのせんたくしは3にんにはなかった。)
しかし、その選択肢は3人にはなかった。
(できすぎ(やるしかない・・・・・・))
出木杉(やるしかない……)
(できすぎはうしろででけいたいでんわをそうさし、すねおのけいたいにでんわをかけた。)
出木杉は後ろ手で携帯電話を操作し、スネ夫の携帯に電話をかけた。