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問題文
(そのなまえからもやしんのほどがうかがえる)
その名前からも野心のほどがうかがえる
(ろしあがせんげつしょうにんしたしんがたころなういるすわくちん「すぷーとにく5」だ)
ロシアが先月承認した新型コロナウイルスワクチン「スプートニク5」だ
(1957ねん、きゅうそれんがうちゅうにおくりだしたじんるいはつのじんこうえいせいのなをかんし、)
1957年、旧ソ連が宇宙に送り出した人類初の人工衛星の名を冠し、
(こんかいも「せかいはつ」とむねをはる)
今回も「世界初」と胸を張る
(だがさいしゅうだんかいのしけんはこれから、ときくとやはりこわい)
だが最終段階の試験はこれから、ときくとやはり怖い
(いちばんのりをめざすちゅうごくも、)
一番乗りを目指す中国も、
(いしやけんえきかんらにみしょうにんのままじこくでかいはつちゅうのわくちんをうちはじめたという)
医師や検疫官らに未承認のまま自国で開発中のワクチンを打ち始めたという
(とらんぷべいだいとうりょうはさいせんをめざすえんぜつのなかで)
トランプ米大統領は再選を目指す演説のなかで
(「ねんないにわくちんをきょうきゅうする」といきまいた)
「年内にワクチンを供給する」と息巻いた
(いっぽでもらいばるのまえにでようとしのぎをけずるたいこくのふるまいは、)
一歩でもライバルの前に出ようとしのぎを削る大国のふるまいは、
(まるでれいせんじだいのぐんかくやうちゅうかいはつきょうそうをおもいおこさせる)
まるで冷戦時代の軍拡や宇宙開発競争を思い起こさせる
(とけいのはりが60ねんぶんくらいまきもどったようだ)
時計の針が60年分くらい巻き戻ったようだ
(けれどもそのかこのほぼどうじてんに、わたしたちはいまをてらすきぼうもみいだせる)
けれどもその過去のほぼ同時点に、私たちは今を照らす希望も見いだせる
(せかいほけんきかん(who)がてんねんとうの)
世界保健機関(WHO)が天然痘の
(「ちきゅうきぼのこんぜつけいかく」をうちだしたのは58ねんだった)
「地球規模の根絶計画」を打ち出したのは58年だった
(きゅうそれんがはつあんし、whoのねっしんなちょうていとふんとうのおかげでせかいのくにぐにがさんどう)
旧ソ連が発案し、WHOの熱心な調停と奮闘のおかげで世界の国々が賛同
(てんねんとうはついに80ねんにぼくめつされた)
天然痘はついに80年に撲滅された
(けいかくをひきいたのは、にほんじんいがくしゃのありたいさおさん。)
計画を率いたのは、日本人医学者の蟻田功さん。
(こっかかんにはいつのじだいもおしみやさべつ、せいじしゅうきょうかんのちがいがよこたわるが、)
国家間にはいつの時代も惜しみや差別、政治・宗教間の違いが横たわるが、
(「てんねんとうこんぜつというようなりそうをもとめるこころは、)
「天然痘根絶というような理想を求める心は、
(じんるいのしんぽをうながすじゅうようなどうきになっています」と)
人類の進歩を促す重要な動機になっています」と
(「ちきゅうじょうからてんねんとうがきえたひ」(あすなろしょぼう)にしるした)
「地球上から天然痘が消えた日」(あすなろ書房)に記した
(たいころなでもかくあれかしとねがう)
対コロナでもかくあれかしと願う